Coltテクノロジーサービスの中途採用事情と転職者の年収

米国フィデリティ投信グループにより、1999年に設立されたKVH社を前身とする、法人向け通信/ITサービスプロバイダーであるColtテクノロジーサービス。現在では、データ通信事業とデータセンター事業を主軸に展開しています。

 

Coltテクノロジーサービスの中途採用事情と転職者の年収

 

Coltテクノロジーサービスのデータ通信ネットワークは、特に金融機関や証券会社からの支持が厚く、日本においては東京証券取引所に接続している証券会社の76%、同外資系証券会社の96%が利用するなど、シェアを独占するリーディングカンパニーでと言える存在です。

 

人材採用については、新規・中途、ともに積極的に行っていますが、東京オフィスはアジア拠点としての役割を担っており、様々な国籍の社員が働いているグローバルな環境なので、幅広い視野とチャレンジ精神を持って、業務に取り組めるような人が、優先的に採用されています。

 

Coltテクノロジーサービスの中途採用事情

Coltテクノロジーサービスでは、常時、中途採用募集をかけています。法人向けネットワークサービス・データセンター関連サービスの提案経験や、通信事業者、ネットワークインテグレーターでの就業経験を有するアカウントエグゼクティブの募集案件が中心です。

 

また、必須ではありませんが、ビジネスレベルの英語力を有している人材は高い評価を受ける傾向があるので、語学は磨いておいて損はありません。

 

中途採用者に対しては、45時間以上の事前研修が用意されており、自社商品に関する教育を受けてからの現場配属となるなど、外資のなかでは、社員をバックアップすることを重視している会社なので、中途で入社したとしても、スムーズに業務に入っていけます。

 

年収について

Coltテクノロジーサービス社員の年収ですが、代表的な例を幾つか挙げると、以下の通りとなります。

  • 30歳 営業 800万円
  • 33歳 営業 年収650万円
  • 中途入社1年~2年 30歳 上級技術職、年収800万円
  • 34歳 ネットワークエンジニア 年収 600万円
  • 37歳 営業マネージャー 年収1300万円
  • 38歳 営業マネージャー 年収1800万円
  • 29歳 マーケティングスペシャリスト800万円
  • 35歳 シニアエンジニア 年収850万円

 

基本給とインセンティブから構成される給与体系となっていますが、割合としては基本給:インセンティブが6:4となっており、給与に占めるインセンティブの割合が大きいことが特徴です。

 

外資特有とも言えますが、それでも、同業他社と比較してもインセンティブの割合が非常に大きいので、Coltテクノロジーサービスは、バリバリ働いて、自分の実力で高年収を勝ち取るといった上昇意識が高い人にとっては、かなり魅力的な企業であると言えます。

 

賞与は年一回(2月)、手当は残業手当・通勤手当のみですが、基本給が同業他社と同等、またはそれ以上と高めに設定されているため、手当について、不満を感じている社員はいないようです。

 

人事考課については、ランク制度を採用しており、昇給のためにはランクをアップさせる必要があります。半期ごとに行われる評価で継続的に高得点を取ることにより、ランクは上昇します。しかし、実際に高い評価を取り続けのは、かなり難しいです。

 

そのため、ランクアップを果たす社員の割合は、極めて少数です。中途採用の場合、入社時の年収が後々まで、大きく響いてくるので、転職する際の年俸交渉は非常に重要です。幸い、中途採用者の要望に配慮する意識が強い会社なので、遠慮なく伝えるようにしてください。

 

自分で交渉するのは気が引けるという人は、外資企業への転職支援に慣れている転職会社から求人に応募して、転職会社経由で要望を伝えることをオススメします。(転職会社は、条件交渉を肩代わりしてくれますし、交渉に慣れているので安心して任せられます。)

 

このページの最後に、外資に強い転職会社を幾つかリストアップしておきますので、参考にしてください。

 

Coltテクノロジーサービスの就業環境、ワークライフバランスについて

部署によっても差が違いますが、Coltテクノロジーサービスは、基本的にはワークライフバランスの調整がしやすい会社です。午後7~8時には大部分の社員が帰宅しており、有給休暇の取得に関しても容易で、部署によっては2週間~3ヶ月間もの長期間休暇を取ることも可能です。

 

評価制度では実力主義を貫きつつ、ワークライフバランスを確保しているということで、仕事もプライベートも充実させたいという人にとっては、理想的な環境です。ただし、技術職だと、休暇が取りづらかったり、残業が多めになったりしがちなので、要注意です。

 

Coltテクノロジーサービス社員の退職検討理由

Coltテクノロジーサービスは、良くも悪くも外資系らしく、実力主義の色合いが濃い企業です。実績を上げた社員に対しては、青天井のインセンティブで破格の報酬を支払いつつ、成果を出せない期間が長く続いている社員を減給、解雇することも遠慮なく行っています。

 

このため、Coltテクノロジーサービスの退職者には、成果を出し続けることが出来なかったため、やむなく退職せざるを得なくなったという人が数多く含まれています。非常に厳しい一面を持っている企業なので、転職を考える時には、この点は頭に入れておくようにしてください。

 

Coltテクノロジーサービスの社内事情に強い転職会社

最後に、外資企業への転職支援を得意とする、代表的な転職会社をリストアップしておきます。Coltテクノロジーサービスへの転職支援実績も豊富なので、自分に向いている会社なのかどうか、見極めたいという時には、是非意見を聞いてみてください。

 

第三者の視点から、客観的にアドバイスしてくれます。また、転職を目指すことを決めた時には、先ほども触れましたが、条件交渉を代行してもらうことも可能です。自分で、直接交渉するよりも、うまくいくケースが多いので、遠慮無くサポートを受けることをオススメします。

<外資企業への転職支援を得意とする転職会社>

 

※補足
リクルートエージェントは、元々、英語が得意な人の転職支援に力を入れていましたが、最近では、入社後、勉強して身につけることを条件に、今現在の英語力については不問とする採用方針を採る企業からの求人についても、取り扱うようになっています。

 

そのなかには、海外出張や海外勤務の機会が想定される求人も含まれるので、興味がある人は、リクルートに相談してみてください。

 

なお、20代・30代の人には、マイナビエージェントという転職会社もオススメです。リクルートとは、また違った系統の求人を確保しているので、両者をダブルで利用すると、多角的に情報を集められるので、よりチャンスが広がります。

 

特に、第二新卒者の場合、好条件の求人を紹介してもらえる可能性が大です。一方、30代後半以降の経験豊富な人の場合、マイナビはそれほど良い求人を扱っているわけではないので、それほど期待は出来ないです。(他社のほうがオススメです。)