愛媛県内において、国際交流に関連する仕事に就きたいのであれば、最も可能性があるのが、国際交流協会です。愛媛県、及び、松山市、今治市、新居浜市など、各市町村の国際交流協会から、事務スタッフを募集する求人が出ていることがあります。
国際交流事業の企画・実施、通訳・翻訳、一般事務などの業務を担当するといった内容の求人となり、1年契約の契約社員という形になるのが一般的です。給与は15~17万円程度の月給に、賞与が付くという形になります。
賞与額は、協会ごとに差があるのですが、おおむね、月給の2~3ヶ月程度分と考えてください。本人が希望する限り、契約を更新出来るケースが多いので、長期的に働きたいという人でも大丈夫です。
国際交流協会の求人については、ハローワークが扱っていることが多いです。愛媛県内のハローワークであれば、どこでも大丈夫なので、窓口に足を運んで、現在募集中の求人が存在するかどうか、確認してみてください。
ちなみに、ハローワークでは、インターネット上から求人が検索出来るようになっていますが、全ての求人が引っかかるというわけではないようなので、窓口で直接確認するほうが、より確実です。
大学の国際交流課
次に可能性があるのは、大学の事務員です。国際交流や留学生の受け入れに積極的な大学だと、国際交流課が設けられており、事務スタッフを募集する求人が出ていることがあります。JREC-INという教育機関の求人をまとめたデータベースをチェックすると、募集内容を確認することが出来ます。
また、派遣会社を利用して、スタッフを確保している大学も多いので、派遣社員の求人サイトをチェックするのもオススメです。過去の掲載実績だと、リクナビ派遣は多いので、情報源としてオススメです。
NPO団体では仕事が見つからない
大学と国際交流協会、この2つが愛媛県内においては、有力な勤務先候補となりますが、逆に言えば、この2つ以外には、候補となるような勤務先が見つからないということでもあります。愛媛県内には、国際交流を行うNGO団体、NPO団体が複数存在します。
ただし、こういった団体から募集されているのは、基本的にボランティアであり、有給職員の求人というのは、まず出てきません。そのため、国際交流というものを仕事として捉えている人にとっては、候補からは外れます。
国際交流関連の仕事を探す時に、頼りになる相談先
結論から言えば、愛媛県内において、国際交流というテーマを仕事に出来る機会というのは、極めて限られており、働く機会を得るのは、かなり難しいのですが、少しでもチャンスを広げるための方法として、一つの転職会社をご紹介します。
リクルートエージェントという転職会社ですが、国際的な業務内容の求人の取り扱いに力をいれており、民間企業だけでなく、政府機関や公的機関、財団法人、国際機関などからの求人を保有していることもあります。
(東京都内であれば、各国大使館、政府観光局の求人を常時保有していますし、国際交流基金・JICAなどの求人を扱っていることもあります。)
また、企業ボランティアとして、国際交流活動に力をいれている会社の求人も扱っています。本業とは別になりますが、こういった会社で働くことで、国際交流活動に取り組む機会を得ることも出来ます。
特に、教育関連の活動を行っている企業が多いので、子供の教育に関心がある人にとっては、検討に値する選択肢と言えます。
リクルートエージェントは日本全国の求人をカバーしており、当然、愛媛県内の求人についても、多数保有しているので、もしかしたら、面白い仕事を紹介してもらえるかもしれません。
また、国際交流に関連する仕事に従事出来るのであれば、勤務地は愛媛にこだわらない、県外もOKということであれば、他県の求人情報を教えてもらって、内容を比較検討するといったことも可能です。
かなり便利な情報源なので、有効活用することをオススメします。
※補足
リクルートエージェントは、元々、英語が得意な人の転職支援に力を入れていましたが、最近では、入社後、勉強して身につけることを条件に、今現在の英語力については不問とする採用方針を採る企業からの求人についても、取り扱うようになっています。
そのなかには、海外出張や海外勤務の機会が想定される求人も含まれるので、興味がある人は、リクルートに相談してみてください。
なお、20代・30代の人には、マイナビエージェントという転職会社もオススメです。リクルートとは、また違った系統の求人を確保しているので、両者をダブルで利用すると、多角的に情報を集められるので、よりチャンスが広がります。
特に、第二新卒者の場合、好条件の求人を紹介してもらえる可能性が大です。一方、30代後半以降の経験豊富な人の場合、マイナビはそれほど良い求人を扱っているわけではないので、それほど期待は出来ないです。(他社のほうがオススメです。)