ネットワールドの中途採用事情～求人の傾向、社員年収、就労環境など～

ネットワールドは、1990年にノベル社、ネットフレーム社等の日本国内ディストリビュータとしてスタートし、現在では国内300社以上のメーカーから製品を仕入れて、エンドユーザーに3万点以上のネットワークやソフトウエア製品を販売しています。

そういった製品の幅の広さから、現在ではマイクロソフトやシマンテック、シスコ、EMC等の一時代理店にも認定されています。

他の事業では、各企業のICT（情報伝達技術）環境構築に向けて、必要かつ十分な製品群をディストリビューションするだけでなく、多くの技術者を擁し、先進的な製品を活用したソリューションを提供しています。

ニッチプロダクトの扱いや仮想化ソフトウエア、ストレージ製品群など幅広く取り揃えているため、時代にマッチしたソリューションベンダーと言えるでしょう。

このページでは、ネットワールドの中途採用求人の傾向、及び、社員の年収・給与水準、社内の労働環境についてまとめていますので、参考にしてください。

ネットワールドの中途採用求人の傾向

中途採用に関しては、現在のところ公式ホームページでは新卒採用のみとなっておりますが、転職会社経由ではキャリア採用を行っています。現在確認できる職種は下記の通りとなっております。

法人に対するソリューション営業
ネットワールド財務経理部での経理担当

法人営業に関しては、IT業界での法人営業経験の他、ある程度。方向性の決まったシステムについての製品の営業力（プリセールス）が必須となります。

経理での採用条件としては、経理業務経験の他に、連結対象子会社での経理業務や会計士としての会計検査の経験のいずれかが必須となっています。

また現在は募集の確認はありませんが、上記職種以外にも営業アシスタント、一般事務（購買事務）マーケティング、技術の求人が出る場合があるので、ネットワールドに転職希望の方は細目に公式ホームページや転職会社をチェックしておいてください。

求人情報の入手方法

上記で述べた様にネットワールドでは新卒のみ公式ホームページで確認できます。
https://www.networld.co.jp/recruit/app/career.html

仮に転職会社以外での中途採用の募集が始まったら、このページに募集職種が掲載されますので、ネットワールドに転職を希望する人は必ずチェックするようにしてください。

なお、転職会社のメリットとしては、ネットワールドと条件が同じような他の会社まで情報として手に入りますので便利です。

このページの最後に、IT企業関連の中途採用求人を取り扱っていた実績がある転職会社をリストアップしておきますので、参考にしてください。

ネットワールドの社員の年収・給与制度について

ネットワールドに勤務する社員の年収ですが、職種別に幾つか事例を挙げると、下記の通りとなります。

ネットワールドの社員年収

SE　28歳　年収490万円
SE　29歳　年収450万円
SE　29歳　年収500万円
SE主任　33歳　年収600万円
営業事務　38歳　年収400万円
営業事務　主任　32歳　年収500万円
営業　25歳　年収320万円
営業アシスタント　29歳　年収350万円
営業係長　32歳　年収700万円
マーケティング　25歳　年収420万円
マーケティング　25歳　年収450万円
マーケティング　37歳　年収620万円
マーケティング　主任　31歳　年収600万円
マーケティング　係長　34歳　年収650万円

ネットワールドの給与体制は、毎月の給与にプラスして年2回の賞与からなります。昇給は年1回実施されます。その他、業績によって決算手当、予算達成者に対してはインセンティブが4半期毎に支給されます。残業に関してはみなし残業が30時間含まれています。

健康保険、厚生年金、雇用保険、労災保険の各種社会保険が完備され、財形貯蓄、退職金制度、慶弔見舞金制度、社員会、社員持株会など福利厚生は充実しています。

手当としては、家族手当があり、満18歳未満の子で第2子まで対応しています。通勤費は、原則全額支給です。営業職、マーケティング職、技術職は、時間外手当に変えて、別途職種手当が支給されます。

ネットワールドの従業員が利用できる施設、保養所等は、関東ITソフトウェア健康保険組合ITSの直営保養所の利用、ITS旅行パック、ITS提携スポーツ施設、ITS主催イベントの参加があります。

中途採用で入社する時の注意点

ネットワールドの採用フローの特徴として、書類選考が2度行われます。最初の書類選考の後、1次面接、2次面接があり、その後再び書類選考が行われますので、準備は怠らないようにしておきましょう。

1次面接は募集部門のマネージャー、部長、人事担当者で行われ、2次面接は本部長、部長クラスで行われます。中途採用の場合、前職までの経歴・実績を加味して、給与が決まることになりますが、実質的には、交渉次第となっており、同じような実力を持つ人でも、会社側と、どんな話をするかによって、ベース給が変わってきます。

そのため、会社側からの提示額に納得がいかない時には、そこで妥協せず、自分の希望を伝えて、キチンと交渉することをオススメします。ここで、会社の意向を受け入れてしまうと、入社後、同僚との給与差が大きいことに気づき、後悔することになりかねないので、要注意です。

条件交渉が苦手という人は、前述した転職エージェントに代行を依頼してみてください。彼らはこの手の交渉経験が豊富なので、うまく話を進めてくれます。交渉ベタな人が、自分で強引に進めるよりも、よほどうまくいく可能性が高いので、最初から任せてしまったほうが賢明です。

ネットワールドの評価制度について

ネットワールドの評価制度は基本的に予算規模、および予算の達成率で評価されます。担当製品の売り上げ業績と売り上げ以外の社内評価がおおよそ7：3の割合で決められています。しかし、人事評価に関しては、年功序列的な要素もあり、社歴に準じたものになっているようです。

給与面に関しては、予算達成を行うとインセンティブが支給されますので、他社と比べても高額になっています。こういった業務成績がインセンティブになっている点が分かりやすいモチベーションアップに繋がっています。

ネットワールドの教育制度・成長環境について

ネットワールドでは若手であろうが、自分で希望すれば、どんな仕事にもチャレンジできる環境です。そのため様々な施策に取り組むことが出来ます。

ネットワールドでは同社が国内で総代理店となっている製品が多く、日本では販売されていない外資のメーカーの製品を販売する事が出来ますので、先進的な情報の習得が出来ます。

販売経路も、拡販するためには自身で広める必要があります。そのためメーカーと同様のアプローチで拡販する術を学ぶことができ、業界内を詳細まで知ることが可能です。こういった面が自分自身のスキルアップに繋がります。

こういった環境は、自分で動いていこうとする姿勢が身に付きますので、メンタル的にも強くなり、ただ仕事を与えてもらおうとする人に比べても格段の差になって表れてきます。

ワークライフバランスについて

ネットワールドの残業に関しては、前述したとおりみなし残業が30時間含まれています。現在の月平均残業時間は23.8時間となっており、給与内の水準となっています。

休日休暇は、完全週休2日制（土・日）制となっており、その他、祝日、有給休暇、年末年始、夏季、慶弔など取得できます。

休日出社は基本的に無く、有給取得も早めに申告することで取得が可能です。自分で仕事の調整をしていけば、プライベートも充実させることが出来る環境です。しかしこれは、個人の働き方に依存しますので、有給消化をほとんど消化しない人もいます。ちなみに有給取得率は、55.4%でまずまずな割合です。

女性の働きやすさについて

ネットワールドでは部門にもよりますが、非常に多くの女性が活躍しています。男女に対する差別も無く、女性にとっては働きやすい環境と言えるでしょう。男女差別がない分仕事を多く任せられる風土ですので、その分責任感は大きくなります。しかし、女性管理職の育成や次世代育成支援への取り組みはうたっていますが、実際の取り組みはまだこれからといった感は否めません。

産休や育休に関しては充実しており、取得後復帰というのが当たり前の雰囲気です。ですので、結婚、出産といったことを考えてもネットワールドは女性によって良い環境を与えてくれます。

少し難点を言えば、フレックスのような働き方が出来ませんので、例えば朝5分遅れてしまったら、半休を消化しなければならないなど、働くお母さんにとっては少し厳しい面もあります。その他、給与面は下がりますが、時間短縮勤務なども利用できますし、男性社会のIT業界ではなかなか優しい会社と言えます。