三重県の国際交流関連の求人

三重県内において、国際交流に関する仕事に就くのは、かなり大変です。求人自体が、かなり限られてくるためです。三重県国際交流財団や、県内の各市町村に設立されている国際交流協会などから、事務スタッフを募集する求人が発生することがあります。

 

三重県の国際交流関連の求人

 

また、三重大学など、国際交流活動に力を入れている教育機関、及び、NPO団体からも、求人がかかることがあります。ただし、これらを合わせても、1年間で発生する求人の数は、10件に達するかどうかというレベルなので、なかなか厳しいです。

 

とはいっても、求人が存在するのも事実なので、最初から諦める必要はありません。国際交流関連の求人が発生する時には、ハローワークが取り扱うケースが多いので、三重県内のハローワークに足を運んで、一度相談してみてください。

 

※補足
ハローワークの公式サイト内からも、検索をかけることが出来ますが、それで見つかるケースは稀です。ハローワークに登録して、新規求人が出た時に優先的に教えてもらうようにしないと、まず無理なので、少し面倒ですが、窓口まで足を運ぶことをオススメします。

 

また、NPO団体からの求人を探す時には、下記の2サイトも、有効な情報源となります。(どちらのサイトにおいても、正規職員を募集するNPO・NGO団体からの求人を紹介する情報ページが開設されています。)

 

非常勤の通訳・翻訳スタッフとして登録する

上記で触れた、三重県国際交流財団もそうなのですが、三重県内の国際交流協会のなかには、通訳者・翻訳者の登録制度を用意しているところがあります。

 

三重県内に居住する外国人、及び、外国からの訪問者・旅行者向けの通訳業務、パンフレットやホームページ、各種案内資料の翻訳業務を担当するための人材を募集するための制度となり、謝礼も支払われています。

 

英語だけでなく、中国語、ポルトガル語、韓国語、タガログ語、タイ語、ベトナム語等、募集対象となっている言語スキルは、多岐に渡ります。

 

なお、英語に関しては、英検1級程度、TOEIC800以上程度のスキルが最低限求められることになり、なかなかハードルは高いのですが、英語以外の言語に関しては、スキル要件などは定められていないケースが多いので、それなりに出来れば、登録を受け付けてもらえます。

 

実際に、どれだけ仕事を受けることになるのかというのは、不確定ですが、伊勢志摩サミットがきっかけで、三重県内に訪問する外国人観光客は急増していますし、県・市町村、ともに海外からの誘客に積極的なので、今後は、通訳者、翻訳者に対するニーズが高まること、間違いなしです。

 

そのため、興味がある人は、とりあえず登録しておくことをオススメします。特に、マイナーな言語が操れる人は重宝される可能性が高いですし、本業に出来るかもしれません。

 

下記に、三重県内の国際交流協会をリストアップしておきますので、ぜひチェックしてみてください。(今現在、通訳・翻訳スタッフを募集している協会については、太字にしてあります。)

 

http://www.mief.or.jp/jp/shimachi_kyoukai.html

 

民間企業で働くという選択肢

ここまで、三重県内において、国際交流に関連する仕事の求人情報を入手するための方法について、お伝えしてきましたが、冒頭でも触れたように、絶対数が少ないので、本当に仕事に就けるかどうかというのは、分かりません。

 

何ヶ月もかけて、仕事を探したけど無理だったという結果になる可能性が十分にあります。また、国際交流という分野は薄給なので、仕事は見つかったけど、給与が安いので、断念せざるを得なかったということになるかもしれません。

 

(若い独身者だと、まだ受け入れられるかもしれませんが、社会人経験が長い人だと、躊躇してしまうかもしれません。特に、家族がいる人だと、とてもだけど無理という話になっても、おかしくありません。)

 

納得出来る仕事が見つかる可能性もあるので、最初から諦める必要はありませんが、同時に、代替となるような選択肢について考えることもオススメします。それは、民間企業で働くという選択肢です。

 

いまや、大企業だけでなく、中小企業にとっても、海外市場に目を向けるのは当然のこととなってきており、三重県内にも、グローバルで活躍している企業が多数存在します。

 

そういった企業のなかには、現地の人達と密接な関係を築きながら、事業を展開しているところもあり、こういった会社に就職することで、毎日の仕事自体が、国際交流に直結するといった働き方が出来る可能性があります。

 

また、企業ボランティアとして、国際交流・協力活動に取り組んでいる会社もあれば、JICAの国際開発プロジェクトに参加している会社もあるので、これらの企業で働くことで、より直接的に、国際交流活動に関与することが可能です。

 

もちろん、こういった企業というのは、全体のごく一部ですし、出てくる求人の数というのも、限られたものとなりますが、それでも、民間団体や公的機関からの求人と比較すれば、比べものにならないくらい多いです。

 

現実的な選択肢として、考えられるだけの数にはなるので、本気で検討することをオススメします。グローバル企業からの求人案件を扱っている転職会社に相談すれば、こういった求人が、今現在、三重県内において、どれくらい出ているのか、教えてもらえます。

 

もちろん、そのなかで、興味がある求人があれば、紹介してもらえるので、是非一度連絡を取ってみてください。下記の転職会社は、保有求人数が多いので、相談先として最適です。

 

※JACに関する補足

  • JACは海外移住、海外転職を支援するサービスではありません。海外勤務、海外駐在などの求人を紹介してもらえます。
  • 年収600万円~2,000万円の方にオススメのサービスです。

 


※補足
リクルートエージェントは、元々、英語が得意な人の転職支援に力を入れていましたが、最近では、入社後、勉強して身につけることを条件に、今現在の英語力については不問とする採用方針を採る企業からの求人についても、取り扱うようになっています。

 

そのなかには、海外出張や海外勤務の機会が想定される求人も含まれるので、興味がある人は、リクルートに相談してみてください。

 

なお、20代・30代の人には、マイナビエージェントという転職会社もオススメです。リクルートとは、また違った系統の求人を確保しているので、両者をダブルで利用すると、多角的に情報を集められるので、よりチャンスが広がります。

 

特に、第二新卒者の場合、好条件の求人を紹介してもらえる可能性が大です。一方、30代後半以降の経験豊富な人の場合、マイナビはそれほど良い求人を扱っているわけではないので、それほど期待は出来ないです。(他社のほうがオススメです。)