駐日バングラデシュ大使館は、組織規模が小さいこともあって、現地スタッフを募集する求人というのは、めったに出てこないのですが、まれに事務員や通訳・翻訳スタッフの求人が発生することがあります。
その時には、PARTNERというサイトで、告知されることが多いです。PARTNERは、JICAが運営する国際協力に関連する仕事の情報を集めて公開しているサイトです。
国際機関、国際協力NGO・NPO、政府機関、大学など、国際協力活動&国際開発活動に従事する様々な組織の求人情報が掲載されていますが、そのなかで、駐日大使館の求人がみつかることもあります。
バングラデシュ大使館が、日本人スタッフを募集していたこともあるので、まずは、このサイトをチェックすることをオススメします。
リクルートエージェントに相談してみる
もう一つ、有益な情報源となり得るのが、民間の転職エージェントである『リクルートエージェント』です。グローバルな仕事の取り扱いに力を入れていることもあり、様々な国の駐日大使館の求人情報を保有していて、希望者に紹介しています。
今後、新規でバングラデシュ大使館から、求人が発生した時には、リクルートエージェントが扱う可能性は十分にあります。
リクルートエージェントは登録制となっており、求人を紹介してもらうには、事前に登録しておく必要がありますが、登録後は、自分が希望する仕事に関する求人が見つかった時に、その都度、メールなどで通知してもらえます。
自分で探す手間が省けて便利なので、今のうちに登録しておいたほうが賢明です。
なお、大使館で働けるのであれば、バングラデシュ以外の国でも構わないということであれば、リクルートエージェントは、常時、数ヶ国の大使館の求人を確保しているので、確認してみてください。
特に、アメリカ、オーストラリア、韓国、イギリスあたりであれば、募集頻度が高いこともあって、すぐに求人を紹介してもらえる可能性が大です。
補足)バングラデシュ大使館の求人が見つからない時の代替案
バングラデシュ大使館の求人情報が見つかる情報源として、2つのサイトをお伝えしましたが、こうやって探してみても、見つからない可能性が高いというのが正直なところです。
そもそも、求人自体が少ない・・・というより、ほとんど存在しないので、どうしようもありません。そのため、最初から諦める必要はありませんが、バングラデシュ大使館の求人情報をチェックしつつも、代わりの仕事についても考えておく必要があります。
その一つとして、オススメするのが、バングラデシュに進出している日本の会社で働くということです。近年、バングラデシュは経済成長が著しいうえ、日本製品の人気度が高いこともあり、重要な市場として捉える日系企業は多いです。
テロが発生するなど、治安面で不安が残る部分もありますが、それでも、商社やメーカー、エネルギー関連企業、建設会社を中心に、現地での事業を拡大する企業が増えています。(理系で優秀な人材が多いこともあり、IT企業の注目度も高まっています。)
こういった会社からは、バングラデシュ担当の海外営業など、バングラデシュと密接を関わりを持ちながら働けるような仕事で、求人がでていますが、日本人にとっては、まだまだ馴染みが薄い国ということもあり、それほど人気が高いわけではなく、応募者は少なめです。
そのため、あなたが応募すれば、採用される可能性が十分にあります。ベンガル語ができる、バングラデシュに住んだことがあるといったことがあれば、なおさらです。
実務経験や特定のスキルが要求されるなど、応募条件のハードルが高い求人もありますが、その一方で、未経験者応募可という、条件の緩い求人もあります。
民間企業の求人というのも、それほど数が多いわけではありませんが、それでも、常時、数十件の求人が見つかる状況なので、何らかのチャンスは得られます。
バングラデシュ大使館で働くよりも、よほど現実的な選択肢となるので、少しでも興味が湧いたようであれば、ぜひ、こちらの方向性でも動いてみてください。
先ほどふれた、リクルートエージェントであれば、海外進出に積極的な日系企業への転職支援を得意としているので(その派生で、駐日大使館の求人を扱うようにもなっています)、どんな求人があるか、たずねてみてください。
また、ビズリーチ、JACリクルートメントといった転職エージェントも、日系グローバル企業への転職支援に力を入れているので、こちらも情報源として活用できます。
※JACに関する補足
- JACは海外移住、海外転職を支援するサービスではありません。海外勤務、海外駐在などの求人を紹介してもらえます。
- 年収600万円~2,000万円の方にオススメのサービスです。
最後に・・・
補足ですが、バングラデシュ大使館で働きたいのであれば、ネットで求人を探すといった、まどろっこしいことはせず、直接、大使館に問い合わせてみるという方法もあります。
バングラデシュ大使館の公式サイトに、メールアドレスが記載されているので、現地スタッフを募集しているか聞いてみてもいいと思います。
なお、電話で問い合わせる、窓口まで行って、直接話をしてみるというやりかたもありますが、最初のコンタクトとしては、メールが一番無難です。
いきなり来られると、あちらのスタッフの人も困ると思いますし、『忙しいのに迷惑』と、心象を悪くしてしまうかもしれません。これでは逆効果なので、最も相手の手間を取らせない、メールが間違いないでしょう。