北海道は、中国語が必要となる仕事が、多い地域ではないのですが、札幌であれば、それなりの数の求人が見つかるので、中国語のスキルを活かせるような仕事に就けるチャンスは、十分にあります。
メーカー、商社、飲食、サービス、流通小売など、対象となる業種は様々ですし、職種に関しても、営業、マーケティング、秘書、通訳、販売、生産管理、品質管理、経理、システム開発など、多岐に渡るので、選択肢の幅も広いです。
また、札幌で発生している求人の特徴として、未経験者が応募出来る求人が多いので、社会人経験がないという若い人、あるいは、新しい仕事にチャレンジしてみたいという人には、チャンスが多い恵まれた状況です。
一方、それまでの実績を活かしてキャリアアップするといったチャンスは少ないので、経験者には厳しい状況ですが、それでも、年収600万、700万といった給与が見込める求人も見つかるので、ぜひチェックしてみてください。
札幌における求人事情というのは、こういったものとなりますが、下記に、中国語関連の求人案件の取り扱い数が多い転職会社をリストアップしていますので、詳細については、直接問い合わせてみてください。
パソナキャリア
大手人材紹介会社パソナグループが運営する転職支援サービス。海外市場に進出している日系グローバル企業とのコネクションが強く、中国語のスキルを持つ人材を募集する求人についても、様々な業種の人材募集案件を幅広くカバーしています。
元々は、人材派遣事業をメインに行っていた会社なので、正社員（無期雇用）案件となると、数はそう多くないのですが、そのかわり、パソナ独自の案件が多く、ほかの転職会社では見ないような求人を、紹介してもらうことが出来ます。
札幌市内が勤務地となる求人についても、同様の傾向があるので、転職活動の際には、パソナキャリアは、重要な情報ツールとして、押さえておいて損はないです。
なお、最近の傾向としては、飲食、サービス、流通小売といった分野における海外営業の求人が増えています。
アジア圏を中心とした、海外市場調査、自社商品（自社店舗）の集客・PRといったマーケティング業務、及び、販路開拓の営業業務、取引先との連絡・折衝業務などを担当することになります。
応募条件に関しては、ビジネス会話レベルの中国語、もしくは英語のスキルを身につけていれば、経験不問とされているので、未経験者にもチャンスがあります。
※補足
上記のキャリアバンク同様、パソナが取り扱っている求人も、給与はそう高いものではないので、その点は、頭に入れておいてください。
リクルートエージェント
大手人材紹介会社、リクルートグループが運営する転職支援サービス。語学が得意な人材の転職支援に力を入れており、勤務地を問わず、中国語のスキルが活かせる仕事を紹介してもらうことが出来ます。
札幌市内が勤務地となる正社員（無期雇用）採用案件については、旅行会社の旅行手配事務や、飲食店でのホールスタッフ業務・調理業務の求人が中心となります。
経験不問で、積極性、やる気など、人物重視の採用基準を設けている企業からの求人が多いのが、リクルートエージェントの特徴です。
その会社で働きたいという強い意志を、上手く面接でアピールすることが出来れば、採用の可能性が高まりますが、こういった面接対策については、リクルートエージェントのスタッフが熟知しているので、一度話をしてみてください。
なお、中国語に関しては、日常会話や読み書きが出来ればOKとする、ハードルが低い求人が多いので、あまり自分のスキルに自信がないということでも、大丈夫です。
（逆に、高度なスキルを持つ人だと、能力をフルに発揮する機会が持てず、少し物足りなさを感じてしまうかもしれないので、このあたりのことについても、リクルートのスタッフに確認してみるといいです。）
給与面については、未経験者の場合、年収350万円前後でのスタートとなるので、札幌市内における正社員（無期雇用）の給与相場と比較しても、それほど悪くはないですし、経験を積むことで、給与が上がる職場が多いので、努力次第で、高収入を手にすることも可能です。
そういった意味では、リクルートエージェントは、経験豊富な人、高いスキルを持つ人よりも、経験が浅い人、保有するスキルが低い人が仕事を探す時に、向いている転職会社と言えます。
マイナビエージェント
国内有数の人材紹介会社、マイナビグループが運営する転職支援サービス。勤務地を問わず、中国語のスキルが必要となる、正社員（無期雇用）採用の求人案件を紹介してもらうことが出来ます。
札幌市内が勤務地となる求人についても、飲食事業会社での総合職、食品商社の営業、旅行会社の事務（予約・手配）、建築会社の生産・品質管理、空港でのカウンタースタッフなど、様々な業種・職種の正社員（無期雇用）採用案件を揃えています。
いずれの求人においても、同業種での職務経験（サービス業であれば、同業種ではなく、別業種での経験でも、選考評価の対象となります。）、及び、英語、もしくは中国語において、日常会話レベルのスキルを有することが、必須応募条件となります。
ただし、まれに、実務経験を不問としている求人が見つかることもあるので、英語・中国語のいずれかが実務レベルで出来れば、未経験者でも、語学を武器に、正社員（無期雇用）の仕事に就けるチャンスがあります。（二つの言語を操ることが出来れば、なおさらです。）
想定年収は、300～500万となる求人が多いのですが、最終的には、年齢や経験、能力などを考慮して決まるので、あくまでも本人次第です。
マイナビに給与交渉を行ってもらうことも可能なので、このあたりの詳細については、直接、話をしてみてください。
JACリクルートメント
国内最大級の求人案件を保有する転職エージェント。海外市場に進出している日系グローバル企業とのコネクションが強く、中国語を活用する求人についても、様々な業種の案件を幅広く扱っています。
札幌市内が勤務地となる求人についても、常時、一定数の求人案件を確保しているので、問い合わせれば、何らかの求人を紹介してもらえる可能性が高いです。
家具・インテリア用品会社での社内システム開発、不動産マネジメントサービスグループが運営する、新規ホテル事業の立ち上げスタッフなど、珍しい職種の求人も多いです。
同業種における実務経験が必須となる求人が多く、語学スキルに関しては、英語、中国語のいずれかにおいて、ビジネスレベルの能力が要求されます。
また、年齢に応じた職務経歴が厳しく問われるので、経験年数だけでなく、どのような実績を上げてきたかが、選考の際には重視されます。
待遇面については、その人の経歴やスキルに応じて変動しますが、イーキャリアFAが、扱っている求人の多くは、札幌勤務としては、高額年収となるので、収入アップを目指して、札幌で転職活動を行っているのであれば、一度は相談しておくべき転職会社と言えます。
※JACに関する補足
- JACは海外移住、海外転職を支援するサービスではありません。海外勤務、海外駐在などの求人を紹介してもらえます。
- 年収600万円～2,000万円の方にオススメのサービスです。
キャリアバンク
北海道内において、30年に及ぶ転職支援サービスの実績を持つ、地元特化型の転職エージェント。正社員（無期雇用）採用案件の取り扱い数が多く、札幌市内に勤務地を絞って、仕事を探す時にも、頼りになる存在です。
中国語のスキルを活かせるような仕事となると、多少、件数は落ちますが、メーカーや専門商社、流通小売企業での中国語の通訳、営業といった求人があり、中国語のスキルを活かしながら、専門性の高い仕事がしたいと考えている人に、オススメです。
しかし、当人の能力に応じて、多少の違いはありますが、給与は年収350万円前後でのスタートとなるケースが多いので、高額年収での転職を目指している人には不向きです。
なお、応募条件に関しては、実務経験よりも、語学スキルが重視されており、中国の取引先企業と、日常的にやりとりをすることになるため、ビジネスレベル以上の運用力が求められます。
業務上で支障なく中国語が使用出来ないと、採用の可能性は格段に下がりますが、逆に、ここをクリア出来れば、未経験者でも大丈夫なので、経験がない人も、ぜひチャレンジしてください。
いずれにしても、北海道専門ということもあり、キャリアバンクは、他社では扱っていないような正社員（無期雇用）採用の求人案件を押さえているので、札幌で仕事を探す時には、一度は連絡を取っておくことをオススメします。
doda
12万件以上の求人案件を保有する、国内有数の大手転職エージェント。様々な業種・職種の求人案件を幅広く押さえており、高いレベルで、中国語を運用出来るスキルを持つ人材を募集する求人についても、様々な業種の企業からの正社員（無期雇用）採用案件を扱っています。
札幌市内が勤務地となる求人で多いのは、総合商社の営業、商品企画、貿易・物流、メーカーの営業、製造技術、一般事務、お土産・免税店の販売、商品管理、リゾートホテルのGM専属秘書といったものとなります。
応募条件については、商社やメーカーだと、高い専門スキルを持つ人材を募集する傾向が強いので、実務経験を十分に積んでいること、語学スキル（英語または中国語を、業務上運用出来るレベル）を有することが、要求されています。
一方、それ以外の業種については、中国語が出来れば、実務経験については、大目に見る傾向があるので、転職のハードルは低いと考えてください。（特に、サービス業であれば、未経験者を積極的に採用している企業もあります。）
給与に関しては、商社やメーカーであれば、経験豊富な人材を募集しているため、500万、600万円といった、札幌の給与相場を上回るというのが、一般的なケースです。
それ以外の業種においては、本人の実績次第で、かなり差が出るため、個々に確認するようにしてください。
