日本IBMと琉球銀行グループの共同出資会社としてスタートした日本コンセントリクス。設立当初はITサービスの提供を行っていましたが、現在では幅広い業界のニーズに対応した多種多様なサービスを提供する、総合BPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)企業となっています。
主にクライアント企業の商品を購入した顧客に対するカスタマーケアのアウトソーシングを請け負っている企業ですが、ビジネスソフトを中心としたパッケージソフトウェアの開発・販売事業に注力するなど、IT分野のテクノロジーにも強みを持つ企業です。
日本コンセントリクスの中途採用事情
日本コンセントリクスでは、積極的に中途採用を行っていますが、基本的には契約社員としての採用となり、正社員(無期雇用)の求人は、ほとんどありません。ただし、勤務評価が高い社員に関しては、正社員(無期雇用)として再契約する登用制度を設けているので、努力次第で正社員(無期雇用)になることが可能です。
募集職種に関しては、アウトソーシング企業のため、コールセンタースタッフ、もしくはコールセンタースタッフをまとめるマネージャーを募集する求人が中心です。
ただし、営業、マーケティング、SE、プログラマー、経理、人事といった職種においても、求人が発生するケースもあるので、こういった職種での転職を考えている人も、こまめに求人情報をチェックすることをオススメします。
なお、中途採用の求人情報を入手する手段としては、コンセントリクスの公式サイト内にある採用案内ページをチェックするか、もしくは転職エージェントに登録して、求人を紹介してもらうという方法のいずれかとなります。
このページの最後に、日本コンセントリクスの求人情報を扱っている代表的な転職エージェントを数社リストアップしておきますので、参考にしてください。
応募条件
日本コンセントリクスの中途採用枠においては、スタッフクラス~マネージャークラスまで、様々なポジションで募集がかかっていますが、スタッフクラスの求人の場合、応募条件に制限は殆どありません。
一般常識やマナーを身に付けている、チームワークを大切にして業務を遂行することが出来る、顧客目線で行動出来るといった、社会人としての基礎的な常識を身につけていれば、誰でも応募可能です。
実務経験や学歴も、基本的には問われません。これは、契約社員として全員、同じ位置でスタート、勤務実績次第で、職位をあげていくという実力主義の方針を取っているためです。
努力次第で、どんどん出世していける会社なので、ビジネスマンとしての経験・実績が無い人、少ない人にとっては、チャンスに溢れている企業と言えます。
一方、マネージャークラスの求人については、条件が厳しくなり、該当業務に関する実務経験が必須となってきます。また、英語力が問われるケースも多くなってきます。参考例としてあげると、コールセンターを管理するオペレーションマネージャーの必須要件は、下記の通りとなります。
- 英語力:ビジネスレベル (海外本社やクライアントとの電話会議に対応出来るレベル)
- 営業管理職の経験
- マネジメント経験
- コールセンター管理経験
マネージャークラスだと、どの職種においても、これぐらいの条件が要求されると考えてください。ただし、これでも他社と比較すると、ハードルは低めなので、門戸は広いと言えます。
日本コンセントリクスの社員年収について
日本コンセントリクスの社員年収ですが、幾つか具体例を挙げると、下記のようになっています。
- リーダークラス 700万
- 22歳 370万
- マネージャー 30代前半 600~700万
- 9年目 30代 320万
- 4年目 28歳 500万
- ITコンサルタント 800~1,000万
同業他社と比較しても、社員の給与水準は高めです。成績によるインセンティブ制度もあり、特に営業・マーケティングといった販促系の職種だと、実績次第では、かなりの高給を得ることも可能です。
福利厚生に関しては、日本IBM健康保険組合に加入しており、手厚いサービスを受けることが出来ます。
就業環境、ワークライフバランスについて
日本コンセントリクスは日常的に多くの業務が課せられる企業ですが、理不尽な時間外労働や休日出勤が強制されることはありません。部署による違いが大きいため、一概には言えませんが、慢性的に残業を行っている社員は少ないです。
有給の取得も含めて、休日をしっかりと確保出来るので、ワークライフバランスの調整がしやすい環境です。育児休暇や看護休暇といった支援制度が充実しているので、家庭のことにも配慮しながら、働くことも可能です。
実際に、こういった休暇を利用している社員がほとんどなので、家族を大切にする価値観を持っている人にとっては、日本コンセントリクスは働きやすい会社と言えます。
成長環境について
日本コンセントリクスは、社員の成長に力を入れている企業です。リーダー育成研修やコミュニケーションスキル研修といった、ビジネススキル全般について学ぶ集合研修だけではなく、eラーニングやスキル向上のための自習教材の提供も行っています。
また、自身のキャリアパスに関して、上司と定期的な話し合いの場が設けられ、実績や評価についてフィードバックを受ける機会が提供されているので、自身のスキルアップ、キャリアアップについて、高い意識を持っている人にとっては、やり甲斐を感じやすい環境です。
その他、日本コンセントリクスへの中途入社を考えている人が知っておくべきこと
日本コンセントリクスは外資系らしく実力主義であり、各個人の裁量が大きく、努力次第で、幾らでも自分が望む状況を創り上げていけるので、社員の満足度は非常に高くなっています。
CRMアウトソーシング企業といっても、コールセンター業務だけを請け負っているだけでなく、テクニカルサポート(技術サポート)のノウハウも有している会社ですし かつグローバル企業へも対応出来るだけの実力を有しているなど、単純なコールセンター系アウトソーシング企業とは一線を画している存在です。
109期連続で業績が上がっているため、社員数も増えており、現在は世界全体で7万人を超える巨大企業となっています。今後も成長することが見込まれているので、転職を目指すには良い会社と言えます。
なお、日本コンセントリクスは、大量の契約社員を正社員(無期雇用)がマネジメントするという形の組織体制を基本としていますが、組織の拡大に伴い、マネジメント能力を有する人材が不足しているので、マネージャー職が務まるだけの実力を持つ人であれば、好条件で採用される可能性が大です。
このあたりの社内事情については、転職エージェントが押さえているので、詳細については、直接問い合わせてみてください。下記のエージェントであれば、外資企業への転職支援に長けているので、相談先として最適です。
※JACに関する補足
- JACは海外移住、海外転職を支援するサービスではありません。海外勤務、海外駐在などの求人を紹介してもらえます。
- 年収600万円~2,000万円の方にオススメのサービスです。
※補足
リクルートエージェントは、元々、英語が得意な人の転職支援に力を入れていましたが、最近では、入社後、勉強して身につけることを条件に、今現在の英語力については不問とする採用方針を採る企業からの求人についても、取り扱うようになっています。
そのなかには、海外出張や海外勤務の機会が想定される求人も含まれるので、興味がある人は、リクルートに相談してみてください。
なお、20代・30代の人には、マイナビエージェントという転職会社もオススメです。リクルートとは、また違った系統の求人を確保しているので、両者をダブルで利用すると、多角的に情報を集められるので、よりチャンスが広がります。
特に、第二新卒者の場合、好条件の求人を紹介してもらえる可能性が大です。一方、30代後半以降の経験豊富な人の場合、マイナビはそれほど良い求人を扱っているわけではないので、それほど期待は出来ないです。(他社のほうがオススメです。)