1926年にチョコレートの本場、ベルギーで創業した、ベルギー王室御用達の高級チョコレートメーカー、ゴディバ。チョコレートをメインとして扱っていますが、チョコレート以外の菓子、コーヒー、ココア、アイスクリーム、リキュールなども、販売しています。
現在は、トルコの食品企業、ウルケル・グループの一員として、世界80カ国以上に450か所の直営店をはじめとする数多くの店舗を持っているほか、ロンドンのカフェ・ゴディバの経営や、インターネットを通じた通信販売事業も手掛けています。
そのゴディバの日本法人として、日本国内における、チョコレート関連商品の輸入・販売を行っているのが、ゴディバジャパン株式会社。
1972年にオープンした日本橋三越をはじめ、全国各地に店舗を展開、今では、その数は270近くになっていますが、近年の高級チョコレートブームの追い風を受けて、その勢いは、ますます強くなっており、今後も、順調にビジネスが拡大されることが見込まれる優良企業です。
このページでは、ゴディバジャパンの中途採用求人の傾向、及び、社員の年収、就労環境についてまとめていますので、参考にしてください。
ゴディバジャパンの中途採用求人の傾向
ゴディバジャパンでは、新卒や中途、アルバイトの募集を行っていますが、中途採用希望者向けには、公式サイト内に専用ページを用意しており、募集を行っている求人の一覧・詳細について、確認することが出来ます。
https://www.godiva.co.jp/employment/career/index.html
主に募集が行われている職種は、各店舗における、ストアマネジャー(店長)、ストアマネジャー候補、販売スタッフですが、本社の人事、営業、マーケティング、マーチャンダイズ・プランナーといった職種についても、募集がかかることがあります。
応募要件は、店舗スタッフの場合は高卒~専門学校卒、本社勤務の場合は短大卒~大卒以上の資格のほか、該当業務に関する実務経験が必須とされています。勤務年数など、具体的な条は、求人ごとに異なるので、詳細については、個々に確認するようにしてください。
なお、本社勤務の総合職に関しては、転職エージェントを経由して、募集がかかるのが一般的であり、公式サイト内において、求人が掲載されることは滅多にありません。そのため、総合職への転職を考えているのであれば、転職エージェントに連絡を取っておいたほうがいいです。
このページの最後に、ゴディバジャパンの中途採用求人の取扱実績がある転職エージェントをリストアップしておきますので、参考にしてください。
※補足
転職エージェントは、店舗スタッフ(正社員(無期雇用)採用)の求人も扱っており、こちらの求人を紹介してもらうことが出来ます。
ゴディバジャパンの社員の年収・給与制度について
ゴディバジャパンに勤務する社員の年収ですが、職種別に幾つか事例を挙げると、下記の通りとなります。
- 販売 23歳 年収 220万円
- 販売 27歳 年収 240万円
- 販売 28歳 店長 年収 380万円
- 販売 28歳 年収 350万円
- 販売 32歳 店長 年収 450万円
- エリアマネージャー 30歳 年収500万円
- エリアマネージャー 43歳 年収550万円
- 営業 24歳 年収 300万円
- 営業 27歳 年収 450万円
- 営業 38歳 課長 年収650万円
- 経営企画 34歳 年収600万円
給与体系としては、販売店における店長以下の契約社員は月給制、店長以上と本社勤務者は、年俸制となっています。昇給は年1回行われ、給与が下がることはありませんが、販売スタッフに関しては、店長など、管理職に昇格しない限り、昇給は殆ど見込めません。
賞与については、業績に応じて支給額が決まるインセンティブとなっており、年4回、支給される機会があります。
店舗スタッフに関しては、各店舗の予算達成率や店舗ランク、雇用形態によって、算出されるようになっており、バレンタインデーなど、需要が高い繁忙期には、支給額が高くなる反面、夏場など、需要が落ち込む時には、支給額がゼロに近い金額になるなど、振り幅が大きくなっています。
また、店舗ごとに繁盛の度合いが違ってくるので、人気店舗で働けるかどうかというのも、ダイレクトに賞与に影響してきます。
ちなみに、店長に昇格すると、インセンティブの支給額が、大幅にアップするほか、年俸にボーナス2か月分が加味されるようになり、かなりの好待遇となります。
福利厚生については、各種保険が完備されているほか、年1回、会社負担で健康診断を受けることが出来るようになっています。
また、ゴディバならではの福利厚生として、社員割引制度で自社商品を半額で購入できるほか、バースデーゴディバといって、誕生日に好きな商品をプレゼントしてもらえる制度があります。
総合職で転職する時の、給与に関する注意点
総合職の場合、給与額については、前職までの経歴や実績・能力を加味して、個別に算出されるようになっていますが、交渉次第で金額が変わってくるので、会社側からの提示額に納得がいかない時には、きちんと自分の要望を伝えて、交渉するようにしてください。
中途半端に妥協すると、入社後、後悔することになるので、要注意です。こういった交渉事が苦手ということであれば、前述した転職エージェントに交渉を代行してもらってください。
彼らは、条件交渉に慣れていますし、ゴディバの社内事情にも精通しているので、うまく話を進めてくれます。一個人が自分で行うよりも、良い結果になるケースが多いので、最初から任せてしまったほうが賢明です。
なお、販売スタッフについては、初任給は、全員一律で決められているため、まず交渉の余地はありませんが、どうしてもという人は、一応、エージェントに相談してみてください。(なお、店長以上の管理職での採用となる場合であれば、交渉の余地が大きくなります。)
ゴディバジャパンの評価制度について
ゴディバジャパンでは、売上などに基づく数値的な評価、及び、人物評価を、50%ずつの割合で査定する評価制度を導入しています。(人物評価に関しては、自己評価も含まれています。) 社員に関しては年1回、アルバイトに関しては年に数回、査定を受けることになります。
最終的な評価は、5段階で示されることになりますが、高評価は全体の5%に満たないレベルで、全体の80~90%は3評価になっており、優秀な評価を得るためのハードルはかなり高いです。
また、実績を数値化することが難しい職種に関しては、最終的に査定者である上司の心象などが、判断材料となるため、不透明な部分があるのが、実情です。
成長環境について
ゴディバジャパンは、販売スタッフ向けの研修制度が、非常に充実しており、入社後の接客に関するサービス研修、メイクアップや行動指針を学ぶイメージアップトレーニングなどを通して、業務に必要なスキルを習得出来るようになっています。
入社6か月後には、包装やリボン、商品知識などのテストが行われるなど、人を育てる環境が整っていますし、接客マニュアルがしっかりしているため、現場に出てからも、敬語の使い方、立ち振る舞いといった、高級ブランドにふさわしい、上質な接客の基本をしっかり教わることができます。
一方、キャリアパスに関しては、アルバイト・派遣社員の場合、年に2回、正社員(無期雇用)への登用制度へ応募出来るチャンスがありますし、店長やさらに上のグループリーダーやトレーナーへ、昇進する機会も開かれています。
ただし、正社員(無期雇用)登用のハードルは高く、全体の数%程度に留まりますし、店舗スタッフから総合職へ異動出来る可能性は、ほぼゼロです。総合職を希望するのであれば、最初から、そちらの求人に応募することをオススメします。
ちなみに、総合職向けの教育体制については、月4回の英会話レッスンを8000円で受講出来る制度が用意されている程度であり、本業に直接的に役立つような研修・教育制度といったものはありません。
ただし、上司や先輩スタッフからのサポートは手厚いので、現場で働きながら、仕事に必要な知識を、効果的に見つけることが可能です。
ワークライフバランスについて
ゴディバは、販売職であれば、ワークライフバランスについては、申し分なしです。残業がほとんどないうえ、仮に発生したとしても、別日を早帰りにするなどで、調整されるようになっています。休みについても、ほぼ希望通りに取得出来ますし、長期休暇も取りやすい傾向があります。
もちろん、サービス業のため、土日祝日は基本的に休めないですし、店舗によっては、繁忙期には朝から夜まで、通しのシフトが発生することもありますが、その点さえ除けば、ワークライフバランスは良好です。
ただし、店長クラスになると、休日でも店舗や本社から、頻繁に電話が来るようになるほか、自宅に仕事を持ち帰って働かざるを得なくなることもあるため、一般スタッフほど、恵まれた環境にあるわけではないということは、頭に入れておいてください。
総合職に関しても、ほぼ同様です。販売スタッフと比較すると、残業が増えますが、決して多いというわけではないですし、週休2日もしっかり確保出来ているので、他社と比較しても、オンとオフがしっかりと分けられる状況にある職場と言えます。
ただし、ポジションが上がるに連れて、業務量が多くなるので、ワークライフバランスを維持しようとするのであれば、仕事に対する効率性を向上させることが必須となってきます。
女性の働きやすさについて
ゴディバジャパンは女性が多い職場であり、店舗はもちろんのこと、本社にも女性社員が数多く在籍しています。管理職に就いている女性の数も、一般企業より多いです。
そのため、女性であっても、第一線で活躍出来る会社ですが、子育てとの両立を考えている人にとっては、注意点があります。
まず、販売職の場合、前述のように残業は殆どありませんが、基本的にシフト勤務となり、休みがその都度変わるため、小さな子供を持っている人にとっては、保育園の確保が難しいなど、それほど働きやすい環境とは言えません。
店長クラスになると、業務量が増えることから、仕事にプライベートの時間を取られるようになってくるため、さらに子育てとの両立は難しくなってくると言えます。
また、本社勤務の総合職だと、産休や育休を取得して復帰する場合、復帰するタイミングによっては、以前とは違うポジションに異動させられることがあります。
ゴディバジャパンの転職先としての価値
ここまで、ゴディバの就労環境について、様々な角度からお伝えしてきました。販売職と総合職で、状況が異なるので、どの職種で転職を目指しているのかによって、評価は変わってくる会社です。
自分が求めるものを満たしている会社なのかどうか、自分の価値観と照らし合わせながら、じっくりと考えてみてください。
ゴディバジャパンの中途採用求人の取り扱い実績がある転職エージェント
最後に、ゴディバの中途採用求人を扱っている転職エージェントをリストアップしておきますが、彼らは社内事情に精通しているので、自分に合っている会社なのかどうか判断に迷うようでしたら、相談してみることをオススメします。客観的な視点でアドバイスしてくれるので、参考になります。
また、エージェントは様々な企業の求人情報を押さえているので、他社のことについて聞いてみるのもアリです。ゴディバ以上に好条件の求人が出てくるかもしれないので、興味がある人は、是非話をしてみてください。
※JACに関する補足
- JACは海外移住、海外転職を支援するサービスではありません。海外勤務、海外駐在などの求人を紹介してもらえます。
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