ペースメーカーをはじめとする、様々な医療機器の製造販売を行うアメリカのメーカー、メドトロニック。世界155カ国以上で、85000人以上の社員が勤務する、世界有数のグローバル企業ですが、その日本法人にあたるのが、日本メドトロニックです。
日本市場においても、ペースメーカー、除細動器ICD、心臓再同期治療デバイスなど、CRDM医療機器分野において、高いシェアを獲得しています。
業界内でも、トップクラスの給与水準を維持するなど、待遇面が良いことで有名な会社でもあり、そのため、優秀な社員が集まっています。
しかしながら、日本メドトロニックでは、常に有能な人材を求めている会社であり、人材採用に貪欲であり、中途採用案件についても、様々な職種において、求人が発生しています。
高い技能を持つスペシャリストに対しては、高報酬を支払う会社なので、経験豊富な人は、ぜひチャレンジしてみてください。
このページでは、日本メドトロニックにおける中途採用求人の傾向、及び、社員年収、就労環境などについてまとめていますので、転職活動の際に、役立ててください。
日本メドトロニックの中途採用求人の傾向
日本メドトロニックの中途採用案件の詳細については、公式サイト内のキャリア情報ページに掲載されているので、興味がある人はアクセスしてみてください。
http://www.medtronic.co.jp/careers/career-opportunities/index.htm
営業・薬事・管理・財務・経理・マーケティング・IT関連職など、様々な職種の求人が発生しています。海外勤務を前提とした採用となる求人も出ています。
実務経験の有無については、職種に関連する業務の経験があれば、業界不問で応募可能とする求人から、専門知識を必要とするスペシャリスト向けの求人まで、多岐に渡っており、案件ごとに異なるので、詳細については、個々に確認するようにしてください。
なお、高度なスキルを扱う技術職ほど、相手に情報を的確に伝えるための文章能力やコミュニケーション能力が必要となるため、採用の際は重視されています。
日本メドトロニックの社員年収・昇給制度について
日本メドトロニックに勤務する社員の年収ですが、具体的な事例を挙げると、下記のようになります。
- 36歳 営業 年収750~900万円
- 40歳 セールスマネージャー 年収1800万円
- 35歳 開発マネージャー 年収750万円
- 33歳 マーケティング 年収700~800万円
- 29歳 管理 年収800万円
- 30代 IT関連職 年収800万円
- 40代 薬事リーダー 年収630万円
冒頭でも触れましたが、給与水準の高さで知られている企業なので、どの職種においても、年収は業界水準を超えています。
外資系企業ということもあり、実績や売上などの数字で評価する、成果主義が採用されており、高評価を受ければ、年齢を問わず、年収1000万円を超える高い賃金を得ることが可能です。
特に、営業職だと、売上によるインセンティブの割合が高いため、年収2000万円をもらう高所得者が、少なからず存在します。また、業績によっては、賞与が支給されることもあります。
昇給については、外資としては珍しく、年に1回の昇給制度が設けられています。少額にとどまりますが、基本的に毎年、昇給していきます。もちろん、高評価を受けたり、ポジションが上がれば、100万単位で昇給することになります。
福利厚生に関しては、社会保険、生命保険、長期所得補償保険、確定拠出型年金制度など、様々な制度が用意されているので、安心して働くことができます。
しかしながら、数字で評価されるため、目標が達成出来ない場合には、基本給のみとなり、生活が苦しいと感じる社員もいます。ゆえに、ある程度の実力がないと、働き続けることが難しい環境と言えます。
中途採用に関しては、入社時の査定が、後々の収入に与える影響が大きいので、納得がいくまで、会社側と話し合うようにしてください。中途半端に妥協すると、後々、後悔することになるので、要注意です。
交渉が苦手という人は、転職エージェントに代行してもらうことをオススメします。彼らは転職のプロなので、うまく話を進めてくれます。
あくまでも、そのエージェントが、日本メドトロニックの求人を扱っていることが前提となり、扱っていないエージェントに依頼しても受け付けてくれませんが、幸い、取り扱い実績が豊富なエージェントが数社存在します。
このページの最後にリストアップしておきますので、参考にしてください。
日本メドトロニックの評価制度・成長環境について
日本メドトロニックでは、前述したように、目標達成率などの数字を重視する評価方法を採用しており、所属する部署のマネージャー以上の上司から、評価を受けることになります。やればやるだけ評価されるので、バリバリ働きたい人にとっては、やり甲斐を感じられる会社です。
また、社内研修制度や社外の勉強会など、専門知識を学ぶ機会が充実しているので、スキルアップの意識が高い人にとっても、満足出来る環境が整っている会社と言えます。
一方、自分の時間を大切にして、のんびりと勤務したい人にとっては、常にプレッシャーを受けることになるので、居心地の悪い職場と言えます。
また、数は少ないのですが、好き嫌いなどの感情で査定する上司も存在しており、いくら実力があっても、正当に評価されないことを不満に思い退職する人もいるので、こういったイレギュラーも存在するということは、頭に入れておいてください。
ワークライフバランスについて
日本メドトロニックは、部署によって、多少の違いがありますが、ワークライフバランスは、比較的良好な会社と言えます。業務をきちんとこなしておけば、休みは思い通りに取得出来るので、長期休暇をとって、家族と旅行に行くといったことも可能です。
ただし、営業やマーケティングといった部署では、業務量が多いことに加えて、医療従事者が顧客ということもあり、時間が読みづらく、深夜勤務や休日出勤が当たり前となる職場もあります。
会社としては、有給消化を促してはいるのですが、勉強会やイベントなどに出席して、知識や人脈を蓄えておかないと、売上や実績を出すことが難しい傾向にあるので、ハードワークになりやすい状況です。
女性の働きやすさについて
性別によって、仕事の内容に違いがあるといったことはなく、男女が同じように働ける会社です。昇進についても、男女平等であり、部長以上の役職に就いている女性社員も多数存在するなど、キャリアアップの機会についても、男女差はありません。
産休・育休制度も整っており、取得実績者が多数存在します。復帰後は、時短勤務・在宅勤務といった制度を利用出来るので、子育てをしながら、働き続けることが出来る職場となっています。ちなみに、育休を取って、子育てに参加している男性社員もいます。
ただし、先ほども触れましたが、営業部門については、業務量が多く、プライベートと仕事の両立が難しいため、結婚や出産を機に、仕事を辞める人の割合は高めです。体力的に、きつくなることも退職を決意する一因となっているようです。
転職先としての価値
繰り返しになりますが、日本メドトロニックは、成果主義の会社なので、実力のある人にとっては、高年収をもらえること、やりがいを感じられるといった利点があり、魅力的な企業と言えます。(優秀な人は、年齢を問わず、管理職に昇進することが可能です。)
充実した研修制度が用意されているので、働きながら、新しい知識を得て、自分を成長させていくことが可能な環境ともなっています。
その反面、会社の要求水準を満たせない人の場合、給与が下がることになるので、高収入は望めないですし、成績を上げるようにと、厳しいプレッシャーを受け続けることになります。元々が業務量の多い会社でもあるので、マイペースで働きたい人には、不向きと言えます。
このように、人を選ぶ会社でもあるので、自分との相性がどうなのか、冷静に判断するようにしてください。
日本メドトロニックの中途採用求人を扱っている転職エージェント
最後に、日本メドトロニックの中途採用求人の取扱実績を有する転職エージェントをリストアップしておきます。彼らは、メドトロニックの社内事情に精通しているので、より詳しい情報を教えてもらうことが出来ます。
また、様々な企業の求人情報を扱っているので、他社の求人について、確認することも可能です。もしかしたら、日本メドトロニック以上に魅力的な求人を紹介してもらえるかもしれないので、ぜひ問い合わせてみてください。
※JACに関する補足
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