外資系企業の英語面接に関しては、普通に会ってしに行けばいいという簡単なものではなく、それなりに成功するための技術が必要です。
その技術を知っているのと知らないのとでは面接の結果に大きな違いが出てきます。しっかりとした事前準備をして挑みましょう。
外資系企業の英語面接に成功するための方法を下記にまとめてみました。以下に挙げる4つの点に注意するだけで、採用の可能性は高くなります。
①英語に多少の間違いがあっても、発言内容が通じているようなら話し続ける
面接官はより実践的な視点であなたのコミュニケーション能力を見ています。文法的に正しい英語をしゃべる人よりも、文法は不完全でも相手にストレスを感じさせない話し方をする人のほうが、往々にして高く評価されます。
面接での細かい英語のミスは気にせず、発言内容が通じているようなら話し続けることが重要です。
②自分のアピールポイントを箇条書きにまとめておく
面接前には、志望動機や自分のアピールポイントについて、頭の中でシミュレーションしておくべきです。覚えておく情報を減らすことにより、かえって難しい質問にもフレキシブルに対応できるようになります。
③自己紹介は、英語面接では必ず想定しておく
様々な組み立て方が可能ですが、「自分の過去の実績」と「将来展望」は、いずれも希望ポストと直接に関連した内容にすることが重要です。スピーチは3分以内を目安にしましょう。
④堂々とした態度で面接に臨む
謙虚を美徳とする日本人の場合、低姿勢であることが何かと尊ばれます。しかし、外資系企業の英語面接ではこれは通用しません。多くの外資系企業では低姿勢はむしろ「自信がない人、無能な人」と見なされます。
書類選考を通過して面接に進んだということは、面接官が「貴重な時間を投資してでも会ってみたいレベルにある人」だと思っているのです。低姿勢になる必要は全くありません。
「私を採用して頂けたら必ず会社のお役に立ちますよ!」くらいの堂々とした態度で臨んだ方が、外資系企業では良い結果を生みます。
外資系企業の面接で1番大事な給与の交渉については、先に相手側から給与額を提示させるぐらいのつもりで常に積極的な姿勢で挑みましょう。
前の会社の給料と将来受け取る予定の給料の額を比較して交渉してはいけません。前の会社との職務の違い、責任の重さの違い、そして立場の違いなどを強調しながら条件交渉を行うことが重要になります。
自分の希望が100%通るとは思わないようにして、時には譲歩の気持ちを持って慎重に交渉に挑むことが大事です。どんなことに対しても自分の中で前もって給料の最低ラインを決めてから交渉に挑むことが成功の鍵です。
外資系企業の中には、入社時や転職時の英語力がそれほど高くなくても、入社した後に英語を勉強してできるようになってもらえれば問題ない、と考えている企業もあります。
ある程度の英語力で外資系企業に入社して、仕事で英語が必要な環境に身を置き、大変な思いをしながら英語を勉強するのが、実は一番英語が身に付く方法かもしれません。