主にドコモ、au、ソフトバンクをはじめとする携帯キャリア、およびApple関連ショップの運営を行う、株式会社ベルパーク。
1993年に、たったの1店舗のキャリアショップからスタートしましたが、今や従業員数は約2000人、全国に278の店舗を展開し、ソフトバンクショップにおいては業界ナンバーワンの店舗数を誇っています(運営店別)。売上高も、888億9400万円(2017年12月期)におよぶ、名実ともに業界トップの企業です。
また、低賃金、長時間労働が主流の業界において、2015年には業界初のベアアップを行ったほか、『有給など休暇の納得度が高い会社』で全国ベスト50位に選出されるなど、従業員を大切にする企業としても知られています。
このページでは、株式会社ベルパークの中途採用求人の傾向、及び、社員の年収、就労環境についてまとめていますので、参考にしてください。
ベルパークの中途採用求人の傾向
ベルパークでは、以下の通り、ショップスタッフと本社業務において、正社員(無期雇用)・契約社員・アルバイトでの中途採用求人の募集を行っています。
<ショップスタッフ>(主に契約社員・アルバイト)
- ドコモショップスタッフ
- auショップスタッフ
- ソフトバンククルー
- アップル(Apple)専門店「B-PARK+」スタッフ
- 各ショップのストアマネージャー(正社員(無期雇用))
<本社業務>(主に正社員(無期雇用))
- 法人営業
- リスク管理職
- コンプライアンス担当
- 社長・秘書サポート
- 庶務・秘書サポート
- 経理担当
- 不動産管理スタッフ
- 経理事務(アルバイト)
応募要件として、ショップスタッフであれば、役職が店長クラスであっても、学歴不問、業界未経験でも応募可能など、ハードルは低めです。
(もちろん、店長クラスになると、何らかの営業経験や提示できる実績などがなければ採用されるのは難しいです)
一方、正社員(無期雇用)中心の本社業務に関しては、同じく学歴は問われないものの、最低2年以上の関連業務経験は必要です。また、職種によっては、簿記や宅建などの資格が必要とされていますので、ハードルの高さは、一般企業への転職と同程度と考えてください。
求人情報の入手方法
ベルパークの公式サイト内には、中途採用希望者向けの専用ページが用意されており、こちらのページで、募集が行われている求人の一覧・詳細を確認することが出来ます。
https://rec-log.jp/site/jobLst.aspx?company_id=7084
ただ、公式サイトで募集が行われているのは、ショップスタッフが主であり、本社勤務の正社員(無期雇用)などは転職会社経由でのみ募集を行っていることも多いです。
そのため、ベルパークの求人情報を確実に得るには、あわせて転職会社へも確認することをオススメします。
このページの最後に、ベルパークの中途採用求人を取り扱った実績のある転職会社をリストアップしておきますので、参考にしてください。
※補足
転職会社は、ベルパーク以外の会社に関する情報も把握しており、他社と条件などを見比べる際にも、まとめて情報を得ることができるため、非常に便利です。
ベルパークの社員の年収・給与制度について
ベルパークに勤務する社員の年収は、同業種の中では高めの水準です。以下に、各職種別の年収例を挙げます。
- 営業 25歳 年収420万円
- 営業 34歳 年収400万円
- 営業 主任 28歳 年収450万円
- 営業 マネージャー 25歳 年収700万円
- 販売 24歳 年収450万円
- 販売 28歳 年収300万円
- 販売 30歳 年収350万円
- 副店長 27歳 年収400万円
- 副店長 31歳 年収520万円
- 店長 30歳 年収500万円
- 店長 31歳 年収460万円
- 店長 33歳 年収500万円
- 人事 年収500万円
- 研究開発 21歳 年収360万円
- 研究開発 34歳 年収580万円
給与はいずれの雇用形態でも月給制になっており、「基本給+資格手当+役職手当+賞与」から成っています。
基本給に関しては、正社員(無期雇用)は毎年昇給が行われますが、契約社員やアルバイトの場合は、役職が上がらない限りそれほど期待できません。
賞与は、ショップスタッフの場合、1か月分の給与額に加え、個人の成果に応じた金額が支給されます。役職がつくと個人ではなく、店舗評価に基づいた評価に切り変わるため、店舗の状況やメンバーによって金額も変わってくることになります。
本社の営業職などでも、賞与は成果に応じて支給されますが、換算されるボーナス係数の幅が広いため、1か月から最大約2.5か月分(平均1.6か月分)の支給と、人により大きな差が出ています。
残業は、1分単位でしっかり管理されており、特に繁忙期にはかなりの収入増につながります。残業代は、ショップの店長クラスでもすべて支給されますが、マネージャー以上になると管理職手当が支給される代わりに、残業代は出なくなります。
ショップスタッフにとって大きいのは資格手当で、ドコモ・au・ソフトバンクなどのキャリア認定資格に合格することができれば、最大で月8万円、年間96万円もの手当を受け取ることができます。
この資格手当は、ベルパークからではなく、各キャリアから支給されるものですが、実はこの手当を全額そのまま支給してくれる会社は多くないため、この点でもベルパークは非常に良心的だと言えます。
(資格手当は、キャリアによって金額が異なり、また資格の有効期限が1年間のため、毎年資格試験を受験する必要があります)
福利厚生が充実しているのもベルパークの特徴で、リフレッシュ休暇、慶弔休暇、裁判員休暇、褒章休暇、特別休暇、通院休暇、生理休暇、マイホリデー制度といった休暇制度のほか、年に5回、宿泊費を6000円まで補助してくれる制度もあります。
なお、正社員(無期雇用)の場合、毎年社員旅行として、会社負担で海外へ行くことができますが、これが理由でベルパークに就職を決める人も多いので、大きなメリットの一つです。
中途採用で入社する時の注意点
中途採用で入社する場合、前職までの経歴や勤務実績などをもとに、基本給が決められることになりますが、この数字は固定したものではなく、交渉次第で変わってくることが多いです。
そのため、会社から提示された金額に不満があるようであれば、決して安易に妥協したりせず、自分が納得出来るまで、しっかりと交渉するようにしてください。
もし、こういった条件交渉が苦手ということであれば、前述した転職会社に交渉の代行を依頼してください。彼らは、この手の交渉に慣れているプロですから、上手にあなたの実績や能力をアピールしつつ、交渉を進めてくれます。
たとえ、こちらの要求を100%満たすことはできなかったとしても、当初の提示額よりもよい条件で契約できるケースが多いので、交渉下手な人が、無理に自分で何とかしようとするよりも、最初から転職会社に任せてしまったほうが賢明です。
ベルパークの評価制度について
ベルパークでの評価は、半年に一度行われる、直属の上司との面談等を通して行われます。この評価については、成果評価と能力評価からなっていますが、評価の基準値が明確化されているため、透明性は高いです。
また、評価基準の妥当性に対するヒヤリングが毎年行われているほか、管理職になると、評価の仕組みやキャリアステップの仕組みを研修で詳しく教えられ、アウトプットするように教育されていますので、運用もしっかり行われていることがわかります。
なお、中途入社で契約社員から正社員(無期雇用)になるのは、ハードルはやや高めですが、きちんと実績を積み上げて評価を受けたのち、試験と社長面接に合格することができれば、人事や企画、管理などへ登用される可能性があります。
ベルパークにおける成長環境について
ベルパークでは、200名規模の自社専用研修施設である「ベルカレッジ」を設立するなど、社員教育にも力を入れている会社で、接客No.1グランプリ2年連続優勝を勝ち取るなど、実績もあります。
新卒に対しては、約1か月間の集合研修を行っており、ビジネスマナーから販売研修まで、丁寧に教えています。また、新入社員研修以外でも、定期的に教育や研修を行っており、役職者向けの研修もあります。
独り立ちした後も、特にショップでは、小まめに上司が個人面談を行ってくれ、メンタル面のフォローやモチベーションアップなど、しっかりと気を配ってくれる環境で、安心して仕事をすることができます。
実務を通しての成長という面では、接客・販売スキルはもちろんのこと、マネジメントスキルや店舗の運営能力、マネージャー以上になれば、折衝能力やリーダーシップ、企画力なども身に着けることができます。
ワークライフバランスについて
ベルパークは、携帯ショップ運営という、時間の調整が難しい業界でありながら、連休取得を推奨する、有休取得のための申請をしやすくするなど、ワークライフバランスの向上には非常に力を入れており、実際にリフレッシュ休暇の取得率は9割を超えるほどです。
特に本社勤務の場合は、ショップのように時間的な制限も少ないため、プライベートと仕事をしっかり分けることができ、余暇を楽しんでいる社員が多いです。
一方、ショップスタッフの場合は、店舗自体の営業時間の縛りなどもあり、仕事が終わるのが遅めになってしまう傾向があります。(一般的な販売店は、10:00~20:00といった営業時間帯が多い)
また、副店長以上になると、休日でも会社のメールチェックやショップからの相談受け、緊急時の対応といったものが必要になりますので、調整が難しい面はあります。
ただ、繁忙期を除けば、残業もそれほど多くはありませんし、会社側からも、残業が多い社員に対しては早上がりを促すなどの対応を実施しているため、長時間残業が常態化するようなことはありません。
また、本社と比べると比較的自由度は低くなるものの、毎月10日程の公休はしっかりと休めますし、平日なら連休が取れるように調整してくれますので、同業他社と比較しても、プライベートの時間を確保しやすい環境と言えます。
女性の働きやすさについて
ベルパークは、女性社員の比率が高いこともあり、男女差別は一切なく、女性でもやりがいを持って働ける会社です。
近年は、女性の役職者育成に力を入れており、女性育成プロジェクトを立ち上げています。このプロジェクトでは、活躍する女性店長を講師に招いて研修などを行っており、参加した社員の7割以上が、その後のキャリアアップにつなげられているなど、着実に実績も上げています。
家庭や子育てとの両立の面でも、産前・産後休業、育児休業、子の看護休暇、介護休業、介護休暇、時短勤務などの制度が整っており、多くの社員に利用されています。
ただ、時短勤務は子供が3歳までといった制約があることと、店舗の営業時間帯が全体的に遅めということもあり、ショップスタッフの場合、店舗でフルに働くと、子供の迎えには間に合いません。
また、会社からのバックアップの動きはありますが、ショップはシフト制が基本になっているため、店舗の運営面の問題で、急な欠勤や早退が難しいといった側面もあります。
そのため、家族の協力が得られない場合、育休からの復帰後は、降格、雇用形態を変えるといった選択をしなければならなくなることが多いのが現状です。
ベルパークの転職先としての価値
携帯ショップというのは、激務であることが珍しくないのですが、そのなかにおいて、ベルパークは残業が少なく、かつ、休みをしっかり取れる会社です。(他社のように、休日出勤が続くということはありません。)
特に、本社勤務となると、有休やリフレッシュ休暇の取得率も高いので、プライベートを重視する人にとっても、まず満足出来る職場と言えるでしょう。
また、ベルパークは、社内教育に力を入れている会社なので、成長意欲が高い人にとっても、満足出来るはずです。(汎用的なビジネススキルから、セールスのテクニックなど、仕事に直結するスキルまで、色々なことを、幅広く学べます。)
給与に関しても、他業種の大企業と比較すると、低くはなりますが、業界内ではトップクラスですし、資格を取る、優れた営業成績を残すなど、努力して結果を出すことで、高収入を手にするチャンスがあります。
かつ、ベルパークは福利厚生が充実しているという強みがあるので、総合的に見れば、悪くありません。
少なくても、携帯関連の仕事に就くのであれば、ベルパークは第一候補と言えるだけの会社であり、もし、ベルパークの条件に満足出来ないのであれば、別業種を選択したほうがいいと断言出来るぐらいなので、ぜひ、真剣に検討してみてください。
ベルパークの中途採用求人を扱っている転職会社
なお、下記にベルパークの中途採用求人を扱う転職会社をリストアップしておきますが、彼らは社内事情に精通しているので、この部分について、より詳しいことを知りたいということがあれば、直接、問い合わせてみてください。
また、転職会社は、様々な業種の企業の求人情報を押さえています。もしかしたら、ベルパーク以上に、シックリとくる会社を紹介してもらえるかもしれないので、興味があるようでしたら、ぜひ、他社のことについても、話を聞いてみてください。
※JACに関する補足
- JACは海外移住、海外転職を支援するサービスではありません。海外勤務、海外駐在などの求人を紹介してもらえます。
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