アメリカに本社を構える世界最大のホテル企業、マリオット・インターナショナル。2015年12月時点での所有ホテル数は全世界で5,500を超え、全客室数が110万室と圧倒的な数字を誇っています。
高級ホテルブランドを中心とした事業展開を主軸としており、ラグジュアリーな空間と高いホスピタリティによって創出されてきたブランド力を強みとする企業です。
マリオット・インターナショナルの中途採用事情
日本は重要市場の一つであり、人材採用にも積極的です。ホテルフロント、客室清掃員などの接客部門はもちろんのこと、情報管理(ITエンジニア)、人事、経理財務、経営企画等を含む管理部門、及び、営業・マーケティング部門においても、中途採用の求人案件が多数出ています。
どのポジションにおいても英語力は必須とされているのが大きな特徴です。TOEICスコア700以上が必要と明言されている求人も稀にありますが、基本的にはスコアによる応募制限などはありません。読み・書き・話す・聴くという4要素全てにおいて、ビジネスの現場で通用するだけの知識・運用能力を保有していることが条件となり、面接の場において実証することが求められます。
年収について
ほぼ全ての職種において、基本給+歩合給の給与体系が採用されています。営業部門に関しては、フルコミッションであり、自身の成績によって給与の額が大きく左右されることになります。そのため、年齢・勤続年数は関係なく、結果次第ではかなりの高収入を得ることが可能です。
実際に年収1,000~2,000万円の社員もマリオットには存在します。その一方で、結果が出せなかった人の年収は300万円程度にとどまることになるなど、評価が徹底されています。
マリオット・インターナショナルの就業環境、ワークライフバランスについて
残業が推奨されていないため、ほとんど発生せず、有給についても100%消化を推進しているため、ワークライフバランスは良好といえる状況にあります。企業風土は外資系らしい自由闊達な雰囲気のため、働きやすいと感じる社員が多いです。
日系企業にあるような生え抜き、転職組といった意識もないので、中途採用で入った場合でも、違和感なく、職場に溶け込めるはずです。
マリオット・インターナショナルの福利厚生について
基本的な福利厚生は完備されています。また、世界中の自社系列ホテルで宿泊料・飲食代の割引を受けることが出来ます。
その他、マリオット・への中途入社を考えている人が知っておくべきこと
マリオット・インターナショナルは世界最大のホテル企業であり、ブランド力が高く、社員であることに誇りを持って働いている人が多い企業です。不要な残業を強制されることはないですし、休暇の取得もしやすく、ワークライフバランスを重視する人にとっては、満足出来る職場と言えます。
外資系らしく風通しの良い雰囲気を持ち、成果主義が徹底しているフェアネスが貫かれた社風です。その一方で、成果が上がらない場合には高い給与を望むことができないシビアな面もあるので、その点は覚悟が必要です。
このように、様々な面において、外資系らしさが目立つマリオット・インターナショナルですが、総合的に見れば就労環境として優れた職場であることは間違いありません。特に、徹底した成果主義のもとに身を置いて、自身のスキルを伸ばしつつ、満足がいく収入と自由な時間を確保したいと考える人にはうってつけの企業です。
転職エージェント活用のススメ
マリオット・インターナショナルへの転職を目指す時には、マリオットに直接応募する、もしくは転職エージェント経由で応募することになりますが、基本的には後者の手段を取ることをオススメします。
理由としては、転職エージェントは、会社の内部情報を押さえているので、マイナス面も含めて、事前に実情を把握出来ること、企業側が求める人物像について正確に理解しているので、どのように面接を受ければ、高い評価を得られるか、アドバイスを受けることが出来るためです。
効果的に自分を売り込むことが出来るので、採用される可能性が高くなります。また、エージェントは転職時の条件交渉を代行してくれるので、直接応募するよりも、有利な条件(年収、ポジション等)で転職出来るケースが少なくありません。
フォローを受けて損することはないので、積極的に活用してください。下記にリストアップしているリクルートエージェント、ビズリーチ、dodaは外資企業の求人を得意としているので、相談先としてオススメです。
また、マイケルページ、ヘイズジャパン、アージスジャパンといったエージェントも、外資の求人に強いので、相談先としてオススメです。
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エージェントごとにアドバイスの内容や対応方法が異なることがあるので、複数のエージェントから話を聞いて、自分が最も合うと思えるエージェント経由で、マリオットに応募するようにしたほうが、より確実です。
※補足
リクルートエージェントは、元々、英語が得意な人の転職支援に力を入れていましたが、最近では、入社後、勉強して身につけることを条件に、今現在の英語力については不問とする採用方針を採る企業からの求人についても、取り扱うようになっています。
そのなかには、海外出張や海外勤務の機会が想定される求人も含まれるので、興味がある人は、リクルートに相談してみてください。
なお、20代・30代の人には、マイナビエージェントという転職会社もオススメです。リクルートとは、また違った系統の求人を確保しているので、両者をダブルで利用すると、多角的に情報を集められるので、よりチャンスが広がります。
特に、第二新卒者の場合、好条件の求人を紹介してもらえる可能性が大です。一方、30代後半以降の経験豊富な人の場合、マイナビはそれほど良い求人を扱っているわけではないので、それほど期待は出来ないです。(他社のほうがオススメです。)