奈良県の国際交流関連の求人

国際交流に関連する仕事というのは、東京など、一部の大都市圏を除けば、どこのエリアであっても、ごく少数であり、求人を探すのは大変ですが、奈良は、そのなかでも、かなり求人が限定される地域です。

 

奈良県の国際交流関連の求人

 

そのため、仮に職探しに取り組んだとしても、半年ぐらいは全く求人が出てこないといったことも珍しくありません。京都や大阪などであれば、比較的、求人の発生頻度が高いので、どうしても国際交流に関する仕事に就きたいという人は、対象地域を広げて仕事を探すことをオススメします。

 

まずは、これが大前提となりますが、勤務地がどこであれ、国際交流関連の求人情報を探す方法というのは、同じです。

 

有効な情報源となるサイトを下記にリストアップしますが、いずれも、全国各地の求人をカバーしているので、奈良・京都・大阪の求人をまとめて探すといった活用法もアリです。興味があれば、東京の求人をチェックするといったことも可能なので、是非色々と調べてみてください。

 

JREC-IN Portal

全国各地の研究機関・教育機関から発生している求人情報を集めたデータベース。奈良県内の大学からの求人が掲載されていることもあり、そのなかには国際交流センターの事務員を募集する求人が含まれていることもあります。

 

海外の提携先大学との交流活動推進に関連する業務、海外からの留学生受け入れ業務、在日留学生の生活支援業務などが、主な担当業務となります。1年更新の契約社員での採用となるケースが多いです。

 

給与は、フルタイム勤務で、月18~23万円程度が標準額なので、決して実入りが良いものではありませんが、長期的に働けるので、安定した職場を探している人にオススメです。

 

関西地域のなかでは、奈良県は、こういった求人が見つかりにくい地域であり、大阪や京都、兵庫、滋賀のほうが、発生頻度が高いので、これらの地域における求人を視野に入れて探してみるのもアリです。

 

Activo

日本各地のNGO団体、NPO団体の情報を集めたポータルサイト。求人情報ページが開設されており、正規職員やアルバイトスタッフを募集する求人が掲載されています。国際交流団体・国際支援団体からの求人も見つかるので、要チェックです。

 

ただし、奈良県内には、国際交流団体自体が少ないので、求人が出てくる頻度は少ないです。やはり、大阪や京都といった近隣県のほうが、発生数が多いので、現実的には、これらの地域における求人を一括で探したほうが賢明です。

 

PARTNERS

外務省の外郭団体である、独立行政法人、国際協力開発機構が運営する、国際協力・国際交流に関する情報ポータルサイト。政府機関や国際機関、地方自治体、民間団体からの求人情報を集めた掲示版が開設されており、国際交流活動関連の求人が多数見つかります。

 

数は少なくなりますが、奈良県内で発生している求人が出ていることもあるので、Activoと合わせてチェックするようにしてください。

 

リクナビ派遣

派遣社員専門の求人情報サイト。先ほど触れた大学職員の求人ですが、大学側が派遣会社を利用して、人材確保に動くことがあり、リクナビ派遣だと、国際交流センター事務員を募集する求人が、たびたび見つかるので、大学で働くことを希望する人は、こちらも要チェックです。

 

過去には、奈良大学、奈良県立大学、奈良女子大学、奈良教育大学などからの求人が出ていたこともあります。

 

補足)リクルートエージェント

最後に、補足的な情報源として、リクルートエージェントという民間の転職エージェントを取り上げておきます。リクルートは国際的な仕事に関する求人案件を扱っており、たとえば、東京都内だと、各国大使館や政府観光局からの人材募集案件を保有しています。

 

その兼ね合いで、政府機関とのコネクションが強いため、問い合わせれば、何らかの形で、奈良県内で働けるような仕事を紹介してもらえるかもしれません。関西だと、政府系機関は大阪に集中しているので、チャンスとしては少ないのですが・・・

 

ただし、可能性はゼロではないので、ダメ元で相談してみるのもアリです。また、大阪であれば、かなりの確率で、仕事を紹介してもらえるので、興味がある人は併せて、確認してみてください。

 

民間企業で働くという選択肢

ここまで、奈良県内において、国際交流に関連する仕事の求人情報を入手するための方法についてお伝えしてきましたが、お分かりのように、奈良で仕事を見つけるのは至難の業です。よほど、運が良くないと、求人が出てこないと思います。

 

関西エリア全域で、広く考えれば、チャンスは増えますが、それでも、かなり限られているのが、正直なところです。(1年間で10件以上の求人が見つかれば、良いほうです。)

 

いずれにしても、狭き門なので、こういった仕事を探しつつも、代替となるような選択肢も考えるべきです。そこで、オススメなのが、民間企業に就職して、間接的に国際交流活動に従事するというものです。

 

いまや、日本企業にとって、海外に進出することは当たり前であり、大手だけでなく、中小企業のなかにも、積極的に海外市場において、事業展開を図っている会社が増えています。

 

そのなかには、現地の人達と密接に接する形で、事業を行っている企業もあれば、法人ボランティアとして、国際交流活動に取り組んでいる企業もあります。

 

社員がボランティアスタッフとして、活動に従事しているので、こういった会社に勤務することで、間接的に国際交流に携わることが可能です。

 

貧困にあえぐ子供達に対する健康増進支援、教育支援といったものが多いので、この分野に興味がある人であれば、国内の民間団体で働くよりも、よほど充実した時間を過ごせるかもしれません。

 

もちろん、こういった企業は、まだまだ全体のなかの一部なので、求人も限られたものとなりますが、民間団体から出ている求人とは、比べものにならないぐらい多いので、より現実的な選択肢とは言えます。(会社で働いたほうが、給与もいいです。)

 

奈良県内においても、こういった企業は存在するので、チャンスはあります。上記で触れたリクルートエージェントがそうですが、グローバル企業の求人に強い転職エージェントに相談すれば、この手の求人を紹介してくれるので、一度相談してみることをオススメします。

 

リクルートエージェント以外では、ビズリーチJACリクルートメントdodaパソナといったエージェントも、頼りになります。

 

※JACに関する補足

  • JACは海外移住、海外転職を支援するサービスではありません。海外勤務、海外駐在などの求人を紹介してもらえます。
  • 年収600万円~2,000万円の方にオススメのサービスです。

 

特に、リクルートエージェント・ビズリーチの2社は、JICAの国際支援プロジェクトに参画して、現地における支援事業を請け負っている企業からの求人の取り扱い実績も豊富なので、必ず押さえておきたいところです。

 

いずれにしても、民間企業も視野に入れれば、色々なチャンスが出てくるので、自分が納得出来る仕事が存在するかどうか、色々と調べてみてください。