外資は実力主義なので、性別や年齢に関わらず、この人が必要と判断すれば採用します。ただし、求められる実力が年齢とともに上がるのも事実です。転職のハードルはあがるので、このあたりを考えて行動しないと失敗します。
このページでは、女性が外資への転職を考える時に知っておくべきことをまとめてみます。
1:マネジメントが出来れば鉄板
男性、女性に限らず、マネジメントが出来れば完璧です。幾らでも採用してくれる企業が存在します。逆にマネジメントが出来ないとなると、選択肢の幅が狭まります。
ちなみに30代後半を超えると主任・課長クラス、40代後半から50代となると部長クラスの人材であることが求められるようになります。外資は性別にこだわらないので、マネジメントスキルがあれば年齢にかかわらず、女性でも採用します。
2:バックオフィス系のほうが採用されやすい
マネジメントは無理という人の場合、バックオフィス系の職種が狙い目です。外資の場合、人事や経理といった職種だと、部のトップは男性だけど、その下のスタッフは女性がメインというケースが大半です。全員、女性という企業もあります。
日系企業と違い、外資は即戦力になる人材を求めるので、経験やスキルが若い人よりも上であれば、30代、40代の女性でも採用してもらえます。たとえば、経理一筋20年といった女性であれば、実務能力は相当のレベルにあるはずなので、20代の女性よりも採用されやすくなります。
一つ注意点としては、外資はそれまでに外資企業で働いてきた経験値を重視するので、今まで日系企業で働いてきて、外資での勤務経験がないとなると、30代、40代の人が採用されるのは厳しいかもしれません。
ただし、それは外資への適正(英語、職場環境への対応等)があるかどうかという点を不安視するためなので、面接時に語学能力とコミュニケーション能力(文化背景の違う人と意思疎通が出来る能力)をアピール出来ればカバー出来る可能性があります。
3:日系企業よりは間違いなく転職しやすい
年齢があがると転職が難しくなるのは日系でも外資でも一緒ですが、女性の場合、間違いなく外資のほうが転職はしやすいはずです。
日系の場合、一定の年齢以上だと、それだけで落とされてしまいます。特に女性の場合、その傾向が強くなります。少しずつ、この傾向は変わってきており、日系企業も変化してきてはいますが、でもまだまだです。
外資であれば、少なくても性別を条件にすることはありません。この点は女性にとっては有利なことだと思います。
ただし、繰り返しになりますが、年齢が上がれば上がるほど、即戦力の人材が求められるのもまた事実です。決して甘くはないので、そこは覚悟して転職活動に取り組んでください。
いずれにしても採用条件や求める人物像は企業によって違うので、自分を少しでも高く評価してくれそうな会社を選ぶことが転職成功の条件です。
このあたりは転職エージェントに相談しながら判断していくことをオススメします。彼らは転職のプロで実情に熟知しているので、あなたのプロフィールを加味しながら、適切な転職先をアドバイスしてくれるはずです。
下記のページに外資企業の求人に強い転職エージェントをリストアップしています。それぞれ、エージェントごとに得意分野があるので、自分が転職を希望する業種、職種にあったエージェントを選択したうえで、直接相談してみてください。
1社だけだと、判断に偏りが出る可能性があるので、複数のエージェントに相談して比較検討することがポイントです。
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