わかもと製薬の創業は1929年、胃腸薬で有名な『強力わかもと』の製造から始まりました。
今日では『医療用眼科用剤』、『医療用医薬品・診断薬』、『ヘルスケア製品』の3つに特化し、研究・開発・生産・販売を自社で一貫して行っています。
中でも、2010年12月の発売された『マキュエイド眼注用40mg』は発売以来、多くの眼科手術で使用されています。
直近の動向では、日本初の生きた乳酸菌を配合した薬用歯磨き『アバンビーズ』、6種類の薬用成分を配合した歯槽膿漏対策歯磨き『コーラル イプシロン』などを販売し、新たな顧客開拓を行っています。
このような背景から、中途に関しても、様々な職種において、募集がかかっています。わかもと製薬の転職のチャンスは豊富に存在するので、関心がある人は、このタイミングで真剣に検討することをオススメします。
わかもと製薬の中途採用求人の傾向
現在、わかもと製薬の公式ページでは、中途採用を行っていません。しかし、中途採用の実績がありますので、将来的に中途採用が見込まれる職種をまとめていますので、参考にして下さい。
●職種・分野
- MR職(医療用)
- MR職(一般用・OTC)
- 研究職
- 製造職
【仕事内容】
全国8支店の営業ネットワークにて、医師、薬剤師をはじめとする医療関係者へ医療用医薬品(眼科用剤中心)、Dr.サプリメントの情報の提供・収集・伝達を行うことがメインになります。
【仕事内容】
製品を取り扱っている代理店、小売店との商談や訪問し製品についての情報提供、情報収集を始めなどが業務となります。
【仕事内容】
神奈川県にある相模研究所において、主に医療用医薬品、乳酸菌を中心としたヘルスケア製品、『強力わかもと』を中心とした独自の発酵・培養技術などの研究が主となります。
【仕事内容】
神奈川県にある相模大井工場(研究所と併設)において、各医薬品の製造工程管理、生産技術の改良・改善などが業務となっています。
求人情報の入手方法
わかもと製薬の公式サイトには、採用情報ページが開設されています。
http://www.wakamoto-pharm.co.jp/adoption/index.html
また、わかもと製薬は、転職エージェント経由でも募集をかけることがあり、こちらから、求人情報を入手することが出来ます。
情報量としては、転職エージェントのほうが多いので、わかもと製薬の求人を探す時には、公式サイトと合わせて、転職エージェントにも、問い合わせておくことをオススメします。
下記のエージェントであれば、医療業界に強く、わかもと製薬の中途採用求人の取り扱い実績もあるので、情報源として最適です。
わかもと製薬の社員年収・給与制度について
わかもと製薬に勤務する社員の年収ですが、職種別に幾つか事例を挙げると、下記の通りとなります。
- MR 24歳 年収360万円
- MR 25歳 年収380万円
- MR 27歳 年収420万円
- MR 31歳 年収460万円
- MR 34歳 年収500万円
- MR 40歳 年収600万円
- MR 41歳 年収440万円
- MR 43歳 年収500万円
- MR 主任 31歳 年収500万円
- 研究開発 26歳 年収450万円
- 研究開発 28歳 年収450万円
- 研究開発 35歳 年収780万円
- 製造技術 28歳 年収560万円
- 人事 36歳 年収630万円
わかもと製薬の給与体制は、毎月の給与の他に、年2回の賞与と年1回の昇給からなります。わかもと製薬は年功序列型の給与体制で、有価証券報告書で公表している 2018年度の平均年収(給与)は 562万円、過去5年間の平均年収は564万円となっています。
諸手当は職種ごとに違い、MR職は販売手当、薬剤師は薬剤師手当が別途加算されます。その他の有資格者も資格に応じ加算されます。なお、通勤交通費は全額支給となっています。
保険に関しては、健康保険、厚生年金保険、雇用保険、労災保険等の各種保険が完備され、待遇・福利厚生に関しては、住宅手当、家族手当、営業では、借上げ住宅の適用があります。
また、社内制度として、退職金(退職一時金確定拠出年金制度併用)や、社内販売制度を利用できます。
中途採用で入社する時の注意点
中途採用で入社する際には、前職までの経歴・実績を加味して、給与額が決まることになりますが、交渉次第という要素もあるので、会社側からの提示額に納得出来ない時には、そこで妥協せず、自分の希望する条件を伝えて、しっかり話し合うことをオススメします。
わかもと製薬は、外資のように短期間で大幅に給与が上がる会社ではなく、入社時の設定額というのが、後々まで付いて回ることになるので、尚更です。その反面、入社時というのは、自分の要望を最も伝えやすいタイミングなので、この機会を逃さないことです。
もし、こういった交渉が苦手ということであれば、前述した転職エージェントに代行を依頼してください。彼らはプロなので、事を荒立てないように、うまく話を進めてくれます。結果として、提示額が上がるというケースが少なくないので、安心して任せて大丈夫です。
わかもと製薬の評価制度・成長環境・教育制度について
わかもと製薬の社内評価は、営業の場合、業績の数字をベースに会社が決めた評価シートの項目が遂行されたかを見られます。概ね自己評価2割、上司評価8割で判断されます。
また、キャリアに関しては、年に1回希望を取り希望職種につける場合があります。研究職の場合、相対評価になり研究所全体での評価となります。
わかもと製薬の環境は、MR職の場合、未経験でも十分な研修がありますから不安なく現場に出ることが可能です。
ほかの部署でも自己啓発・資格取得援助制度のキャリアコンサルティング制度や、TOEIC IPテストの実施や実施費用の全額補填といった社内検定制度も充実しています。
また配属後に1対1で仕事のフォローをしてくれるメンター制度も導入しており、業務がスムーズに運びます。その後も、若手であってもいきなり大学病院を担当するなど大手ではできないことが早い段階から経験することが可能です。
研究に関しては、医薬品には早期の製品化が求められるため、研究部門と開発部門はテーマごとに最適なプロジェクトチームを結成し、それぞれの分野の専門家が研究開発を行っています。各プロジェクトでは段階的な成果を確かなものにする為にマイルストーンを設定し、進捗状況を徹底管理しています。
ワークライフバランスについて
残業代関しては全額支給されます。部署によりますが、月の平均残業時間は17時間となっていますので少ないと言えます。会社でもノー残業を週1回設けるなど、積極的に労働環境を改善する動きがみられます。
休日休暇に関しては、完全週休二日制の年間休日124日となっています。ただし工場・研究所では週中の祝日は振替があります。
その他、夏季休暇3日、年末年始休暇7日、有給休暇、半日有給休暇制度、時間単位有給休暇制度年間5日分、失効年次有給休暇制度、育児休業制度、介護休業制度があります。
有給は1時間単位で取得する事も可能で、時間を有意義に使えることが出来ます。なお、有給休暇の年間取得率は。50%とまずまずの数字です。
女性の働きやすさについて
わかもと製薬では、男女比は男性の数が多いですが、男性女性ということで仕事に差はありません。平等に評価される体制です。管理職に関しても女性管理職も多数おり、将来キャリアアップを考えている人も十分満足できると考えられます。
育児支援制度に関しては、産休、育休も充実しており、育児中の社員には時短勤務制度などを利用するなど長く働いている女性が多いことも特徴です。時短制度を1時間、2時間短くでき、早めに保育園へ迎えに行くことや、時差出勤を利用し子供の時間や家事の時間を取ることが可能です。
その他、職場復帰後は営業から人事部への異動など将来のキャリアチェンジをおこなっている女性社員も多くいます。
わかもと製薬の転職先としての価値
わかもと製薬は、医療メーカーとしては大規模ではありません。その分、社員間のコミュニケーションは多く、移動、やりたいことの実現の可能性は高い会社です。また離職率は同業他社に比べて極めて低いことは、わかもと製薬の象徴ともいえます。
こうした、わかもと製薬に向いている人は、安定して仕事をしたい、個人よりチームワークといった考えの人に向いているのではないでしょうか? 逆に個人主義的な考え方や外資的な要素を持っている人ではベクトルが違うかもしれません。
このあたりは、個人の考え方次第となるので、自分自身の価値観と照らしあわせながら、わかもと製薬への転職の判断を下すようにしてください。
わかもと製薬の中途採用求人を扱っている転職エージェント
最後に、わかもと製薬の中途採用求人を扱っている転職エージェントをリストアップしておきますが、彼らは社内事情に精通しているので、このあたりの判断に迷うことがあれば、一度相談してみてください。プロの視点で、アドバイスしてくれるので、参考になるはずです。
また、転職エージェントは、様々な企業の求人情報を扱っているので、他社の求人を紹介してもらうのもオススメです。わかもと製薬以上に、魅力を感じる求人が出てきてもおかしくないので、関心があれば、ぜひ他社のことについても、話をしてみてください。
※JACに関する補足
- JACは海外移住、海外転職を支援するサービスではありません。海外勤務、海外駐在などの求人を紹介してもらえます。
- 年収600万円~2,000万円の方にオススメのサービスです。