世界190カ国に展開、年齢性別を問わず愛用されているラックス、ダヴ、ポンズ、リプトンなどの製品を製造・販売する世界最大級の消費財メーカー、ユニリーバ。その日本法人にあたるのが、ユニリーバ ジャパンです。
日本国内では、東京、神奈川、静岡などに事業所があり、従業員数はグループ全体で約500名の規模を誇る会社です。
中途採用の募集内容・選考プロセスなどについて
ユニリーバ ジャパンでは、中途採用を「プロフェッショナル採用」と表現しており、下記のような職種を中心に、常時、募集が発生している状況です。
- カスタマー ディベロップメント:外勤営業(エリアセールス・アカウント担当)
- ファイナンス:ファイナンスアナリスト
- マーケティング:Artwork Production Specialist
- サプライチェーン
- 製品開発
プロフェッショナル採用という文言が表しているように、転職希望者に対する要求度は高くなっています。外勤営業に関しては、日本市場における5年以上の営業経験を必須とし、それに加えて、TOEIC 700点以上の英語能力が求められます。
また、他の職種に関しても、それぞれの専門知識とともに、英語の読み書きのスキルを身につけていることが必須条件となっています。
高いスキルを有する人、実務年数が長い人の場合、語学は不問とされるケースもあるようですが、公式の重要文書はすべて英語ですし、取引先や社内チームに外国人が含まれる場合にはコミュニケーションは英語で行われるため、ビジネスレベルの英語能力は必要と考えておいたほうが賢明です。
求人に応募する方法としては、ユニリーバ ジャパンの公式サイトから直接応募する、もしくは転職エージェント経由で応募するといった方法のいずれかとなります。直接応募する場合には、下記ページにログインして、必要事項を入力することになります。
https://www.unilever.co.jp/careers/professionals/
ジョブアラート機能があるため、自分が希望する職種に関する求人が見つからない場合には、登録しておけば、条件に合う求人が見つかった時点で、通知してもらうように設定することも可能です。
一方、転職エージェント経由で応募する時には、エージェントに登録した後、担当スタッフから指示された書類を提出することになります。
基本的な流れはどちらも一緒ですが、エージェント経由の場合、会社が求めている人物像など、予備情報を教えてもらえるので、書類選考、面接を通過するための準備を入念に進めることが出来ます。
また、転職時の年収など、条件交渉を代行してもらえるので、直接応募するよりも、より好条件で転職出来る可能性が高くなります。そのため、直接応募するよりも、エージェント経由で応募することを選ぶ人が多いのが実情です。
このページの最後に、ユニリーバ ジャパンへの転職支援実績を有するエージェントを幾つかリストアップしておきますので、興味がある人は、是非一度問い合わせてみてください。
ユニリーバ ジャパンの年収・給与制度、昇給制度などについて
ユニリーバ ジャパンの給与制度ですが、一般職と管理職で違ってきます。一般職は月給制が基本であり、基本給に加えて、残業代と年2回の賞与が支払われる形となります。一方、管理職(マネージャー以上)になると、例外なく年俸制になります。
具体的な年収例としては、下記の通りとなります。
- マーケティング 入社3年 中途入社 課長補佐 男性 年収1000万円
- マーケティング 中途入社 30歳 男性 年収700万円
- マーケティング 28歳 年収490万円
- マーケティング 30歳 年収700万円
- マーケティングアシスタントブランドマネージャー 31歳 年収700万円
- マーケティングアシスタントブランドマネージャー 33歳 年収730万円
- マーケティング課長補佐 35歳 年収1000万円
- 経理財務 35歳 年収720万円
- 人事 40歳 年収750万円
- 営業 入社5年 中途入社 男性 年収600万円
- 営業 30歳 年収700万円
- 営業課長 34歳 年収900万円
- 営業課長 40歳 年収1000万円
- 管理部門 入社7年 中途入社 男性 年収650~700万円
- 研究開発 26歳 年収530万円
- 研究開発係長 37歳 年収800万円
- 研究開発課長 40歳 年収1100万円
若くても実績を上げれば活躍の場が与えられ、短期間で出世することもできます。逆に言えば、仕事に対するモチベーションを維持しながら、成果を上げ続けることが出来ないと、そのポジションで止まってしまいます。
それが何年も続けば、後輩に抜かされ、自分より年下の上司のもとで働くことになるといったケースも珍しくありません。厳しくもあり、やりがいもある制度と言えます。
ユニリーバ ジャパンの社風、求められるスキルについて
ユニリーバの社員には、社会的に認知度の高い製品を取り扱っている会社であるという誇りが、根底にあるため、仕事に対する厳しさを共有しており、年齢・学歴・性別関係なく、やる気と実力があれば評価される社風となっています。
それだけに高いレベルで実務スキル・知識が求められますし、実際の業務について、周りからのお膳立てはないので、自分で考えて成果をあげていくことが普通に出来る人でないと、ユニリーバでは、通用しません。成長へのモチベーションが高く、自分をしっかり主張出来る人に適した職場環境と考えてください。
また、冒頭でも触れましたが、どの部署に配属されても、ビジネスレベルの英語力は必須となります。英語で商談をしたり、仕事の資料を読んだり作成したりするといったことも、出来て当たり前の世界です。そのため、入社後も英語力のブラッシュアップを欠かさない社員が大半です。
ワーク・ライフ・バランス・女性の働きやすさについて
ユニリーバ ジャパンは、商品開発において女性の目線をとても大切にしています。また、マーケティングにおいても、ターゲットとしている対象の大半が女性であることもあり、女性社員の意見が重要視されることが多く、女性であることを仕事に活かしやすい職場です。
産前・産後休暇や育児休暇、フレックスタイムなどの制度はとても充実していて、取得もしやすく、取得後の復帰率も高いです。また、ほとんどの場合、同じポジションでの復職となっています。これは、女性に優しいというよりは男女平等、女性もやりがいのある仕事を任されているためです。
生活環境が激変したとしても仕事で求められる水準は変わらないため、子育て中はワーク・ライフ・バランスを保つのは大変ですが、フレキシブルな働き方をサポートする制度もあり、こういった制度を利用することで、うまく両立している社員もいます。
こういった制度を利用したとしても、キャリアの妨げになることはありません。ユニリーバ ジャパンは、昇給、昇進のチャンスも男女平等に与えられ、管理職にしめる女性比率も大変高い会社なので、長く仕事を続けていきたい女性にとっては非常にやりがいのある職場だといえるでしょう。
ユニリーバ ジャパンへの転職支援実績がある転職エージェント
総合的にみて、ユニリーバ ジャパンは転職先としては十分に魅力的な会社と言えます。自分が希望する職種で求人があれば、是非、積極的に応募してみてください。
なお、先ほども触れましたが、その時には、転職エージェント経由で応募したほうが、何かとサポートを受けられるので便利です。下記のエージェントであれば、ユニリーバ ジャパンへの転職支援実績があるので、オススメです。
※JACに関する補足
- JACは海外移住、海外転職を支援するサービスではありません。海外勤務、海外駐在などの求人を紹介してもらえます。
- 年収600万円~2,000万円の方にオススメのサービスです。
なお、希望する求人が見つからない場合には、求職者登録(会員登録)をしておけば、新規求人が発生した時に、その都度メールで通知してもらえます。自分で探す手間が省けて便利なので、こういったサービスも積極的に活用してください。
※補足
このところ、JACは現職者の転職支援に力を入れており、離職中の人の場合、よほどの経験・スキルがないと、有望な求人を紹介してもらうのは難しくなっています。
(経験・スキルの定義が難しいのですが、前職の給与が年収600万を超えるぐらいであれば、まず大丈夫です。)
この条件に当てはまらない人は、上記でも触れているリクルートエージェント、もしくはマイナビエージェントといった転職会社のほうがオススメです。
特に、マイナビは若手層の転職支援に力を入れているので、35歳ぐらいまでの人であれば、職歴などを問わず、好条件の求人を紹介してもらえる可能性が大です。
(この年代のビジネスマンであれば、経歴不問で募集をかけている企業の求人を多数扱っており、そのなかには大手も含まれているので、なかなか悪くないです。)