創業から100年以上の歴史を持つ世界有数の保険会社、マニュライフファイナンシャルの日本法人、マニュライフ生命。1999年から生命保険業務を開始、現在では保有契約高10兆円以上を誇る、日本を代表する保険会社に成長しています。
毎年、時代に合わせた投資型商品、保証型商品を開発・リリースしつつ、代理店数、提携金融機関数を増やすなど、積極的に事業を拡大しています。
人材採用に対する姿勢も積極的であり、中途採用についても、常時募集をかけています。このページでは、マニュライフ生命保険の中途採用求人の傾向、及び、社員の年収、就労環境などについてまとめていますので、参考にしてください。
マニュライフ生命保険の中途採用求人の傾向
中途に関しては、本社勤務の総合職、及び、日本全国に展開する営業拠点に勤務する営業職、それぞれで、求人が出ています。
総合職関しては、商品開発、プライシング、代理店サポート、保険会計、財務経理、法務、広報、マーケティングといったものが、中途で募集がかかる代表的な職種となります。
全ての職種において、該当業務に関する実務経験が必須となりますが、細かい要件は、求人ごとに異なります。同一職種でも、条件の違う求人が同時で出ていることがあるので、詳細については、個々に確認するようにしてください。
一方、営業職については、誰でも応募可能です。40代でアルバイト経験しかないといった、極端な人でもない限り、まず応募を受け付けてくれるので、社会人経験があれば、大丈夫です。
求人情報の入手方法ですが、会社の公式サイト内にある採用情報ページにアクセスするか、もしくは、転職エージェントに問い合わせるかのいずれかとなります。
●マニュライフ生命保険 採用情報ページ
http://www.manulife.co.jp/recruiting
マニュライフ生命保険の社員年収
マニュライフ生命保険に勤務する社員の年収ですが、総合職、営業職、それぞれで、幾つか具体例を挙げると、下記の通りとなります。
- 32歳 プライシングマネージャー(商品数理) 年収800万円
- 32歳 プライシングマネージャー(商品数理) 年収1000万円
- 35歳 商品企画 年収1000万円
- 35歳 法務(コンプライアンス)マネージャー 年収900万円
- 38歳 社内SE 年収1200万円
- 27歳 営業 年収650万円
- 30歳 営業 年収350万円
- 34歳 営業 年収1500万円
- 38歳 営業 年収770万円
- 54歳 営業 年収400万円
- 44歳 営業マネージャー 年収800万円
本社勤めの総合職、及び、全国各地の代理店勤務となる営業職、それぞれで、給与体系が異なります。
まず、総合職については、基本給と個人業績に連動したボーナス、企業業績に連動したボーナスが支給される仕組みとなっています。(管理職以上になると、業績連動ボーナスのみとなります。)
基本給は職位に基づいて決められており、年齢や勤務年数などは関係ありません。そのため、ランクアップしない限り、いつまでもたっても、給与は据え置きとなりますが、マニュライフは実績主義の会社なので、若い社員でもどんどん、収入を上げていくことが可能です。
営業職においては、総合職以上の実力主義となっています。フルコミッション制なので、契約を取れなければアルバイト並の年収ということもありますし、逆に、結果を出す人は青天井です。上記の年収例で、1500万といった数字がありますが、2000万円以上の年収を得ている人もいます。
外資だけあって、平均的な給与水準は高めですが、手当については、交通費が支給される程度なので、日系企業と給与差を比較する時には、この点を割り引いて考えたほうがいいです。
マニュライフ生命保険の人事評価制度について
営業職については、100%数字で評価される世界なので、営業成績が良ければ、人事評価も高くなりますし、好成績が続ければ、2~3年程度でマネージャーに昇進することも可能です。
結果が出なければ、評価もゼロという厳しい世界ですが、人事評価という点では、極めて分かりやすいので、不公平感はありません。
一方、総合職については、状況が異なります。外資らしく、現場の部門長が人事権を握っているので、上司の評価が全てとなり、実力だけでなく、上司との関係性が評価にも大きく反映されることになります。年功序列は存在しないので、年齢や勤務年数は、評価と全く関係ありません。
成長環境について
マニュライフ生命は、教育体制が充実している企業です。中途入社の社員も含めて、新入社員に対する研修が用意されており、業務に必要な基礎知識を一通り学ぶことが出来ます。
営業職の場合、生命保険販売資格を持っていない人は、1ヶ月かけて資格を取得することになります。(この間も、一定額の給与が支払われます。)
その後も、語学研修、能力開発研修、階層別研修、部門別研修、e-ラーニングプログラムなど、様々なプログラムが用意され、各個人に最も適した研修を受講することが可能です。アクチュアリー、FPといった資格取得を支援する制度もあります。
ただし、受講するかどうかは本人の意志に任されており、会社側で強制するわけではないので、実際に受講するためには、業務の合間を縫って、研修を受けるだけの時間を確保する必要があります。
仕事に追われていると、受けられないままなので、自分でしっかり業務を管理出来るような、優秀な人が、こういった研修制度を利用して、実力を磨いて、さらに出世していくというサイクルが出来ています。
ワークライフバランスについて
営業職に関しては、完全に各個人の裁量に任されているので、勤務スケジュールの調整は、かなりしやすいです。ただし、フルコミッションということもあり、高収入を狙っている人は、土日も働いていることが多いです。
特に、個人客がクライアントの場合、顧客の休みに合わせて訪問するといったことが多々起こるため、世間の休日が自分の勤務日といった状態になります。
その一方で、仕事量を適度に抑えて、休日をしっかり確保するというように、プライベートを重視しながら、働いている人もいます。
営業成績を残していれば、何も言われないので、自己管理能力次第で、ワークライフバランスについては、どうにでもなります。(より正確に言えば、成績が悪い時には、給与が下がるだけで、それで、上司や周囲から何かを言われるということはありません。)
一方、総合職の状況ですが、こちらもフレックス制が導入されているので、自由度は高いのですが、部署によっては、上司が定時に帰ることを良く思わないので、無理に残業するといった、昭和の日系企業のような、悪い雰囲気が残っているので、この点には、注意が必要です。
ただし、平均残業時間数は月間30時間、有給休暇消化率は60%以上という会社なので、全体で見れば、それほど悪くはない職場環境と言えます。
女性の働きやすさについて
ダイバーシティを重視して、女性が活躍出来る環境創りを積極的に進めている会社なので、総合職、営業職を問わず、女性にとっては働きやすい環境が整っています。人事評価は男女平等なので、女性でも結果を出せば、高収入・昇進を手にすることが出来ます。
逆に、家庭や子育てを重視するということであれば、自分のプライベートに合わせて、勤務スケジュールを調整することが出来る会社でもあります。
産休・育休、時短勤務制度が完備されており、取得率は非常に高いですし、職種によっては、自宅勤務を選択することも可能です。
マニュライフ生命は、女性社員比率が高いうえ、家族を持つ女性が多い会社なので、一人一人の社員に、お互いにサポートしながら働くという意識が備わっており、そういった意味でも働きやすい職場と言えるでしょう。
マニュライフ生命保険の転職先としての価値
ここまで、マニュライフ生命保険の就労環境について、様々な角度から見てきました。生命保険会社のなかでも、職場環境が良好な企業ですし、給与水準も高いので、転職を目指すには、良い会社です。
ただし、厳しい面もある会社なので、自分にとって満足がいく職場なのかどうか、じっくり考えたうえで、転職するかどうか、決断することをオススメします。
マニュライフ生命保険の中途採用求人を扱っている転職エージェント
下記に、外資系企業に強い転職エージェント、金融業界に強い転職エージェントをリストアップしておきます。これらの会社は、様々な企業の求人情報を確保しており、転職先に希望する条件を伝えれば、それらの条件を満たす求人を紹介してくれます。
マニュライフ生命保険以上に、好条件の求人が見つかるかもしれないですし、他社の求人と比較すれば、より客観的に判断することが可能なので、ぜひ問い合わせてみてください。
また、これらの転職エージェントは、マニュライフ生命保険の社内事情にも精通しているので、就労環境について、より詳しく教えてもらうことも出来ます。
上記でも少し触れましたが、部署によっても、微妙に事情が異なるので、自分が転職を希望する職種での状況がどうなのか、確認しておくことをオススメします。
※JACに関する補足
- JACは海外移住、海外転職を支援するサービスではありません。海外勤務、海外駐在などの求人を紹介してもらえます。
- 年収600万円~2,000万円の方にオススメのサービスです。