1963年(昭和38年)、財団法人日本交通公社の営利部門を分割・民営化する形で、株式会社日本交通公社として創業。今現在においては、旅行業界では日本最大かつ、世界有数の事業規模を有する企業になっている、ジェイティービー(JTB)。
日本国内や欧米諸国を中心に、パッケージツアーを展開してきましたが、近年は、海外新興市場(BRICS、ASEAN諸国)において、新中間所得層向けに、旅行需要の発掘と、旅行販売を始めています。
同時に、旅行業で培ったノウハウによる地域活性化事業、法人向けソリューション事業、ソーシャルビジネス、グローバル事業などを手がけ、さらに、業界の枠を超えたM&Aや事業投資も積極的に行うなど、全体の事業ドメインを旧来の総合旅行業から、交流文化事業に転換しています。
人材採用の動きが活発な企業でもあり、中途に関しても、様々な職種において、募集がかかっています。ジェイティービー(JTB)への転職のチャンスは豊富に存在するので、関心がある人は、このタイミングで真剣に検討することをオススメします。
このページでは、ジェイティービー(JTB)の中途採用求人の傾向、及び、社員の年収・給与水準、社内の労働環境についてまとめていますので、参考にしてください。
ジェイティービー(JTB)の中途採用求人の傾向
中途採用に関しては、現在、企画営業、マーケティング、社内SE、Webディレクター、人事、総務、法務、リスク管理、ライターといった職種を対象に、募集がかかっています。
それぞれ応募資格が異なるので、詳細については、個々に確認するようにしてください。ただし、どの職種においても、実務経験が必須となるのは、共通です。
また、一部の求人に関しては、語学スキルが必須となり、要求レベルは、日常会話程度から、ビジネスレベルまで、こちらも、求人ごと設定条件が違っています。(要求される言語は、基本的に英語ですが、中国語、韓国語など、違う言語が必要とされるケースもあります。)
求人情報の入手方法
ジェイティービー(JTB)の公式サイト内に、経験者採用ページが開設されており、そちらのページから、求人情報を入手することが出来ます。
https://www.jtbcorp.jp/jp/job_offer/career_index.asp
また、ジェイティービー(JTB)は、転職会社経由でも募集をかけているので、転職会社に問い合わせることでも、求人情報を入手することが可能です。
どちらのルートでも、入手出来る情報は一緒ですが、転職会社の場合、様々な企業の求人情報を押さえているので、ジェイティービー(JTB)を含めた、複数の企業の求人を見比べてみたいといった時には、まとめて紹介してもらえるので、便利です。(自分で探す手間が省けます。)
また、一度、転職会社に登録しておけば、自分が希望する条件に合う求人が、新規で発生するたびに、その都度、メールで通知してもらえるので、情報源としても、活用することが出来ます。(連絡を待つだけなので楽です。)
求人情報を入手する際には、転職会社は何かと役立つ貴重な存在です。このページの最後に、ジェイティービー(JTB)の中途採用求人を扱っている代表的な転職会社をリストアップしておきますので、うまく活用してください。
ジェイティービー(JTB)の社員の年収・給与制度について
ジェイティービー(JTB)に勤務する社員の年収ですが、職種別に幾つか事例を挙げると、下記の通りとなります。
- 法人営業 25歳 年収430万円
- 法人営業 28歳 年収390万円
- 法人営業 30歳 年収550万円
- 法人営業 32歳 年収480万円
- 法人営業 46歳 年収1400万円
- 店頭営業 25歳 年収300万円
- 店頭営業 31歳 年収400万円
- 仕入企画 課長 42歳 年収900万円
- 営業企画 55歳 年収1200万円
- 一般事務 24歳 年収250万円
- 事業開発 27歳 年収420万円
- 経営企画 34歳 年収950万円
- 営業管理 25歳 年収520万円
- 商品管理 28歳 年収460万円
- カスタマーサポート 45歳 年収580万円
ジェイティービー(JTB)の給与体制は、月給+地域給にプラスして、年2回の賞与が支給される形となります。夏支給の賞与は業績給となり、前年の実績によって、基本給の1.5~2.3倍の間で、設定されます。冬は一律1.5倍です。
昇給については、入社4年目までは全員一律で、それ以降は各個人の実績によって年収が変わっていく、『役割成果給ポイント制』と、社内で呼ばれる制度が導入されていますが、基本的には年功序列型の体制となっているので、同世代間で、それほど大きな給与差は生じません。
残業に関しては、満額支給となっていますが、会社自体が残業を推奨していないこともあり、1ヶ月あたりの残業時間は、30時間以下です。
諸手当については、特別勤務手当、休日振替手当、通勤手当、住宅手当などがあり、福利厚生については、社会保険が完備されているほか、確定給付企業年金、確定拠出企業年金も用意されています。
中途採用で入社する時の注意点
中途採用の場合、前職までの経歴や実績を加味して、基本給が決まることになりますが、交渉次第で数字が変わってくるので、ジェイティービー(JTB)から提示された金額に納得がいかない時には、そこで妥協せず、会社側と交渉するようにしてください。
もし、お金のことで話をするのは、気が引けるということであれば、前述した転職会社に交渉を代行してもらってください。彼らはプロなので、この手の交渉事に慣れており、うまく話を進めてくれます。何らかの上積みを勝ち取ってくれるケースが多いので、一度、相談してみてください。
ジェイティービー(JTB)の評価制度について
ジェイティービー(JTB)の人事評価は、年功序列にプラスして能力主義なところがあり、ある一定の年齢に達した後は、売上や目標達成度により、評価されるようになります。実績に加味して、自己評価と上司の評価をプラスして、最終考課が為されるという流れです。
おおむね、評価は妥当ですが、全員がフラットな立場で評価されるため、仕事に慣れているベテラン社員のほうが、評価が高くなる傾向はあるようです。
ジェイティービー(JTB)の教育制度・成長環境について
基本的にジェイティービー(JTB)の業務量は非常に多く、タイムマネジメントが上手く出来ないと、毎日、仕事に追われることになります。そのため、この会社で長く働き続けている人というのは、総じて、自己管理能力が高いです。
たとえば、旅行部門の営業マンであれば、企画・提案から、契約・清算、添乗まで、複数のツアーを一人で、同時に管理するようなことを、平気で実行しています。
元々、自発的に行動する姿勢や、効率良く仕事をこなすスキルがないと、回らない職場ですが、年を追うごとに、仕事の量は増えていくので、こういった姿勢・スキルが、さらに磨かれていくことになります。
また、多種多様な法人が顧客となるため、営業スキルの向上ペースは、他社と働く営業マンと比較しても、かなり速いです。
法人向けソリューション事業の営業マンだと、顧客の経営に関わるレベルの提案を行う機会も多いうえ、扱う商材が限定されていないため、提案力は、格段に磨かれます。
ここまで、説明しやすい事例ということで、営業マンを対象として、話をしてきましたが、ジェイティービー(JTB)は、職種を問わず、幅広い経験を積むことが出来る会社なので、成長意欲が高い人だと、やり甲斐を感じながら、働くことが出来るはずです。
ちなみに、ジェイティービー(JTB)は、人材育成に力を入れており、社内教育制度が、充実しています。
しかも、その内容は、小手先のテクニックではなく、営業マン向けの研修で言えば、その場限りの営業ではなく、長期に渡って、顧客との関係を構築していくといった、どんな業界・企業で働くにしても、土台となるような、骨太なことです。
本質的なノウハウを学ぶことになるので、今後のキャリアを考えたうえでも、確実にプラスとなるはずです。
ワークライフバランスについて
ジェイティービー(JTB)の就労環境は良好です。年間休日が多いうえ、有休の取得率が高い会社なので、しっかりと休みを確保出来ます。
(有休に関しては、毎年、一定数以上の取得が義務づけられており、取得日数が足りない場合には、強制的に取らされるぐらいです。)
また、ジェイティービー(JTB)は、残業の管理が厳しい会社なので、遅くまで働くということとは、まず無縁の職場です。毎日、定時に帰宅している人も多いので、プライベートを充実させたいという人でも、十分に満足出来るでしょう。
女性の働きやすさについて
ジェイティービー(JTB)では、女性社員が大半を占めており、女性が主軸となって業務を遂行している会社なので、やり甲斐という点では十分ですし、働きやすいと思います。
こういった職場なので、昇進についても、男女間の差は無く、役職者、店長に就いている女性社員が多く、キャリア志向が強い人にも、オススメの会社です。
産休、育休といった育児支援制度も充実しており、事前に上長に申し出れば、早い段階から休暇を取ることが出来ます。育休は最大2年半の取得が可能となり、復帰後には、前職のポジションに戻れます。
子育てをしながら、第一線で活躍している人が多く、子どもがいることが、自分のキャリアの支障になることは、まずないと考えて大丈夫です。
ジェイティービー(JTB)の転職先としての価値
旅行代理店という業種がら、自分自身が旅行好きということで、ジェイティービー(JTB)で働くことに関心を持つという人が多いと思いますが、一企業として見た場合にも、十分に魅力的な転職先です。
給与は悪くないですし、福利厚生もしっかりしており、待遇面で不満を持つことは、まずないですし、それでいて、残業が少なく、休みが取りやすい会社なので、総合的に見れば、なかなかです。
ビジネスマンとして、自分を成長させられる機会が多い、子育てがしやすいなど、そのほかにも、色々な魅力がある会社なので、転職先候補の一つとして、真剣に検討してみてください。
JTBの中途採用求人を扱っている転職会社
下記に、ジェイティービー(JTB)の中途採用求人を扱っている転職会社をリストアップしておきますが、彼らは社内事情に精通しているので、ほかに、こういったことを知りたいということがあれば、直接、問い合わせてみてください。
また、転職会社は、様々な企業の求人情報を保有しているので、他社の求人を紹介してもらうことも出来ます。転職先を決める際に、選択肢が多くて困ることはないですし、比較検討することで、ジェイティービー(JTB)の価値が、より鮮明になるということもあります。
ぜひ、他社のことについても、話をしてみてください。
※JACに関する補足
- JACは海外移住、海外転職を支援するサービスではありません。海外勤務、海外駐在などの求人を紹介してもらえます。
- 年収600万円~2,000万円の方にオススメのサービスです。