ブッキングドットコムは、創業1996年と非常に若い会社ですが、現在では、世界最大規模の旅行ECサイトに成長を遂げ、 世界70ヶ国に 198の支社を展開、1万7,000名以上の社員を擁する企業になっています。
日本においては、2009年、東京に事業所を開設し、2018年現在、東京(表参道、大崎)、大阪、福岡、那覇、札幌にオフィスを持っています。
事業スタイルは、以前は登録施設のほとんどがホテルでしたが、2010年代前半から、バケーションレンタルの登録を拡充し、民泊を含む、総合的な宿泊予約サイトに事業転換しています。
そのため、ブッキングドットコムはホテル予約サイトの世界最大手であると同時に、バケーションレンタル予約サイトの世界大手となっており、ウォール・ストリート・ジャーナルの調査では、2016年におけるブッキングドットコム利用の民泊は、全世界の予約数ベースでAirbnbの60%前後の数字となっています。
このような背景から、中途に関しても、様々な職種において、募集がかかっています。ブッキングドットコムへの転職のチャンスは豊富に存在するので、関心がある人は、このタイミングで真剣に検討することをオススメします。
ブッキングドットコムの中途採用求人の傾向
ブッキングドットコムの中途採用は、公式ページにおいて確認が出来ます。ただし、世界70か国での採用職種を掲載していますのでかなりの数が出てきます。部署、国、都市の3つからセレクトできるようになっており、個々では東京での採用職種についてまとめています。
- マーケティング戦略パートナー、マネージャー職
- カスタマーゲスト・エグゼクティブ
- マーケティングPRコミュニケーションズ マネージャー職
- カスタマーサービスパートナー・スペシャリスト
ゲストやパートナーの電話・メールの問い合わせ対応(旅行のアドバイス、予約の変更、キャンセルなど、基本的な問い合わせに対応します)や的確なツール、方法、プロセスを用いて、正確で完全な情報の提供が主な業務となります。
応募資格として、日本語(ネイティブレベル)および英語(ビジネスレベル)のスキル 、日本国内での就労資格をお持ちの方 とあります。
客室料金や空室状況の変更から管理画面の操作方法、特別リクエスト、技術的な質問等、問い合わせ内容のレベルに関らず対応することが業務となっています。
応募資格として、日本語(ネイティブレベル)および英語(ビジネスレベル)のスキル 、急速に変化する環境に適応でき、プレッシャーに強い方などが上げられています。
求人情報の入手方法
ブッキングドットコムの公式サイト内に、キャリア採用ページが開設されており、そちらから、現在、募集がかかっている中途採用求人の内容について、確認することが出来ます。
https://workingatbooking.com/
また、転職エージェント経由でも、募集がかかっているので、そちらからでも、求人情報を入手することが可能です。このページの最後に、ブッキングドットコムあの中途採用求人を取り扱う代表的な転職エージェントをリストアップしておきますので、参考にしてください。
ブッキングドットコムの社員の年収・給与制度について
ブッキングドットコムに勤務する社員の年収ですが、職種別に幾つか事例を挙げると、下記の通りとなります。
- 営業 アシスタント 24歳 年収500万円
- 営業 アシスタント 40歳 年収450万円
- 営業 23歳 年収600万円
- 営業 25歳 年収380万円
- 営業 28歳 年収500万円
- カスタマーサービス 27歳 年収400万円
- カスタマーサービス 32歳 年収400万円
ブッキングドットコムの給与体制は年俸制を採用しており、中途採用の場合、総支給381万6千円~となっています。ボーナスは四半期ごとに支給されます。日本支社の目標が達成されると、追加でボーナスが支給されます。昇給は年1回です。なお、採用されたとは有給研修が2週間実施されます。
手当は深夜手当、シフトによって昼食、夕食の提供やBooking.comでの割引や旅行費用の一部免除や各種健康保険の加入が有ります。
中途採用で入社する時の注意点
中途採用の場合、前職までの経歴・実績を加味して、年俸が決まることになりますが、実質的には、交渉次第となっており、同じような実力を持つ人でも、会社側と、どんな話をするかによって、ベース給が変わってきます。
特にブッキングドットコムの場合、入社時の年俸から大きく上がることは少ないため、会社側からの提示額に納得がいかない時には、そこで妥協せず、自分の希望を伝えて、キチンと交渉することをオススメします。ここで、会社の意向を受け入れてしまうと、入社後、同僚との給与差が大きいことに気づき、後悔することになりかねないので、要注意です。
条件交渉が苦手という人は、前述した転職エージェントに代行を依頼してみてください。彼らはこの手の交渉経験が豊富なので、うまく話を進めてくれます。交渉ベタな人が、自分で強引に進めるよりも、よほどうまくいく可能性が高いので、最初から任せてしまったほうが賢明です。
ブッキングドットコムの評価制度について
ブッキングドットコムは非常にフラットな評価を受けることが出来ます。社内では効率的に仕事が行われますので、シンプルに仕事が出来る環境です。そのため数字で自分のパフォーマンスが評価され、ボーナスなどが決定されます。残業は全く求められないため就業時間に一生懸命働ければ評価される仕組みです。
働くことに柔軟であることが求められ、社員をいくつかのカテゴリーごとに当てはめ、会社にとっての貢献度を評価しています。定期的なチームビルディングへの参加があり、その際の積極性も評価のポイントになります。
日本の市場は小さいので必ずしも日本の成果がクローズアップされているとは限りません。上司も日本人でない場合が多いため、日本の文化、事情を分からず判断されるということも念頭に入れておいた方が良いでしょう。
ブッキングドットコムの教育制度・成長環境について
ブッキングドットコムでは基本的に自ら提案する事に対して、理由なく却下されることはありません。アイデアが有ればどんどん提案し、具体化出来る環境が揃っています。例えば、あるプロモーションの際も必ず社内面談があり、外部の人とある程度平等に競う必要があります。
全ては自分次第という考えが有りますから、若手の人が経験を積むには良い環境です。会社自体がマルチタスクを重視する傾向があるため、同業他社に比べてスキルの向上は比較的早いと思われます。
語学、英語に関しては日々使用できる環境ですので、必然的に上達します。英語好きにはうってつけの環境と言えるでしょう。海外研修なども年に数回あり、希望すれば行くことも可能です。管理職は外国人が多いため、結局は英語が出来ないと評価されません。
教育面では様々なトレーニングを受ける機会があります。普通の会社ではあまり教えてもらえないようなことなども多く、その後の物の見方など仕事に役立つものです。しかし、自分で積極的に動くことが重要で、理解できないことをそのままにしておくと、周りは分かっているものと判断しますので、後々困難な目に遇います。
ワークライフバランスについて
まずブッキングドットコムの残業に関してですが、会社のカルチャーとして残業をしないように社員に促しています。したがって定時退社が当たり前の世界になっており、オンとオフのメリハリをつけることが容易です。実際に月間の平均残業時間4.9時間という数字ですので、ライフワークを重視する人にとっても最適な職場環境です。
休暇に関しては、週末出社は皆無であり、週末ボランティアとして働きたい人は平日固定休日がもらえます。有給に関しても、取得することを勧めていますので、各社員容易に取得できる環境です。なお、年間の有給消化率は95.1%と非常に高いものとなっています。
女性の働きやすさについて
ブッキングドットコムでは社員の半数以上が女性ということもあり、女性に対する理解度が非常に高いのが特徴です。キャリア形成に関しても会社自体で管理職を50:50にするように目指しています。CEOも女性ということもあり、女性のキャリアアップも十分出来ます。
育児支援制度に関しても前述しての通り、非常に充実しています。多くの女性社員が取得し、産休育休、復職をしています。その他無休ですが、生理休暇もあります。総じて、家庭がある女性が働くには最高の環境と言えるでしょう。
ブッキングドットコムの転職先としての価値
ブッキングドットコムは、外資ですが、ヨーロッパ系ですので、アメリカ系と異なり、ただ数字を追いかけるということもありません。横の繋がりなどを非常に重視しています。ですので、非常にオープンで、働くときは、がむしゃらに働き、遊ぶとくは思いっきり遊ぶと言うカルチャーが生まれています。
しかし、外資系特有である方針の変更や、本社の戦略がローカルでは受け入れがたいなどの問題もあります。こうしたことを考える場合、日本企業からの転職者の方は苦労する面も出てくるかもしれません。
ブッキングドットコムに向いている人というのは、元々外資出身または外資のスタイルに憧れを持っている人、または仕事内容より、プライベートを重視したい人などと考えられます。
一つに集中したい技術系の人や、職人肌の人、もしくはベンチャー気質の人は少しベクトルが違うようです。
このあたりは、個人の考え方次第となるので、自分自身の価値観と照らしあわせながら、ブッキングドットコムへの転職の判断を下すようにしてください。
ブッキングドットコムの中途採用求人を扱っている転職エージェント
最後に、ブッキングドットコムの中途採用求人を扱っている転職エージェントをリストアップしておきますが、彼らは社内事情に精通しているので、このあたりの判断に迷うことがあれば、一度相談してみてください。プロの視点で、アドバイスしてくれるので、参考になるはずです。
また、転職エージェントは、様々な企業の求人情報を扱っているので、他社の求人を紹介してもらうのもオススメです。ブッキングドットコム以上に、魅力を感じる求人が出てきてもおかしくないので、関心があれば、ぜひ他社のことについても、話をしてみてください。
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※JACに関する補足
- JACは海外移住、海外転職を支援するサービスではありません。海外勤務、海外駐在などの求人を紹介してもらえます。
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