金融業界というのは、学歴・職歴を重視する傾向が強いので、CFA(米国証券アナリスト)の資格を持っていたとしても、それだけで転職が保証されるということはありません。
希望する職種に関連する業務経験がない人だと、かなり難しいのが実情です。ただし、可能性は全くゼロというわけではありません。このページでは未経験者がCFAの資格を活かして、転職に成功するための方法をお伝えします。
アナリストのアシスタントとして働き始める
アシスタントであれば、未経験者でも採用してもらえる可能性があります。数年間下積みをして、社内で評価されれば、アナリストに抜擢される可能性は高いですし、そこで経験を積んで自分を磨けば、好条件での転職も考えられます。
ポイントは、とにかく最初は仕事を選ばないことです。働くことが出来たらラッキーと考えて、どんな仕事でもチャンスがあればつかみ取るようにしてください。
中堅証券会社を狙う
大手よりも中小企業のほうが転職のハードルが低いのは、CFAという仕事でも一緒です。中堅だと、大手とはまた仕事の内容が違うので、もしかしたら証券アナリストという職業のイメージから離れたものになるかもしれませんが、出発点としては十分です。
そこで実力を磨けば、大手への転職の道も開けてきますので、まずは与えられた仕事に精一杯取り組むようにしましょう。
コンサルタント職を狙う
資産運用のコンサルティングといったコンサルタントのほうがアナリストよりも、ハードルは低くなります。CFAの資格を活かすことが出来ればアナリストでなくてもいい、金融業界で転職出来るのであればOKといった人は、ぜひ金融機関、投資銀行、証券会社のコンサルタントの求人もチェックしてください。
別の職種でもいいので、自分の希望業種の会社に就職する
ここまでお伝えしてきた方法は、いきなりアナリストを目指すのではなく、関連の職種や部署で働こうという発想になります。
この考え方を進めると、とにかくファイナンス系の会社であれば、仕事は何でもいいから、とにかく入るといった考えになります。経理でも総務でも何でもいいといったことですね。
最終的な手段としては、この考えに尽きます。同じ社で働いていれば、必ずチャンスは出てきますし、業界での人脈も出来るので、転職に成功する可能性も高くなります。
20代であればチャンスは広がる
これはCFAだけに限ったことではありませんが、若ければ若いほど転職の成功確率はアップします。 30歳を超えると一気に厳しくなり、35歳を超えると、ほぼ絶望。これが未経験者の転職事情です。
ここまでお伝えしてきた方法が通用するのも35歳がMAXと考えてください。出来れば20代、それもなるべく若いうちに動きたいものです。
もし、あなたが今、20代であれば、転職エージェントに連絡をとって、紹介してもらえる求人案件がないかどうか確認してみてください。まさにTime is moneyなので、今すぐ動くことです。