独立系のSler企業、テラテクノロジー。1991年にシステム事業開発を開始して以降、政府系システム、通信キャリアネットワーク、流通業向けシステム、金融分野システム、情報サービスソリューションといった分野に業務を拡大しています。
現在は、携帯電話のシステムや役所の電子申請システムの開発が事業の中心となっており、順調に成長を続けている企業です。2016年に、社名が現在のテラテクノロジーへと変更されました。
東京に本社を構え、大阪に支店、島根にR&Dセンターを持つテラテクノロジーは、2000年代前半から、人件費の安い中国やベトナムの企業にシステム開発を委託する、「オフショア開発」をすすめており、ベトナムから研修生を受け入れるなど、積極的に海外へも目を向けています。
人材登用の動きも活発で、中途採用に関しても、いくつかの職種において求人が出ているので、テラテクノロジーへの転職のチャンスは、少なくありません。
このページでは、テラテクノロジーの中途採用求人の傾向、及び、勤務する社員の年収・給与水準、社内の就労環境について、まとめていますので、転職活動の際に参考にしてください。
テラテクノロジーの中途採用求人の傾向
中途に関しては、プロジェクトマネージャー、システムエンジニア、プログラマー、といった職種において、求人が発生しています。
いずれの職種についても、学歴は不問ですが、年齢は20~39歳くらいまでとなっています。必要な実務経験としては、システム開発経験があることが必須となりますが、言語や分野は不問となっており、また、要求される経験年数は職種によって異なります。
その他にも、インフラ・ネットワーク構築の経験や、制御・組込み経験などといった、持っていれば歓迎される経験もいくつかあるので、詳細については、応募要項において、確認するようにしてください。
求人情報の入手方法
求人情報の入手方法ですが、テラテクノロジーの公式サイト内にある採用情報ページにおいて、現在、募集がかかっている求人の一覧について、確認することが出来ます。
https://www.teratech.co.jp/recruit/career/index.html
また、中途に関しては、転職会社経由でも募集がかけられているので、そちらに問い合わせることでも、求人情報を入手することが出来ます。
公式サイト、転職会社、どちらでも、入手出来る情報に変わりはありませんが、転職会社の場合、様々な企業の求人案件を扱っているので、テラテクノロジーだけでなく、他社の求人のことについても知りたいという時には、まとめて情報を教えてもらえるので便利です。
このページの最後に、テラテクノロジーの中途採用求人を扱っている代表的な転職会社をリストアップしておきますので、情報源として活用してください。
テラテクノロジーの社員の年収・給与制度について
テラテクノロジーに勤務する社員の給与水準ですが、具体的な年収事例を幾つか挙げると、以下のようになります。
- SE 24歳 年収300万円
- SE 27歳 年収420万円
- SE 30歳 年収550万円
- SEプロジェクトリーダー 32歳 年収600万円
- SE マネージャー 36歳 年収750万円
- カスタマーサポート 29歳 年収280万円
- カスタマーサポート 33歳 年収300万円
- プロジェクトマネージャー 27歳 年収500万円
- プロジェクトマネージャー 35歳 年収490万円
- プログラマー 27歳 年収520万円
- プログラマー 29歳 年収500万円
- アプリケーション設計 27歳 年収500万円
- アプリケーション設計 31歳 年収600万円
テラテクノロジーの給与制度は、基本給に加えて、年2回の賞与が支払われるというオーソドックスな給与体系となっており、給与水準は、この業界内において平均的といえます。
年2回の評価によって、ボーナスと翌年の昇給額が決まりますが、昇給に関しては、昇給幅が少なく、それほど大きな増額は期待できないのが実情です。ちなみに、ボーナスについては、基本給のおおむね3か月分が支給されます。
また、会社として、社員の資格取得を積極的に推奨しており、情報処理系の資格を取ると、毎月資格手当が支払われます。資格によって、毎月5000円~30000円といった金額となっているので、有資格者にとっては嬉しい制度です。
資格手当だけでなく、住宅手当や家族手当もありますし、残業代についても、働いた分だけ、1分単位で支払われます。残業は、夜だけでなく、朝早く出社して働いたものに関しても同様の扱いとなりますので、サービス残業は一切ありません。
福利厚生については、各種社会保険が完備されているのはもちろんのこと、確定拠出年金や社員旅行、全国の提携保養施設やスポーツ施設が安く利用できるといったものや、年1回、会社費用負担で受けられる人間ドックなども用意されています。
中途採用で入社する時の注意点
中途採用の場合、経験や能力を考慮したうえで、給与額が決められることになりますが、交渉次第で変わってくるという要素があるので、テラテクノロジーからの提示額に納得がいかない時には、そこで妥協せず、会社側と話し合うようにしてください。
テラテクノロジーは、大幅な昇給が見込める会社ではないので、転職時に設定された給与額が、後々まで付いて回ることになり、それだけに、このタイミングでの交渉は、非常に重要です。
もし、こういった条件交渉は苦手ということであれば、前述した転職会社に、代行してもらうことをオススメします。彼らは転職のプロであり、この手の交渉に慣れているので、うまく話を進めてくれます。
その結果として、何らかの上積みが為されるケースが少なくないので、苦手な人が自分で強引に進めるよりも、最初から任せてしまったほうが賢明です。
テラテクノロジーのモチベーション・評価制度について
テラテクノロジーの評価制度は、目標管理制度となっており、半期ごとに目標達成度合いや、面談内容を加味して、直属の上司が評価をする仕組みです。基本的には成果主義となっており、何か数字として残るものを作っておくと、評価につながりやすいという傾向があります。
評価基準が、評価者によって異なるという状況を防ぐために、点数制を用いた評価や、他部署からの評価といったものも取り入れられてはいますが、やはり査定者である上司の意向が強く、評価基準に不明瞭さを感じている人も一定数います。
そのため、テラテクノロジーで高評価を得るためには、真面目に働くのはもちろんのこと、普段からしっかりと上司とコミュニケーションを取り、自分が求められている役割を理解したうえで、その役割をしっかりと果たしていくことが必要です。
とはいえ、クライアント先で常駐して業務をしているような場合においては、日常的に上司と同じ職場で働いているわけではないので、仕事ぶりを直接見ていない人が評価することになるため、納得感の高い評価を受けるのはなかなか難しいようです。
テラテクノロジーの成長・キャリア開発体制について
テラテクノロジーの教育体制は、ある程度整ってはいますが、他の企業と比較しても、それほどユニークなものがあるといった印象はありません。
研修については、一般的な経験に応じて取得が推奨される技術研修や、階層ごとに求められる行動指針を形成するための階層別研修、コミュニケーション、マネジメントなど、業務遂行や自己成長に向けたヒューマンスキル研修、などが用意されています。
ただし、前にも述べましたが、テラテクノロジーは社員の資格取得を推奨しており、そういう意味では社員の成長に力を入れている企業といえます。資格取得に対する毎月の手当や、受験料負担、合格お祝い金、といったものだけでなく、書籍購入や外部講習会の費用負担などもあります。
また、業務面においてどれだけ成長できるのかというところですが、これはどの会社においても言えることですが、どのプロジェクトに参加できるかという要素も大きく影響します。職種を超えたプロジェクトなどに参加できれば、様々な経験を積むことができるので、成長機会は多いです。
とはいえ、成長というのは、もちろん個人のやる気次第なので、実際に、やる気のある人は、積極的に資格を取得するなど、自分のキャリアアップに力を入れています。
ワークライフバランスについて
テラテクノロジーの就労環境は、この業界内においては、比較的良いほうだといえます。以前は業務量も多く、長時間残業が当たり前の風土でしたが、近年では会社としても残業時間を減らす方向で動いており、実際に残業時間は少なくなっています。
とはいえ、所属部署や参加プロジェクトによるところもまだまだ大きく、時期によってはワークライフバランスがなかなか取れないといったケースもあるので、その点は頭に入れておいたほうがいいです。
また、テラテクノロジーは成果主義の会社ということもあり、中には、高い評価を受けるためにあえて遅くまで働いている人や、残業代が全額支給されるので、多く残業をしている人が一部存在するのも事実です。
ちなみに、勤務時間については、フレックス制が採用されており、自分のライフスタイルにあった働き方をすることができるので、家族がいる人は朝早く来て夕方早めに帰るなど、比較的自由度高く働いている人も多いです。
女性の働きやすさについて
テラテクノロジーは、仕事面、待遇面において、男女の区別はありません。仕事で認められれば、女性でも男性同様に昇給・昇格していくので、バリバリ働いてキャリアを積みたいと考える女性でも、やりがいを持って働くことができます。
もともと女性社員の割合がそれほど高くはないので、多くはないですが、実際に女性の管理職もいますし、近年では女性社員の定着率が良くなってきているので、今後はますます管理職登用も増えていくはずです。
産休・育休に関しては、希望すれば問題なく取得できる風土ですし、実際に復職している女性社員も増えています。ただし、復職後の勤務については、時短勤務の制度がないので、その点は注意が必要です。
休職前と同様の時間、働かなければならないので、子育てと両立していくためには、ある程度体力が必要といえます。とはいえ、フレックス制があるため、勤務時間についてはスケジュール調整もしやすく、自分のペースで働くことが可能です。
テラテクノロジーの転職先としての価値
ここまで、テラテクノロジーの就労環境について、様々な角度からお伝えしてきましたが、印象としてはいかがだったでしょうか。
テラテクノロジーは、給与水準はごく平均的ですが、福利厚生や各種手当なども充実しているので、待遇面において大きな不満なく働ける会社ですし、転職先として検討する価値は十分にあるといえます。
基本的にハードワークなことが多いこの業界内において、テラテクノロジーは比較的ワークライフバランスも取りやすい環境であり、仕事だけでなくプライベートの時間も確保したいと考えている人にとってはオススメです。(もちろん、時期やプロジェクトによっては難しいケースも発生します。)
また、テラテクノロジーは社員の積極的な資格取得を推奨しているため、資格手当や取得お祝い金、書籍購入費用負担など、資格取得に対するメリットが充実しており、そういう意味では、今後、資格取得を考えている人にとってもオススメです。
こういった要素を総合的に考えて、転職の判断を下す必要がありますが、自分一人で判断するのが難しいということであれば、前述した転職会社に相談するのがベストです。プロの視点で、客観的にアドバイスしてくれるので、参考になります。
テラテクノロジーの中途採用求人を扱っている転職会社
下記に、テラテクノロジーの中途採用求人を扱っている転職会社をリストアップしておきますが、判断材料となる情報がもっと欲しいということであれば、ぜひ直接コンタクトして、話を聞いてみてください。
自分に合う会社かどうか、判断がつかない時には、相談することも出来ますし、他社の求人を紹介してもらって、比較検討してみるといったことも出来ます。転職先候補を決める際には、転職会社は、色々と頼りになるので、うまく活用してください。
※JACに関する補足
- JACは海外移住、海外転職を支援するサービスではありません。海外勤務、海外駐在などの求人を紹介してもらえます。
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