人事、会計、SCM・生産管理、Eコマース、マイナンバーシステム、ビジネスチャット、グループウェアなど、企業経営に関わる基幹業務ソフトウェアの提供・コンサルティングサービス事業を展開している、法人向けソフトウェアメーカー、ワークスアプリケーションズ。
ワークスアプリケーションズのパッケージソフトを導入している企業は1200社以上、大手企業向けのシェア率は3割以上となる、正真正銘のナンバーワンメーカーですが、さらなる成長を掲げ、積極的に事業を展開しています。
競争が激しい市場でもあるので、優秀な人材の確保に余念がなく、新卒・中途を問わず、採用を積極的に行っています。
中途に関しては、転職者に対する要求水準が高く、採用のハードルは高いのですが、その分、報酬面でも福利厚生面でも、手厚い制度が整っています。
実力主義で、結果を出せば、どんどん、昇給・昇進を手にすることが出来る会社なので、やり甲斐があります。(世界進出の動きも活発なので、世界基準で勝負したいという人にも、オススメの企業です。)
このページでは、ワークスアプリケーションズの中途採用求人の傾向、及び、社員の年収・就労環境についてまとめていますので、参考にしてください。
ワークスアプリケーションズの中途採用求人の傾向
ワークスアプリケーションズは、開発体制の充実化に力を入れていることもあり、中途採用の求人に関しては、エンジニア部門からの募集が多くなっています。
かつ、セールス・マーケティング部門、経営管理部門、人事部門からも、複数の求人が出ているといった状況です。(職種としては、営業、マーケティング、経理財務、法務、広報、経営企画、海外事業管理、人事、社内SEなどです。)
応募条件に関しては、エンジニア部門の場合、即戦力の人材が求められているので、経験豊富な人でないと、採用される可能性は低いです。国籍を問わず募集をかけているので、外国人エンジニアがライバルになるなど、競争は、かなり熾烈です。
エンジニア部門以外の職種に関しても、基本的には、該当業務に関する実務経験が必須となりますが、稀に未経験者応募可の求人が出てくることもあるなど、間口は広くなっています。なお、実務経験以外では、語学スキル(英語)が求められるケースが多いです。
求人情報の入手方法について
ワークスアプリケーションズの公式サイト内に、キャリア採用情報募集ページが開設されており、現在、募集がかかっている職種について、確認することが出来ます。
https://career.worksap.co.jp/index.php/midcareer
また、中途に関しては、ワークスアプリケーションズは、民間の転職会社を積極的に利用している会社なので、転職会社に問い合わせることでも、求人情報を入手することが可能です。
どちらのルートでも、入手出来る情報に変わりはありませんが、転職会社の場合、様々な企業の求人情報を押さえているので、ワークスアプリケーションズの求人を、他社の求人と比較してみたいという時には、便利です。
このページの最後に、ソフトウェア業界に強い転職会社をリストアップしておきますので、参考にしてください。
ワークスアプリケーションズの社員年収・給与制度
ワークスアプリケーションズに勤務する社員の年収ですが、職種別に具体的な事例を挙げると、下記の通りとなります。これらを見て頂くと分かりますが、ソフト開発・システム開発の会社としては、非常に高い水準となっておいます。
特に20代の若手社員の給与額は、日系企業全体で見ても抜きん出た水準となっています。(これは、ワークスアプリケーションズが、年齢を問わず、実力で給与額を決めていることが、背景にあります。)
- 開発部門リーダー 27歳 年収720万円
- 開発マネージャー 33歳 年収970万円
- コンサルタント 28歳 年収800万円
- コンサルタントマネージャー 30歳 年収1000万円
- 営業 25歳 年収600万円
- 営業 30歳 年収600万円
- 営業 31歳 年収800万円
- エンジニア 27歳 年収700万円
- SEアソシエイト 31歳 年収650万円
- 品質管理 29歳 年収550万円
- 管理部門 32歳 年収800万円
- マネージャー 28歳 年収630万円
- 製品開発本部 27歳 年収550万円
- 製品開発本部マネージャー 31歳 年収670万円
- 人事 30歳 年収700~1000万円
- 製品企画 28歳 年収625万円
- 企画 30代前半 年収600~650万円
ワークスアプリケーションズでは、年俸制が採用されており、年俸額を16分割したものが、毎月支給されるとともに、6月末と12月半ばに、ボーナスとして、2ヶ月分ずつがプラスされる形となります。(年俸には、みなし残業代が含まれています。)
先ほども触れましたが、23歳前後で年収が600万円前後になるなど、20代社員の給与は、日系企業全体のなかでも、高水準です。同業他社と比べても20%ほど高い水準となるので、仕事を頑張って、早い段階で高収入を得たいという人には、モチベーションが湧く環境と言えるでしょう。
しかし、給与は高いのですが、その反面、住宅手当や家族手当、退職金制度などはないので、福利厚生については、全く期待出来ないと考えてください。(こういったものも、給与に含まれているというのが、ワークスアプリケーションズの姿勢です。)
昇給に関しては、ワークスアプリケーションズは、半年ごとに査定を行う仕組みとなっており、-7%~+30%の幅で給与が変動すると考えてください。高評価を続けていけば、1年間で100万円以上、年収を上げることも可能なので、かなりやり甲斐があります。
また、「リーダー」→「マネージャー」→「シニアマネージャー」と職位を上げることによっても、年俸がアップすることになり、マネージャークラスだと、最低でも1000万円を超えることになります。
ちなみに、役員クラスになると、年俸が3億円に達する人がいるなど、経営陣と社員との報酬体系には大きな差があり、外資系の投資銀行のような、かなりの高水準となっています。
ワークスアプリケーションズの評価制度について
ワークスアプリケーションズでは、360度相対評価(チーム内で、お互いに評価する仕組み)と、多面評価(上司なども含めた複数人によって、評価される仕組み)が採用されています。S-Dで評価が決定され、B+以上から昇給対象となります。
プロジェクトによってはプロセス主義な面があり、大規模な案件をギリギリなところで落とした人と、偶然取れてしまった人では、前者のほうが、評価が高くなることもあります。
また、仕事の進め方に関しては、個人プレーに徹する人よりも、チームプレーが出来る人のほうが、高い評価を受ける傾向があります。
成長環境・キャリア開発について
ワークスアプリケーションズは、研修よりも実践での経験に重きを置いている会社なので、教育制度に関しては何もありません。
しかしながら、個人に大きな裁量を与える会社なので、入社直後から様々なことにチャレンジすることが出来ます。
ワークスアプリケーションズは、自分からコミットすることに対して、寛容な会社であり、意欲が高い人を積極にバックアップしますし、仮に失敗したとしても、理不尽に責めるようなことは、一切ありません。(評価がマイナスになることもありません。)
成長意欲の高い人にとっては、安心して、色々なことに挑戦出来る、絶好の職場環境といえるでしょう。間違いなく、同業他社よりも、短期間で多くのことが経験出来る会社です。(海外支社、外国人スタッフとの協業もあるので、英語も向上します。)
上司も含めて、優秀な人が多いので、目的意識を持って、3年しっかりとやれば、IT業界においては、どこでも通用する人材になれるでしょう。まず転職にも困らないはずです。
なお、ここまで、耳障りが良い話をしてきましたが、これらを裏返して言えば、人から教えてもらえることはないので、仕事に必要な知識・情報については、常に自力でキャッチアップすることが必要となります。
また、ワークスアプリケーションズは、常に進化している会社であり、毎年、新しく業務改善を進めています。変化が大きな会社なので、その変化に対して適応出来るような人でないと、この会社で働き続けることは難しいでしょう。
ワークライフバランスについて
ワークスアプリケーションズは、『仕事をこなすことで、スキルを磨いていく』ことを、社是としているため、1人当たりの業務量はかなり多いです。成長のために、本人がこなしきれないぐらいの仕事をわざと与えるので、入社当初は、仕事漬けになると考えてください。
残業や休日出勤が常態化する可能性も大です。そのなかで、スキルを向上させつつ、効率良く業務を進めるマネジメント能力を磨くことで、だんだん、状況が改善していくというのが、一般的なパターンです。
こうやって、自分の裁量で仕事をこなすことが出来るようになれば、元々、自由度が高い会社なので、休みについても、本人の意志が、そのまま尊重されます。
結果として、うまくプライベートの時間を確保している人が多く、なかには、2週間くらいの長期休暇を定期的に取得している人もいます。
プライベートも大切という共通理解が社員間にある会社なので、休むことに対して、何の抵抗もありません。そういった意味では、一度、仕事が回るようになれば、ワークライフバランスという点に関しても、なかなかの好環境と言えるでしょう。
ただし、これは仕事が少なくなるということではないので、誤解がないようにしてください。
女性の働きやすさについて
ワークスアプリケーションズは、実力主義の会社なので、男性だから、女性だからといった発想は一切ありません。仕事の内容は男女で一緒ですし、昇給・昇進の機会についても、男女平等です。(管理職に就いて活躍している女性は多いです。)
そのかわり、女性でも男性と同じ能力・役割を求められることになり、仕事のペースが遅いと、毎晩、夜遅くまで働くことになります。女性だからといって、責任を少なくしてもらえるといったことはないので、その点は覚悟しておいたほうがいいです。
子育て支援体制に関しては、産休育休制度が使いやすいように整備されていますし、復帰後には、時短勤務を選択することが可能です。社内託児所が用意されるなど、会社として、子育てをフォローする意識が高く、周囲の理解もあるので、ストレスなく仕事と育児の両立を図れる環境です。
ワークスアプリケーションズの転職先としての価値
ここまで、ワークスアプリケーションズの就労環境について、様々な視点から見てきましたが、給与水準がかなり高い会社ですし、自分の努力次第で、幾らでも収入を上げられる会社なので、待遇面だけを見たら、申し分がない会社です。
激務の会社ではありますが、仕事の進め方に関しては、個人の裁量に任されているので、働く環境としても、それほど悪くはありません。(仕事が多くても、人間関係の嫌なストレスはないので、気持ち良く働けると思います。)
ただし、常に結果が求められることになるので、気持ちが強い前向きな人でないと、プレッシャーに負けてしまうかもしれません。ノンビリ働きたいという人には、まず向いていない会社です。
そういった意味では、向き・不向きがハッキリ分かれる会社なので、自分がワークスアプリケーションズに合うタイプなのかどうか、自分の特性や性格を踏まえたうえで、転職の判断を下すようにしてください。
ワークスアプリケーションズの中途採用求人を扱っている転職会社
最後に、ワークスアプリケーションズの中途採用求人を扱っている転職会社を下記に記載しておきますが、彼らは社内事情に精通しているので、このあたりの判断に迷うようでしたら、ぜひ一度相談してみてください。客観的な視点でアドバイスしてくれるので、参考になります。
また、転職会社は様々な企業の求人情報を押さえているので、他社の求人を紹介してもらうのもアリです。転職先に希望する条件を伝えて、それらの条件を満たす求人を探してもらうといったことも可能です。
もしかしたら、ワークスアプリケーションズ以上に、魅力を感じる会社が出てくるかもしれないので、興味がある人は、ぜひ他社のことについても聞いてみてください。
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転職を目指す会社が決まった場合、年収などの条件交渉を代行してもらうことも出来ます。年収アップに成功するケースが少なくないので、ぜひこういったサポートも受けてみてください。
※JACに関する補足
- JACは海外移住、海外転職を支援するサービスではありません。海外勤務、海外駐在などの求人を紹介してもらえます。
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