ニラクの中途採用事情～求人の傾向、社員年収、就労環境など～

1950年の創業以来、エンターテイメント分野、特にパチンコホールビジネスを中心に事業展開を行っている会社、それが『ニラク』です。

『明るく』『楽しく』『面白く』を理念とし、その地域の人々の幸せな時間を創造することを掲げ、2016年3月末時点では東北地方を中心にパチンコホールを57店舗運営するに至っています。

2015年4月には、ニラクを傘下にもつ持ち株会社である『ニラク・ジーシー・ホールディングス』が香港証券取引所メインボードに上場や、直近では旗艦店となる福島大平寺店をOPENするなど同社の事業展開は順調に行われています。この動向は今後ますます高まる事でしょう。

このような背景から、人材採用の動きが活発化しており、中途に関しても、様々な職種において、募集がかかっています。ニラクへの転職のチャンスは豊富に存在するので、関心がある人は、このタイミングで真剣に検討することをオススメします。

このページでは、ニラクの中途採用求人の傾向、及び、社員の年収・給与水準、社内の労働環境についてまとめていますので、参考にしてください。

ニラクの中途採用求人の傾向

現在のところニラクでは新卒中心の採用を行っており、中途採用は行っておりません。しかし、転職会社経由では過去に募集が確認できますので、中途採用向けの職種と内容をまとめています。以下、職種と募集要項になります。

＜職種＞
全勤務地を対象としたストアマネージャー候補

応募資格として、学歴は不問ですが、年齢制限があり、この募集の場合は32歳まで地なっています。第二新卒、フリーター、未経験者も可能となっております。いずれも全国転勤を前提とした正社員（無期雇用）募集となります。

ニラクでは、異動できる範囲に応じて、ナショナル・エリア・ブロックの３つの社員コースを選択できるようになっています。

ナショナル社員コース（どの店舗・事業所でも異動が可能である社員）
エリア社員コース（関東エリア、東北エリア内の異動が可能である社員）
ブロック社員コース（転居が必要ない範囲内での異動のみの社員）

中途採用の場合は、ナショナル社員コースで入社してもらい、経験を積んだ後にブロック化エリアを選択できるようになっています。

求人情報の入手方法

ニラクから発生している中途採用者向けの求人情報の入手方法ですが、前述したとおり現在のところ中途採用は行っておりません。しかし、中途募集を開始すると、下記の公式ページにて記載されますので、転職希望の方は必ずチェックしておいてください。
http://www.niraku.co.jp/recruit/

また、ニラクの求人は、転職会社でも可能です。転職会社の場合、様々なデーターを取り揃えていますので、同業他社に関しても情報を知ることが出来ます。ニラク以上の条件の会社も見つけることが出来るかもしれません。

ニラクの社員の年収・給与制度について

ニラクに勤務する社員の年収ですが、職種別に幾つか事例を挙げると、下記の通りとなります。

ニラクの社員年収

法人営業　25歳　年収540万円
法人営業　26歳　年収300万円
法人営業　28歳　年収400万円
エリアマネージャー　27歳　年収550万円
エリアマネージャー　33歳　年収600万円
ホールスタッフ　24歳　年収300万円
ホールスタッフ　25歳　年収350万円
ホール　25歳　年収400万円
ホールスタッフ　28歳　年収380万円
店長　24歳　年収360万円
店長　28歳　年収450万円
店長　33歳　年収440万円
経理　26歳　年収400万円
経理　30歳　年収450万円
人事　22歳　年収350万円
マーケティング　26歳　年収400万円

ニラクの給与体制は、毎月の給与にプラスして年2回の賞与と決算賞与からなります。年2回の賞与は業績関係なく年間基本給の2.5か月分が支給されますが、プラスアルファとして人事評価での決定が賞与アップに繋がっています。なお、決算賞与は業績により変動します。昇給は年1回行われ、アシスタントマネジャーに昇給すると、役職手当として月5万円、ストアマネージャーになると、12万円が支給されます。

その他、諸手当としては、通勤手当、深夜勤務手当、休日勤務手当があり、保険は、雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金保険等が完備されています。

ナショナル社員とエリア社員に関しては、借上社宅制度として全国一律23,000円の自己負担のみで、ワンルームマンションタイプの部屋の利用が可能です。その他、社員持株、確定拠出年金、社内厚生貸付金、財形貯蓄、慶弔見舞金、各種レジャー施設との法人契約（カラオケ等の料金割引）等があります。

中途採用で入社する時の注意点

中途採用の場合、前職までの経歴・実績を加味して、年俸が決まることになりますが、実質的には、交渉次第となっており、同じような実力を持つ人でも、会社側と、どんな話をするかによって、ベース給が変わってきます。

そのため、会社側からの提示額に納得がいかない時には、そこで妥協せず、自分の希望を伝えて、キチンと交渉することをオススメします。ここで、会社の意向を受け入れてしまうと、入社後、同僚との給与差が大きいことに気づき、後悔することになりかねないので、要注意です。

条件交渉が苦手という人は、前述した転職エージェントに代行を依頼してみてください。彼らはこの手の交渉経験が豊富なので、うまく話を進めてくれます。交渉ベタな人が、自分で強引に進めるよりも、よほどうまくいく可能性が高いので、最初から任せてしまったほうが賢明です。

ニラクの評価制度について

ニラクの評価制度は、半年に一度目標を設定し、達成度合いを評価します。店長と地区マネージャーの評価により賞与の変動があります。役職が上がる毎に昇給すると考えてもよく、同じ役職にいる間は、年間数千円の昇給になります。

ニラク全体に言えることですが、自ら率先して動くことが出来ればきちんと評価しますし、それなりのポジションに付くことが出来ます。入社年や勤務年数も関係なく評価される環境です。

ニラクの教育制度・成長環境について

ニラクの教育方針として、『人の能力は無限大』というものがあり、人材育成に力を入れています。2007年まで社内教育を中心に行っていた部署を企業内大学（ニラク大学）として独立させ、階層別・職位別に必要な能力やリーダーシップ能力の開発を独自に行っていますし、社内論文による選抜セミナーをアメリカで行うなど他社にはない教育制度を持っています。

その他、未来創新塾という新たな事業を展開するために必要な経営者・リーダーを育成する目的で入社年数カ関係なく下から経営トップまでが並んで学ぶ塾があります。研修制度も企業内大学内で培ったビジネススキル及び人間力向上プログラムの実施を行なっています。

このようにニラクでは教育制度がしっかりしているので、やる気があれば昇格のチャンスは多く、自ら自発的に成長しようという人にとっては良い環境と言えます。きちんと一から接客のノウハウや法令に関することの勉強が出来、対人能力やコミュニケーション能力は他の接客業よりも高められるという利点がニラクにはあります。また、人を扱う職種の為、人材マネージメントなど組織の長としての経験値も高められます。

ワークライフバランスについて

まずニラクの残業代に関しては、おおよそ7.5時間を超えた勤務をした場合、時間外勤務手当が支給され全額支給となっています。月の平均残業時間は10.7時間程でそう高くはない数字です。他の法令遵守もきちんと行われており、残業の申告漏れが無いよう申告の徹底がなされています。

休日休暇は年間108日あり、シフト制の勤務体制です。繁忙期以外ですと希望通りに休みが取れますので、プライベートは両立しやすく、安定して働きたい人にとっては良い環境と言えるでしょう。

有給休暇の平均取得率は55.2%となっており、半数の方が取得している様子がうかがえます。他社と違う取り組みとしては、年次有給休暇失効積立制度というものがあり、普通ですと2年でなくなる有給消化を病気や出産のときに利用できる制度があります。これは復職をすんなり行うためでの会社の考え方でもあります。

女性の働きやすさについて

ニラクでの女性の職場環境は、バリバリとしたキャリアアップを目指すより、安定した収入を得ながら、家庭に身を置きたい女性に向いているといます。女性の社会進出を勧められている企業に与えられる『えるぼしマーク』、子育て制度に充実している企業に与えられる『くるみんマーク』、どちらも取得している女性の働き方に力を入れている企業です。

妊娠中の体調不良による変則出勤や担当する業務の希望は割と融通が利くので、ストレスなく仕事が出来ますし、出産後も復職しても続けていきたいと思わせる会社です。

その他の育児サポートも充実しており、1日2回、1回30分の育児時間を付与や、育児や介護を行なう女性に対し、時間外労働・深夜労働を制限を行うなどが徹底しています。

ニラクの転職先としての価値

ニラクは社員教育、社員育成に力を入れ、社員一人一人を大切に思っています。現にニラクでは同業他社と比べても離職率が低く、過ごしやすい環境とわかります。こういった環境は、マニュアルに沿った仕事をしていく分にはやり易いと思いますが、逆に自ら収益を上げる、仕事を成し遂げたいと考えている経営者思考の人にとっては物足りなさを感じるかもしれません。

このあたりは、個人の考え方次第となるので、自分自身の価値観と照らしあわせながら、ニラクへの転職の判断を下すようにしてください。