このページでは、アフリカ駐在の可能性がある求人案件を扱っている転職エージェントをリストアップしています。 アフリカに日本に進出する日系企業は年々増えており、それに伴い人材ニーズもアップしています。
とはいっても、アジアや欧米と比較すれば、まだまだ馴染みの薄い地域でもあるので、転職案件を扱っているエージェントは限られてきます。そのため、民間のエージェントだけでなく、ハローワークやJICAといった公的機関も価値の高い情報源になってきます。
いずれにしても需要が供給に追いついていないので、アフリカ駐在が可能という人は、それだけで採用してもらえるケースがいまだにあります。ぜひ、可能性を探ってみてください。エージェントに問い合わせれば、色々と相談に乗ってくれるはずです。
ビズリーチ
ビズリーチは最後まで職務経歴書を記入しないと、求人案件を紹介してもらえません。登録作業は数分で済むので、最後までキチンと入力しておきましょう。僅か数分で有力な転職先がみつかるどうかが大きく違ってきます。特に現在の年収が750万円を超える人の場合、より好条件の求人を同時に複数紹介してもらえる可能性が大です。
年収1000万円以上のハイクラス案件を専門に扱っている転職エージェント。海外勤務案件の取り扱いに力を入れており、アフリカへの駐在を前提とした採用となる求人案件についても、常時保有しています。
自動車メーカーや食品メーカーからの海外営業、カスタマーサービス、市場調査・市場分析、法務、経理財務といった職種の求人が中心です。いずれも、マネージャークラスの案件となり、現地における業務を統括することになります。
発生頻度は少なくなりますが、アフリカ拠点の統括責任者(社長候補)を募集する求人を扱っていることもあるので、役員クラスでの転職を視野に入れている人にも、ビズリーチは要チェックのエージェントです。
また、専門性の高いプロフェッショナル職として、開発コンサルタントやエネルギー開発エンジニア(風力発電、火力発電等)を募集する求人も出ています。
開発コンサルタントについては、教育、運輸・交通、都市開発、道路開発、環境等、様々な分野に細分化され、それぞれの分野におけるスペシャリストが募集される形となっています。(どの分野で募集が出ているのかは、タイミングによって違ってきます。)
いずれも、経験豊富な人材が求められていますが、具体的な経験・スキルについては、求人ごとに異なるので、個々に確認するようにしてください。
リクルートエージェント
保有案件数が日本で最も多い国内最大手の転職エージェント。商社や食品メーカー、機械メーカーからの求人で、アフリカ駐在員を募集する案件が出ています。海外営業、購買(原材料の調達)、市場調査、貿易事務といった職種が中心となります。
貿易事務に関しては、単純なペーパーワークをこなすということではなく、現地取引先とのスケジュール調整やトラブルが発生した時の対応役も兼ねているため、高いレベルのビジネス力が求められるポジションとなっています。
全般的に日本とは大きく違う環境での仕事となるので、環境適応能力や臨機応援に対処出来る判断力等、高度な実務能力が求められますが、その反面、日本国内で研修を受けたうえで、赴任という形を取っている企業が多いので、未経験者でも応募することが可能です。
なり手がいないのか、やる気があればOKとする転職案件も出ています。
JACリクルートメント
日系グローバル企業、外資系企業専門の転職会社。海外勤務案件の取り扱いに力を入れており、数は少なくなりますが、アフリカ駐在を前提とした採用となる求人案件についても、常時保有しています。
日系企業の海外進出支援に特化したコンサルティングファーム、及び、発展途上国における開発支援に特化したコンサルティングファームからの求人となります。
前者は、市場調査、進出基本計画の策定、基本事業計画の策定、市場調査、競合調査、法務・規制調査、事業コンセプト立案といった業務を担当することになり、コンサルティング業務経験を有することが応募条件となっています。
アフリカ、中東、南米など、全世界が対象地域となり、担当エリアは採用後に決定されるケースもあるので、アフリカ駐在の可能性については、事前に確認しておくことをオススメします。
後者は、教育、人材開発、インフラ開発等、複数の分野に分かれて、それぞれ、その分野におけるプロフェッショナルが募集されています。こちらも、対象地域はアジア、中東、大洋州など、広範囲に及ぶので、アフリカ赴任の可能性については、要確認です。
※JACに関する補足
- JACは海外移住、海外転職を支援するサービスではありません。海外勤務、海外駐在などの求人を紹介してもらえます。
- 年収600万円~2,000万円の方にオススメのサービスです。
※補足
このところ、JACは海外向けのビジネス経験・海外勤務経験がない人材に対しては、有望な求人を紹介出来ないようになっています。(海外ビジネス経験者を募集する求人の取り扱いにシフトしているためです。)
そのため、海外経験がないという人の場合、後にも触れているリクルートエージェント、もしくはマイナビエージェントといった転職会社のほうがオススメです。
特に、マイナビは若手層の転職支援に力を入れているので、35歳ぐらいまでの人であれば、職歴などを問わず、採用するという企業からの求人を多数保有しています。
海外駐在案件に関しても、本人の意欲が高ければ、それで良しとする企業が少なくないので、未経験という人にもチャンスがあります。(そのかわり、本気度については、厳しく見極められるので、注意してください。)
商船三井キャリアサポート
商船三井が100%出資している人材紹介会社。日本を代表する海運会社が出資していることもあり、物流・貿易関連の求人を豊富に保有しています。他エージェントが扱っていないような案件が多数存在します。
アフリカに進出している商社、製造メーカーからの求人で輸出入・物流、営業、経営企画といったポジションで現地駐在の可能性がある転職案件が出ています。
マイナビ転職
幅広く日系企業の転職案件を扱っている大手エージェント。機械メーカー、自動車メーカー、商社からの求人でアフリカ・中東エリアへの駐在、出張を前提とした案件を扱っています。募集数が最も多いのは、現地市場開拓を行う海外営業職となります。
doda
日系グローバル企業の転職案件を多数扱っている大手エージェント。海外駐在員を募集する案件が多数あります。大半が欧米、アジアとなり、アフリカ駐在の案件となると、数は少なくなりますが、常時何らかの案件が発生しているので要チェックです。
職種としては販路開拓、新規事業立ち上げといった海外営業、プロジェクト管理といったものが中心となります。
JICA国際キャリア
独立行政法人国際協力機構が運営する国際協力分野に関わる団体の求人情報やセミナー情報を掲載しているサイト。
国際開発・開発援助政策、国際経済・貿易・産業分野における調査・コンサルティングを行う財閥系のコンサルティング会社からの求人で、アフリカ駐在員の募集案件が掲載されていることがあります。
また、国際協力活動を行っているNGOや研究機関、大学からの求人でアフリカ駐在員を募集する案件が多数掲載されています。
ハローワーク
地方の小さな企業で、海外に積極的に進出している会社が海外市場の販路開拓、海外パートナーとの折衝を行える人材を募集していることがあります。アフリカや中東に出張・駐在することが予定されている案件もあるので要チェックです。