ヨーロッパからアジアに進出してきたロクシタン。自然派を謳いながらも、ヨーロッパの香水を思わせるコスメは日本でも大人気となり、今や日本での売り上げが世界一とも言われる、急成長中の外資系企業の一つです。
そのブランド力を基礎に成り立っている企業のため、マーケティングやプロモーションを強化することで、更なる事業拡大を目指すというのが、基本方針となっています。そのため、実績や結果があれば、役職に関係なく意見を言うことが出来る社風となっています。
また、研修制度が充実しているため、積極的に学ぶ姿勢がある人にとっては、非常にやりがいを感じられる職場となっています。
2011年からは『メルヴィーダ』というオーガニックコスメのブランドも取り扱っており、そのスタッフもロクシタンで募集しています。成長途上にある企業のため、社会経験のある中途採用希望者にとっては、転職に有利な企業といえます。
中途で求められる職種
日本ではまだ歴史が浅い企業のため、新卒で社員を採用するようになったのは、まだここ最近のことです。人材登用は中途採用が基本であり、今でも販売職、総合職を問わず、該当業務に関する実務経験を豊富に有する経験者が積極的に採用されています。
接客販売、営業、マーケティングなど、これまで自分が積んできた経験を活かして転職することを考えている人にとっては、多くのチャンスが存在する会社と言えます。
なお、販売職については、接客経験がなくとも、社会人経験が1年以上あれば応募可となっているので、異業種からの転職も可能な状態です。(新卒者よりも有利です。)
社会人経験が2年以上あり、かつ、店長・マネージャー・リーダーといったポジションでの勤務経験がある人であれば、店長やサブマネージャーの求人に応募することも出来ます。
また、公式サイトでは記載されていないものの、ロクシタンジャポンは、ショップスタッフのアルバイトを積極的に募集しています。タウンワークのようなアルバイト情報サイトを見ると、様々な求人が出ているので、まずはアルバイトとして働いてみたいという人は、チェックしてみてください。
アルバイトスタッフであっても、販売員として同様の研修や指導を受けることが出来ますし、福利厚生についても、最低限の保証はされています。
勤務評価次第では、正社員(無期雇用)に昇格することも可能なので、社会人経験がないという人は、まずはこういった形でロクシタンジャポンに入って、キャリアアップを目指すという選択肢もあります。
次に、年収や雇用条件、職場環境などについて説明致しますが、販売職と総合職で違いが大きいので、それぞれ、別々に分けてまとめさせて頂きます。このページでは、販売職の状況についてまとめていますので、総合職について知りたいという人は、下記ページをご覧ください。
ロクシタンジャポンにおける販売職の年収
ロクシタンではインセンティブ制度を採用しているため、店の目標達成度によって、個人の年収に差が生じることになります。また、残業代が全額支給されるため、忙しい店舗で働いている人のほうが、給料は高めになります。
なお、新卒、中途入社による差は、あまりみられません。具体的な年収事例としては、以下の通りとなります。
- 新卒入社4年目 年収250万円
- 中途入社1~5年目 年収200万~300万円
- サブマネージャー職 年収330万円
- 店長職(勤続3~5年) 年収550万円
基本給19万円~+インセンティブ+残業代+役職手当というのが、基本的な給与体系となっています。加えて、年に2回のボーナス(1か月分)が支給されています。
昇給は1年に1度ありますが、額自体はそれほどたいしたものではなく、あまり期待出来ないので、中途採用の場合、入社時には、給与について納得出来るまで話し合いをする必要があります。
このあたりの交渉を自分で行うのが難しいという人は、外資企業への転職支援に慣れている転職エージェント経由で応募して、条件交渉を代行してもらうことをオススメします。彼らは転職のプロなので、交渉術に長けていますし、会社の事情も把握しているので、効果的に交渉を進めてもらえます。
このページの最後に、サポート役として最適な転職エージェントを数社リストアップしておきますので、参考にしてください。
ロクシタンジャポンの人事評価制度
評価に関しては、個人売上の数字が主な対象となります。直属の上司からの評価も加味されますが、接客態度や勤務態度など、過程を評価されることは難しいようです。
その分、勤続年数に関わらず、売り上げを伸ばすことで昇格していくことが出来るので、完全実力主義と言えます。実績次第では、すぐに役職に付くことが可能ですし、昇給にも繋げていくことが出来るので、やり甲斐がある評価制度と言えます。
ワークライフバランス、女性の働きやすさについて
ショップスタッフは、ほとんどが女性のため、社員同士の共通理解があり、働きやすい反面、産休や育休などの制度があっても取りづらかったり、復帰後に時短勤務を選択するのが難しい雰囲気があるようです。
その背景には、事業の急成長に人員が追いついていないという課題があります。そのため、残業が常に発生する店舗が大半であり、店舗ごとの売上目標達成や、月1回のプロモーション準備に追われ、多忙感が常にあるという声が多く聞かれます。
やりがいがある反面、離職率が高く、女性が育休明けに復職することは多くないため、結婚・出産後も長く働き続けたいという人にとっては、あまり向かない会社かもしれません。
ただし、2016年4月からは、より働きやすくなるように、これまでの制度を改めるなど、労働環境の整備に注力しているので、今後は改善される可能性もあります。(最新の状況については、転職エージェントに問い合わせれば教えてもらえます。)
ロクシタンの製品が好きで働く人にとっては、自分が信頼する商品を販売することはやりがいもありますし、製品を社員価格で購入出来るといった特典も受けられます。
有給を使用した長期休暇や福利厚生は保障されているため、こういった制度をうまく活用しながら、ワークライフバランスを保つ努力をすることが、ロクシタンジャポンにおいて、長く働き続けるためのコツと言えるでしょう。
退職する理由
ロクシタンジャポンは、上記に挙げたように、労働時間が長いため、激務に嫌気を差して退職するという人が少なくありません。
激務に見合う給与が得られない、退職金の制度がないため継続して働く意味がないということで、数年働いてスキルアップした後、待遇の良い他社へ転職するという選択をする人も多くなっています。
インセンティブ制は、店舗ごとの目標達成度合いにより、支給されるものなので、スタッフ間の結束が堅い店舗であると、楽しさややる気に繋がります。それがロクシタンならではの良さでもあるのですが、店長のやり方によって大きく左右されるという側面もあります。
そのため、店長のやり方に不満を覚えた時、評価の正当性に疑問を感じた時に、退職を決意するというケースもあるようです。
外資系企業の転職支援に長けている転職エージェント
先ほども触れましたが、ロクシタンジャポンへの転職を目指すのであれば、外資企業への転職支援を得意とする転職エージェントからサポートを受けるのが無難です。
下記のエージェントであれば、ロクシタンジャポンへの転職支援実績もあるので最適です。現在の社内事情などについて教えてもらうことも可能なので、本当に自分に向いている会社なのかどうか、事前確認することも出来ます。
<販売職として転職することを考えている時に相談先として、最適な転職エージェント>
※総合職としての転職を考える場合には、また違ってくるので、注意してください。
※JACに関する補足
- JACは海外移住、海外転職を支援するサービスではありません。海外勤務、海外駐在などの求人を紹介してもらえます。
- 年収600万円~2,000万円の方にオススメのサービスです。
※補足
リクルートエージェントは、元々、英語が得意な人の転職支援に力を入れていましたが、最近では、入社後、勉強して身につけることを条件に、今現在の英語力については不問とする採用方針を採る企業からの求人についても、取り扱うようになっています。
そのなかには、海外出張や海外勤務の機会が想定される求人も含まれるので、興味がある人は、リクルートに相談してみてください。
なお、20代・30代の人には、マイナビエージェントという転職会社もオススメです。リクルートとは、また違った系統の求人を確保しているので、両者をダブルで利用すると、多角的に情報を集められるので、よりチャンスが広がります。
特に、第二新卒者の場合、好条件の求人を紹介してもらえる可能性が大です。一方、30代後半以降の経験豊富な人の場合、マイナビはそれほど良い求人を扱っているわけではないので、それほど期待は出来ないです。(他社のほうがオススメです。)