半導体、フラットパネルディスプレイ、LEDや太陽電池の製造工程に用いられる、真空装置、除害ソリューションの大手開発メーカー、エドワーズ。ハイテク真空装置および排気管理装置の設計、製造、サポートおいて、60億ドルを超える市場シェアを有するグローバルメーカーです。
真空技術とその制御技術、および排ガス処理技術は、数多くの半導体デバイスメーカーや装置メーカーから高い評価を得ており、この分野におけるリーディングカンパニーとして、高集積化の進むメモリー素子の開発・量産に寄与しています。
そのエドワーズの日本法人が、エドワーズ株式会社。日本国内における真空ポンプ、真空計・排気システムの製造・販売事業を手掛けており、技術力の高さから、国内市場において、圧倒的なシェアを獲得しています。
このページでは、エドワーズの中途採用求人の傾向、及び、社員の年収、就労環境についてまとめていますので、参考にしてください。
エドワーズの中途採用求人の傾向
エドワーズでは、中途採用希望者向けの専用サイトを用意しており、こちらのサイトから、採用情報の詳細について、確認出来るようになっています。
http://www.edwardsvacuum.com/jp/Careers/
ただし、実際にアクセスしてみると分かりますが、海外本社のサイトを和訳したものであり、社員に対するインタビューや、会社のコンセプト、事業方針などを紹介するものがメインとなっており、実際の求人情報については、確認することが出来ません。
エドワーズの日本法人が、中途採用で募集をかける時には、転職エージェント経由で、求人を出すというのが一般的です。そのため、エドワーズの求人情報について確認したければ、コーポレートサイトを見るよりも、転職エージェントに問い合わせたほうが早いです。
このページの最後に、エドワーズの中途採用求人の取扱実績がある転職エージェントをリストアップしておきますので、参考にしてください。
エドワーズの社員の年収・給与制度について
エドワーズに勤務する社員の年収例ですが、職種別に代表例を挙げると、下記の通りとなります。
- 研究・開発 30代前半 男性 年収 550万円
- 法人営業 30代前半 男性 年収 380万円
- 機械関連 40代前半 男性 年収 650万円
- 機械関連 40代後半 男性 課長クラス 年収 800万円
- 生産・品質管理 60代前半 男性 課長クラス 年収 1000万円
エドワーズでは、ジョブグレード制を採用しており、基本給はジョブグレード(ランク)と連動するようになっています。ランクが上がれば、基本給が上がりますし、上級職への昇進の可能性も出てきます。
賞与については、基本給1か月分に相当する額が、年2回支給される固定賞与のほか、インセンティブボーナスが年1回支給されるようになっています。(固定賞与は合計2ヶ月分という計算になります。)
インセンティブボーナスは、グループ全体の業績が基準になっているため、たとえ、日本での業績が良くても、海外が悪ければ、減らされることになります。逆に言えば、日本の業績が悪くても、グループ全体で順調であれば、多額のインセンティブが貰えることになります。
ただし、いずれにしても、一個人の力量が及ぶものではないので、インセンティブとは言いつつも、他力本願的な内容とはなっています。
福利厚生については、外資なので、ゼロに等しいです。日系企業で一般的な、住宅手当や家族手当なども一切ありません。
ただし、中途採用の場合、前職の給与・実績を考慮して、基本給が決められることになりますが、前の会社での手当額が大きい場合、その点も含めて、基本給を算出してくれるようになっているので、実質的には同条件と考えて大丈夫です。
なお、前職の給与・実績がベースと言いつつも、面接時の交渉次第という要素が、非常に強いので、どれだけ、自分の実力・実績をPRしつつ、要望を通せるかというのが、勝負の分かれ目となってきます。
同じような条件下にある人でも、交渉次第で基本給が数十万、100万といった単位で変わってくるので、納得がいくまで、会社側と話し合うようにしてください。中途半端に妥協すると、後々まで後悔することになるので、要注意です。
もし、こういった条件交渉が苦手ということであれば、転職エージェントに代行してもらうことをオススメします。彼らはプロなので、この手の交渉に慣れており、うまく話を進めてくれます。自分で進めるよりも、うまくいく可能性が高いので、自信がない人は、最初から任せてしまうのが賢明です。
エドワーズの評価制度について
エドワーズでは、上司との面談で、その年の目標を設定、その達成度合いによって、査定が下されるMBO評価制度を導入しています。外資系特有の成果主義なので、適当に仕事をしていると地方に飛ばされたり、辞めざるを得ない状況に追い込まれたりすることもあります。
そのため、緊張感を持って仕事をしている人が多いです。先ほども触れたように、ランクが上がれば昇進もありますが、上級管理職については、社外からヘッドハンティングしてきた人材を据える方針を採っているため、叩き上げで上位層を目指すのは難しい会社です。
そのため、役員クラスへのキャリアアップを狙うのであれば、ある時点で、別会社への再転職を視野に入れる必要が出てくると考えておいたほうがいいです。
成長環境について
近年は、市場的に価格競争が激しく、シェアが低下しつつあるとはいえ、まだまだ業界内では、トップのシェアを持ち、確固たるブランドとして認識されているのが、エドワーズという会社です。そのため、他社では有り得ないような、大きなプロジェクトに関与する機会が豊富に存在します。
特に、半導体市場はIoTや自動車の先進運転支援システムなどで需要増加が見込まれるため、こういった分野であれば、仕事を通じて、自分を成長させる機会に恵まれていると言えます。
また、部署を問わず、あらゆる業務において、英語が社内公用語となっており、社内資料が英語のみだったり、英語での打ち合わせも日常的に発生したりするなど、語学力が鍛えられる職場でも、あります。
希望者に対しては、オンライン英会話スクールやEラーニング・通信講座を受講することが出来るようになっているので、語学力を上げるには、非常に良い環境だと言えるでしょう。
なお、こういった環境にあるにもかかわらず、管理職を含めて、英語を普通に使える人は、それほど多くはない会社であり、英語が出来れば、グローバルの仕事を任される機会は増えるので、語学が得意な人にとっては、チャンスです。
ワークライフバランスについて
エドワーズは、仕事に対する個人の裁量が大きな会社なので、自由度は高いです。社内の雰囲気も自由であり、ポロシャツやジーンズで働くことが出来ますし、社長や役員に対しても「さん」づけで話が出来るなど、非常にフランクな雰囲気があります。
無駄な残業や休日出勤を強いられることもないので、ワークライフバランスについては、良好と考えて間違いなしです。
ただし、自分の担当業務を、勤務時間内に終わらせることが出来なければ、勤務時間を延長して対処することが要求されるので、この点は、あくまでも自分次第です。(残業代は、全額支給されます。)
また、サービスエンジニアだと、顧客の都合が最優先となるため、装置のトラブルで深夜や休日に呼び出されることもあるなど、部署によっては、プライベートより仕事を優先せざるを得ないこともあります。
そのため、ワークライフバランスを重視する人は、自分が配属されることが想定される部署の状況について、転職前に確認しておくことをオススメします。
エドワーズの転職先としての価値
ここまで、エドワーズの就労環境について見てきましたが、業界をリードする企業ということもあり、業績は安定していますし、それに伴い、就労環境も良好です。
転職を目指すには、悪くない会社ですが、もちろん、万人に合う企業というのは存在しないので、自分の価値観と照らし合わせたうえで、転職の判断を下すようにしてください。
下記に、エドワーズの中途採用求人の取り扱い実績がある転職エージェントをリストアップしておきますが、彼らは、エドワーズの社内事情に精通しているので、転職すべきかどうか、判断に迷う人は、ぜひ相談してみてください。冷静な視点でアドバイスしてくれます。
また、エージェントに対して、転職先に希望する条件を伝えれば、それらの条件に合う他社の求人が存在しないかどうか、探してもらうことも出来るので、興味がある人は、ぜひ、エドワーズ以外の会社のことについても、聞いてみてください。
<エドワーズの中途採用求人の取り扱い実績がある転職エージェント>
※JACに関する補足
- JACは海外移住、海外転職を支援するサービスではありません。海外勤務、海外駐在などの求人を紹介してもらえます。
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