株式会社経営共創基盤は、出資者が投資先企業の経営に参画することを指すハンズオン型コンサルティング会社です。
事業戦略立案などの経営コンサルティングやM&A実行支援などの財務アドバイザリー業務、または、中長期リスク共有型自己投資として企業再生投資やベンチャー企業投資も行っています。
株式会社経営共創基盤の強みと言えば、国からの圧倒的認知度のため、財政界からのネットワークと人材層の厚さが有ります。それゆえ評価も高く、幅広い業務をシームレスに提供し、業績を伸ばすことが出来ます。この傾向は、今後もますます広がる見通しです。
このような背景から、中途に関しても、様々な職種において、募集がかかっています。経営共創基盤への転職のチャンスは豊富に存在するので、関心がある人は、このタイミングで真剣に検討することをオススメします。
経営共創基盤の中途採用求人の傾向
経営共創基盤の公式ページで現在確認できる中途採用は下記の通りです。
- IGPI カンパニー
- ものづくり戦略カンパニー
- IGPIビジネスアナリティクス&インテリジェンス
- みちのりホールディングス
みちのりホールディングス以外の職種において、必須条件が具体的な資格や経験などではなく、3つの資質を上げています。『成果へのコミットメント』『プロアクティブ、チャレンジ・成長志向』『高い人間力・チームワーク』などです。
よって、下記に挙げる歓迎資格の方を必須条件と読み換えた方が良いでしょう。
<IGPI カンパニー>
業務内容は、経営コンサルティング・財務アドバイザリー・投資業務になります。
歓迎資格として、企画・新規事業開発業務・投資およびM&A関連業務、経営コンサルティング業務・ハンズオン経営支援業務、アドバイザリー業務などが挙げられています。
<ものづくり戦略カンパニー>
業務内容は、製造業企業に対する経営コンサルティングなどになります。
歓迎資格として、事業会社における研究開発、製品開発・設計、生産技術、企画関連業務
コンサルティングファームなどにおける経営コンサルティング業務などが挙げられています。
<IGPIビジネスアナリティクス&インテリジェンス>
業務内容は、データ解析の知識・ノウハウを活用した経営コンサルティング・ハンズオン経営支援業務などです。
歓迎資格として、データを活用した戦略策定、オペレーション設計・改善、IT設計などの業務、コンサルティングファームなどにおける経営コンサルティング業務などが挙げられています。
<みちのりホールディングス>
業務内容は、交通事業および観光事業の経営支援、営業企画、技術開発、交通事業および観光事業の経営幹部などになります。
交通事業・観光事業の経営改革や営業企画の実践、新たな技術の社会実装に意欲をお持ちの方が対象となります。
求人情報の入手方法
経営共創基盤の公式サイト内に、キャリア採用ページが開設されており、そちらから、現在、募集がかかっている中途採用求人の内容について、確認することが出来ます。
https://www.igpi.co.jp/career/
また、転職エージェント経由でも、募集がかかっているので、そちらからでも、求人情報を入手することが可能です。このページの最後に、経営共創基盤の中途採用求人を取り扱う代表的な転職エージェントをリストアップしておきますので、参考にしてください。
経営共創基盤の社員の年収・給与制度について
経営共創基盤に勤務する社員の年収ですが、職種別に幾つか事例を挙げると、下記の通りとなります。
- アソシエイト 22歳 年収500万円
- アソシエイト 24歳 年収750万円
- コンサルタント 24歳 年収900万円
- マネージャー 30歳 年収1300万円
- マネージャー 30歳 年収1500万円
- マネージャー 31歳 年収1600万円
- マネージャー 32歳 年収1200万円
- マネージャー 33歳 年収1100万円
- マネージャー 38歳 年収2200万円
- ディレクター 34歳 年収1700万円
- 新規事業開発 24歳 年収550万円
- 新規事業開発 25歳 年収550万円
経営共創基盤の給与体制は、月給の他に年1回の賞与と昇給から成ります。賞与に関しては、年収に対する賞与比率が高く、特に上に行けばいくほど、成果によってかなり変動する仕組みで、人によっては差がかなりあります。
なお、通常の賞与以外にもキャリー的な制度もあるので、長くなればなるほどインセンティブとしての収入になります。その他ファンド案件の株式売却があった場合には、特別賞与が支給される場合があります。
諸手当として、通勤手当全額支給があり、保険は各種社会保険を完備しています。福利厚生は社宅制度が有りますが、退職金制度はありません。全体的に福利厚生に関しては、他社と比べても充実していないようです。
中途採用で入社する時の注意点
中途採用の場合、前職までの経歴を加味して、給与額が算定されることになりますが、交渉次第で変わるという要素もあるので、経営共創基盤からの提示額に納得がいかない時には、そこで諦めず、交渉するようにしてください。
こういった交渉が苦手ということであれば、前述した転職エージェントに交渉を代行してもらってください。彼らはプロなので、うまく話を進めてくれます。交渉ベタな人が、自分で行うよりも、間違いなく良い結果に落ち着くので、最初から任せてしまったほうが賢明です。
経営共創基盤の評価制度について
経営共創基盤の評価制度は非常にフェアに行われています。飛び級のような昇給の仕方はあまりありませんが、一段ずつのステップアップになります。マネージャー以上でも、上の詰りと関係なく、昇格、昇給出来るのは素晴らしい社風です。
経営共創基盤の教育制度・成長環境について
経営共創基盤では若手の段階で、色々な仕事を任せてもらえます。自分がクライアントを説得出来れば、自ら行動を起こしても良い環境です。
いわゆる戦略系の案件だけではなく、FAや会計士、弁護士が社内に複数名おり、様々な観点からアドバイスや投資も行っているため、これまで、コンサルティングしかやっていなかった人達も経営を全体的に見ることができる環境です。
また、リアルな経営の現場では、舞台裏での現実的な実像など若いうちから体験できますから、同世代でも同業他社に比べで成長のスピードが違います。実行を通じて、組織や人を動かす難しさ、その要諦を垣間見ることが出来るのは経営共創基盤ならではです。
経営共創基盤の人材育成の中心となるものは、基本的にOn the Job Training(OJT)です。しかし、経営共創基盤の業務はハンズオン(常駐協業)型がほとんどですから、企業経営全般の知識取得を目的とした研修プログラムが有ります。
最近の代表的なプロジェクトや、注目すべき経営に関するトピック、専門的なナレッジの共有・学習が行われる『定例研修』、反復演習(ドリル)によって効率的に体得できるよう、個々人の状況に応じて受講が可能なVOD(ビデオ・オン・デマンド)プログラムなどがあります。
その他、プロジェクトの責任者より貢献内容・改善点等についてフィードバックを受ける、『フィードバック制度』、また、自身の描くキャリアステップの中に留学がある場合、一定の条件をクリアすれば、社員として在籍したまま留学することが可能な『留学支援制度』など社員教育にも力を入れています。
ワークライフバランスについて
まず残業に関してですが、残業代は全て給与内にはいっているため残業代はありません。月間の平均残業時間は、84.1時間という数字ですが、これは部署ごとに繁忙期があるためです。基本的に他の戦略コンサルタント会社と比較してもプライベート時間は確保できます。
また、裁量制であるため、オフィスで作業を行う必要もないため自分で調整することが可能です。
休日・休暇は、土曜、日曜、祝日、年末年始、有給休暇、慶弔休暇が整えられており、年間の平均有給取得率は、40.8%とまずまずの数字となっています。
女性の働きやすさについて
男性女性の割合から言えば8:2と男性が多い環境です。しかし特に女性だからどうということもなく、平等に仕事があたえられ、そしてフェアに評価されます。キャリア志向の女性も十分出世は可能で、本人次第では遣り甲斐の持てる職場です。しかし、業務負荷は総じて高くパフォーマンスも求められるため、覚悟は必要です。
育児支援制度に関しては、産前産後の制度も整っており、出産後時短で働いている人も見受けられます。また会社からはシッター代の補助制度も整備してあり、働くママさんにとっても理解度が有ります。実際に男性でも時短を取っている人もおり、社員全体の働く環境を考えていると言えるでしょう。
経営共創基盤の転職先としての価値
富山CEOのカリスマ性と経営共創基盤のビジョンに惹かれて多種多様なバックグラウンドから一戦級のメンバーが集まっています。いわゆるエリート層の人が多いのが特徴です。このような環境に身を置きたいと考える人は、己に厳しく、真に仕事で己を磨きたいと思う人でしょう。
一方で創業から一定期間が経っており、ある意味会社として出来上がっているため、ベンチャー的なワイルドさや面白味はあまりないということは否定できません。純粋にこういったベンチャー的な要素のある仕事を目指している人は、少し物足りなさを感じるかもしれません。
このあたりは、個人の考え方次第となるので、自分自身の価値観と照らしあわせながら、経営共創基盤への転職の判断を下すようにしてください。
経営共創基盤の中途採用求人を扱う転職エージェント
最後に、経営共創基盤の中途採用求人を扱っている転職エージェントをリストアップしておきますが、彼らは社内事情に精通しているので、このあたりの判断に迷うことがあれば、一度相談してみてください。プロの視点で、アドバイスしてくれるので、参考になるはずです。
また、転職エージェントは、様々な企業の求人情報を扱っているので、他社の求人を紹介してもらうのもオススメです。経営共創基盤以上に、魅力を感じる求人が出てきてもおかしくないので、関心があれば、ぜひ他社のことについても、話をしてみてください。
※JACに関する補足
- JACは海外移住、海外転職を支援するサービスではありません。海外勤務、海外駐在などの求人を紹介してもらえます。
- 年収600万円~2,000万円の方にオススメのサービスです。