ビズリーチ | キャリアペディア

企業やヘッドハンターと求職者をつなぐ、マッチングサービス。転職を希望する人が、会員登録（無料）をしたうえで、職務経歴など、必要事項を記入すると、ヘッドハンターや転職会社からオファーを受けられるという仕組み。

国内外の転職会社、ヘッドハンターがビズリーチに登録しており、それぞれが独自のコネクションを利用して、求人情報を集めているため、ビズリーチ経由でアクセス出来る求人数は、10万件を軽く超えています。

その大半は、経験豊かなビジネスマンを募集するものであり、課長、部長、執行役員、工場長、経営責任者（社長）など、中間管理職、上級管理職、役員レベルの求人も、多数見つかります。

想定される年収も、1000万円を超えるようなものが多く、ハイクラス人材専門のサービスと言えます。そのため、社会人経験がない人、少ない人だと、利用するのは難しいです。

ビズリーチの特徴

ビズリーチが扱う求人は、ハイクラスということもあり、勤務地別にみると、関東地方（東京首都圏）に集中していますが、その一方で、48都道府県、全てのエリアをカバーしているので、数は少なくなりますが、地方でも、ハイクラスの求人を紹介してもらうことが出来ます。

実際、ハイクラス求人の取扱数ということで言えば、ビズリーチを上回る転職会社というのは、まず存在しないので、地方で転職先を探す時には、極めて貴重な情報源となります。

ビズリーチの特徴として、駐在員候補を募集する求人の数が非常に多くなっています。これは、海外赴任を前提としての求人となり、採用が決まり次第、現地に赴任することになります。

下記のグラフを見て頂けると分かりますが、赴任先は中国、韓国、香港など、東アジアを中心としつつ、全世界に及んでいます。

アフリカ、中近東、ロシアなど、一般的な転職会社では扱っていないような、珍しい求人も存在するので、海外勤務に興味がある人は、ビズリーチには必ず登録しておいたほうがいいです。

冒頭でも触れましたが、ビズリーチが扱う求人というのは、高年収案件のみとなっています。ビズリーチに登録されている求人を年収別に分類すると、1000万以下の求人というのは、全体の1割以下です。

全体の4割近くが、年収1300万円以上であり、年収2000万円以上の求人についても、3％近くになります。

この背景には、役職レベルの求人が多い、給与水準が高い外資からの求人が多いという事情が挙げられますが、キャリアアップを目的に転職を目指すような人にとっては、最適な求人が幾らでも見つかるでしょう。

業種別に見ると、ビズリーチは、外資の求人が多いこともあり、金融・保険、IT、コンサルティングといった業種の求人の割合が高くなっています。

また、メーカー、商社、建設、不動産、メディカル、流通といった業種でも、一定数の求人が見つかりますが、これらは、海外市場に進出している日系グローバル企業からの求人がメインと考えてください。

職種別に見ると、まず特徴的なのが、経営部門や管理部門に関連する求人が多いということですが、それ以外では、営業、マーケティング、ITエンジニアを募集する求人が多くなっています。

また、コンサルティングや金融、建設、メディカル、機械・電子・半導体といった分野における、プロフェッショナル人材を募集する求人も多くなっています。

それぞれ、もう少し細かく、職種を挙げるとすると、こんな感じですが、いずれも、専門性が問われる職種となります。

繰り返しになりますが、ビズリーチはハイクラス求人を専門的に扱うサービスであり、経験豊富なビジネスマン向けです。

実際、ビズリーチを利用して、転職した人の約5割は、前職の年収が600万円以上なので、このデータを見ても、どういった人達を対象にしたサービスなのか、推測がつくと思います。

ただし、最近は企業間の人材獲得競争が激化していることもあり、ハイクラスの求人でも、応募条件のハードルが下がりつつあります。特に30代前半ぐらいの若いビジネスマンであれば、少しぐらい経験不足でも、採用されるケースが増えています。

また、その逆で、これまでだったら、年齢でアウトになっていた40代、50代といった年代のビジネスマンでも、相応の職歴があれば、採用されるようになってきているので、そういった意味では、間口が広がっています。

ビズリーチは、無料で登録出来るので、とりあえず、自分の職務経歴をアップしておいて、どんなオファーが来るか、反応を見るというのもいいと思います。