人工関節、頸椎固定材料、骨折治療材料、メドサージ製品、インターベンション製品等、整形外科の医療機器メーカーとして、世界有数のシェアを誇る、ストライカーコーポレーションの日本法人、日本ストライカー株式会社。
社員数800名足らずの小さな会社ですが、売上高は米国に次ぐ第二位を誇りますし、また、日本人患者向けに開発された製品が、世界基準として採用されるなど、開発拠点・営業拠点として、重要な役割を担っている会社です。
業績が好調に推移しているため、10~20名といった小規模ではありますが、毎年、着実に人員体制を拡大しており、それに伴い、中途採用に関しても、常時、募集をかけています。
このページでは、日本ストライカーの中途採用求人の傾向、及び、社員の年収、社内の就労環境についてまとめていますので、参考にしてください。
日本ストライカーにおける、中途採用求人の傾向
中途に関しては、営業、薬事、品質管理、フィールドサービスエンジニア(医療機器の修理担当)、マーケティング(製品開発、ブランド戦略担当)といった職種を対象に、募集がかかっています。
また、経理財務、経営企画、人事、法務といった管理部門系の職種において、求人が発生することもありますが、募集頻度は少なめです。
いずれの職種に関しても、3~5年程度の実務経験が必須となり、かつ、求人によっては、ビジネスレベルの英語力も、応募要件に加わります。
また、マネージャークラスとしての採用となるケースもあり、この場合、リーダー経験・マネジメント経験が、必須となってきます。
求人情報の入手方法
日本ストライカーでは、求人情報をまとめた専用サイトを開設しており、そちらから、募集要項、及び、現在、募集がかかっている求人の一覧について、確認することが出来ます。
http://www.stryker.co.jp/ado/recruit/
また、転職会社経由でも募集をかけていますが、求人によっては、公式サイト内では告知せず、転職会社を通しての募集のみとなるケースもあるので、日本ストライカーの求人情報を確認する際には、両者を押さえておくほうが賢明です。
転職会社に関しては、このページの最後に、日本ストライカーの中途採用求人の取り扱い実績が豊富な会社をリストアップしておきますので、参考にしてください。
日本ストライカーの社員の年収・給与制度について
日本ストライカーに勤務する社員の年収についてですが、幾つか具体的な事例を挙げると、以下のようになります。
- 営業 26歳 年収500万円
- 営業 28歳 年収650万円
- 営業 30歳 年収550万円
- 営業 30歳 年収700万円
- 営業 34歳 年収580万円
- 営業 42歳 年収1100万円
- 営業 44歳 年収1300万円
- テリトリーマネージャー 28歳 年収560万円
- テリトリーマネージャー 41歳 年収700万円
- 経営企画 28歳 年収900万円
- マーケティング 28歳 年収700万円
- マーケティング 32歳 年収900万円
- マーケティング マネージャー 35歳 年収1200万円
日本ストライカーは年俸制となっており、賞与という概念はありませんが、個人目標の達成率に応じて、3月にインセンティブが支払われるようになっています。このインセンティブの比重が大きく、成果をあげれば、高水準の年収が得られます。
ただし、達成率が85%未満になると、インセンティブが0となり、年収総額はかなり低くなります。典型的な実績主義の給与体系となるため、上記の年収例を見ても分かるように、日本ストライカーでは、個人間の給与差が大きいです。
ちなみに、日本ストライカーは、年俸自体が大幅に昇給することは、あまりないため、高給与を目指すのであれば、インセンティブが狙い目ということになります。(ただし、昇給自体は、全員一律で、毎年あります。)
福利厚生に関しては、住宅手当はありませんが、退職金制度、財形貯蓄制度、慶弔金制度、生命保険団体取扱い、リロクラブ福利厚生倶楽部などが用意されており、このあたりは、国内一部上場企業と同等の水準となっています。
日本ストライカーの評価制度について
日本ストライカーの人事評価は、数値に基づく業績評価が基本となっています。目標達成に対する取り組みや行動(プロセス)に対する評価は、ゼロに近く、あくまでも結果のみが問われることになります。
達成率は、上記でも触れたように、そのまま年一回のインセンティブに反映されますし、昇進に関しても、高い達成率を維持することが、唯一の条件となります。
ただし、管理部門など、個人のパフォーマンスを数値化するのが、難しい部署においては、業績評価自体は行われていますが、営業・マーケティングと比較すると、追求度が緩く、個人差が生じる度合いが少なくなります。
そのため、営業・マーケティングほど、大きな見返りは期待出来ませんが、その反面、一定の水準が保たれます。一定とは言っても、日本ストライカーの場合、決して、低い水準ではないので、それなりに満足しているという社員が多いです。
日本ストライカーの成長・キャリア開発について
日本ストライカーは、社内研修が充実している会社であり、プレゼンテーション、リーダーシップといった汎用的なビジネススキルを向上させるための研修から、意思決定力、思考能力を鍛える自己啓発的な研修まで、様々なプログラムが用意されています。
自分の自由意志で、好きなように受講出来るため、成長意欲が高い人にとっては、幾らでも学びの機会が得られる会社です。
ただし、業務に必要な専門知識というのは、仕事を通じて習得する以外にはないので、そこは別物と捉えてください。ちなみに、日本ストライカーは整形外科の分野においては、世界最先端のメーカーなので、求められる知識の量・深さというのは、相当なものとなります。
自分自身で、日々、自社製品について学ぶ姿勢がないと、ついていけなくなるので、注意してください。逆に言えば、常に最先端の技術に触れられるので、これは仮に他社へ転職することになったとしても、大きな武器となります。
なお、日本ストライカーでは、担当制となり、各個人が、責任を持って、仕事に取り組むことになので、常に、自主的に考え行動することが要求されます。
結果として、判断力、決断力、業務マネジメントスキルなどが磨かれることになるので、1人のビジネスマンとして、大きく成長することが出来ます。
ワークライフバランスについて
日本ストライカーの就労環境は、部署によって異なります。内勤職の場合には、土日や年末年始など、会社の暦通りに休めるのですが、営業職の場合には、手術や学会などで休日に出勤するということが、頻繁に起こります。
ただし、営業職だと、直行直帰が可能であり、スケジュール調整の自由度は高いので、自分でうまく業務を管理することで、まとまった休みを取ることは、十分に可能です。
女性の働きやすさについて
日本ストライカーは、ダイバーシティの観点から、女性登用を推進しており、女性社員の比率が、年々高くなっています。元々、実力主義の会社なので、男性と同じように、責任を持って働くことが出来ますし、そこで結果を出せば、昇進することも可能です。
また、コンプライアンスに厳しい会社であり、セクハラなどの行為にも、厳格に対応するので、女性ということで、不利な立場、不快な立場に陥ることは、まずないでしょう。
育児支援体制については、産休・育休が完備されており、取得率は高いですし、取得後の復帰も容易です。
営業職だと、クライアントの手術の立ち会いなどで、仕事のスケジュールがイレギュラー的になるので、そこが子育ての支障になることもありますが、その場合、一時的に、内勤職に異動するという選択肢が用意されているので、無理なく働き続けることが出来ます。
日本ストライカーの転職先としての価値
ここまで、日本ストライカーの就労環境について、様々な角度から見てきましたが、典型的な実力主義の会社なので、自分の力で勝負してみたいという人にとっては、やり甲斐がある環境と言えます。(それでいて、ワークライフバランスが悪くないというのも、魅力です。)
逆に言えば、常に結果を出すことが求められるので、そういったプレッシャーが苦手という人だと、この会社で働くのは難しいでしょう。
こう考えると、日本ストライカーに向いているタイプ、向いていないタイプというのは、明確に分かれるので、自分との相性というのは、判断しやすいと思います。
自分の考え方と照らしあわせながら、転職を目指すのかどうか、判断するようにしてください。最後に、日本ストライカーの中途採用求人の取り扱い実績が豊富な転職会社をリストアップしておきますが、彼らは、社内事情に精通しています。
そのため、より詳しいことを教えてもらうことが出来ますし、自分との相性で、判断に迷う部分があれば、相談してみるのもアリです。(プロの視点で、分析してくれるので、参考になります。)
また、他社の求人を紹介してもらって、日本ストライカーと比較してみるといったことも出来ます。転職先を決める際には、転職会社は有用な情報源となるので、うまく活用してください。
※JACに関する補足
- JACは海外移住、海外転職を支援するサービスではありません。海外勤務、海外駐在などの求人を紹介してもらえます。
- 年収600万円~2,000万円の方にオススメのサービスです。
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転職を目指す会社が決まった場合、年収などの条件交渉を代行してもらうことも出来ます。年収アップに成功するケースが少なくないので、ぜひこういったサポートも受けてみてください。