人事・会計分野に強みを持つ、コンサルティングファーム、ジェクシード。1964年の創業以来、業務改善、ソリューション(システム開発・導入支援)、総合人財開発といった領域において、数多くのクライアントに対して、アドバイザリーサービスを提供しています。
1997年からは、20年以上に渡って、日本オラクルの認定パートナーとして、JDE の導入、運用、コンサルティングサービスを展開しており、JDEの導入実績、認定コンサルタント数、JDE SPECIALIZATION取得数において、ジェクシードは国内No.1です。
日本オラクルとの協業関係は、年々、強化されており、ここ最近においても、クラウドサービス「Oracle Cloud」の販売が順調に推移するなど、実績を伸ばしています。
総じて、ジェクシードの事業は好調を維持しており、こういった背景から、人材採用の動きも活発であり、様々な職種において、募集がかかっています。ジェクシードへの転職のチャンスは豊富に存在するので、関心がある人は、真剣に検討することをオススメします。
このページでは、ジェクシードの中途採用求人の傾向、及び、社員の年収・給与水準、社内の労働環境についてまとめていますので、参考にしてください。
ジェクシードの中途採用求人の傾向
中途採用で募集がかかる職種は多岐に渡りますが、そのなかにおいて、特に募集頻度が高い代表的な職種を挙げると、下記の通りとなります。
- システムコンサルタント(タレントマネジメントシステム導入コンサルティング業務)
- JDEコンサルタント(JD Edwards EnterpriseOneあるいはJD Edwards World)導入コンサルティング業務
この2職種以外では、ERPコンサルタント、営業に関する求人の発生頻度が比較的、高くなっています。また、コンサル、営業以外では、管理部門系等(経理財務、人事、法務、経営企画等)の求人が出てくることもありますが、数としては限られたものとなります。
応募条件に関しては、全職種共通で、学歴・資格は不問とされる一方で、該当業務に関する経験・専門知識を高いレベルで有していることが要求されています。基本的に、即戦力とみなされるだけの実力がないと、採用される可能性は低いと考えてください。
なお、求人によっては、前職の経歴・経験内容などについて、細かい要件が設定されているケースもあるので、このあたりの細部については、個々に募集要項を確認するようにしてください。
求人情報の入手方法
ジェクシードの公式サイト内に、経験者採用ページが開設されており、そちらのページから、求人情報を入手することが出来ます。
http://www.gexeed.co.jp/recruit/mid_career/
また、ジェクシードは、転職会社経由でも募集をかけているので、転職会社に問い合わせることでも、求人情報を入手することが可能です。
どちらのルートでも、入手出来る情報は一緒ですが、転職会社の場合、様々な企業の求人情報を押さえているので、ジェクシードを含めた、複数の企業の求人を見比べてみたいといった時には、まとめて紹介してもらえるので、便利です。(自分で探す手間が省けます。)
また、一度、転職会社に登録しておけば、自分が希望する条件に合う求人が発生するたびに、メールで通知してもらえるので、募集頻度が少ない職種での転職を狙う時には、情報源として活用することをオススメします。(連絡を待つだけなので楽です。)
求人情報を入手する際には、転職会社は何かと役立つ貴重な存在なので、うまく活用してください。(このページの最後に、ジェクシードの中途採用求人を扱っている代表的な転職会社をリストアップしておきます。)
ジェクシードの社員の年収・給与制度について
ジェクシードに勤務する社員の年収ですが、職種別に幾つか事例を挙げると、下記の通りとなります。
- アソシエイト 25歳 年収320万円
- アソシエイト 29歳 年収400万円
- ビジネスコンサルタント 26歳 年収400万円
- ビジネスコンサルタント 27歳 年収500万円
- ビジネスコンサルタント 30歳 年収600万円
- 会計コンサルタント 28歳 年収556万円
- 会計コンサルタント 37歳 年収560万円
- コンサルタントマネージャー 39歳 年収830万円
- エンジニア 22歳 年収420万円
- エンジニア 30歳 年収620万円
ジェクシードの給与体系ですが、毎月の給与にプラスして、年2回(7月、12月)の賞与があります。ただし、賞与に関しては業績連動型となるので、中途採用時に想定された金額より、下がるときもあるということは、頭に入れておいてください。
昇給は毎年1回、残業代は全額支給となっています。(ジェクシードの平均月間残業時間は36.4hとなっています。)
福利厚生については、健康保険、労災保険、雇用保険、厚生年金等が完備されているほか、通勤手当、住宅手当(1~2万程度)、資格手当、家族手当などが支給されていますが、一部の手当については、管理職になると廃止となるので、注意してください。
中途採用で入社する時の注意点
中途採用の場合、前職までの経歴や実績を加味して、基本給が決まることになりますが、交渉次第で数字が変わってくるので、ジェクシードから提示された金額に納得がいかない時には、そこで妥協せず、会社側と交渉するようにしてください。
上記の年収例を見ても分かりますが、ジェクシードの給与水準は決して高いわけではなく、ここで、会社からの提示条件を受け入れてしまうと、後々まで、その数字が付いて回ることになり、後悔することになりかねないので、要注意です。
もし、お金のことで話をするのは気が引けるということであれば、前述した転職会社に交渉を代行してもらってください。彼らはプロなので、この手の交渉事に慣れており、うまく話を進めてくれます。何らかの上積みを勝ち取ってくれるケースが多いので、安心して任せてみてください。
ジェクシードの評価制度について
ジェクシードでは、社員の主体性を中心に人事評価を行う会社ということもあり、トップが部下の仕事ぶりを細かくチェックするというようなことはないので、部下から報告されたことをベースに、評価を行うという傾向があります。
そのため、自分で実績をアピールしていかないと、成果を出していないと判断され、評価が悪くなってしまいます。
受け身の人には、やりづらい環境ですが、その反面、自分で主体的に動いて、情報提供を心がけると、納得のいく評価をしてもらえるので、このあたりの要領を掴むと、高評価を維持出来る会社でもあります。
具体的な評価方法は、役職によって異なりますが、基本的な流れとしては、期初に個人目標を設定、期末に、その達成度を確認するというものになります。そこに、会社全体、及び、所属部署の業績が加味されることになります。
役職が上がるにつれて、事業部や会社全体の業績の、自身の評価に影響する度合いが高くなるので、マネジメントする側に回ると、個人のパフォーマンスだけでは、高評価が得られなくなってきます。
ジェクシードの教育制度・成長環境について
ジェクシードでは、様々な業種・事業規模の会社に対して、コンサルティングサービス、システム導入サービスを提供しているので、仕事を通じて得られる経験の幅というのは、非常に広いものとなります。
ジェクシード出身のコンサルタントだと、システムコンサルティングに関しては、あらゆる顧客に対応出来る(クライアントの事業規模やニーズに応じて、適切なシステム提案が出来る)と、業界内からの評価も高いです。
また、ジェクシードは、年齢や経歴などを問わず、入社直後から、社員に大きな裁量を与えるので、特に若手の場合、同業他社では、その年代においては、担当させてもらえないような仕事が出来るので、業務を通じて得られる経験値というのは大きいです。
必然的に、結果に対する責任を持って、業務に取り組むことになるので、仕事に対する責任感というのが、自然に養われますし、理論的・合理的に物事を判断する能力が磨かれます。
名だたる企業のプロジェクトに参加出来る機会も多々あるため、人事(組織)・ITといった分野において、キャリアを築いていくことを考えているのであれば、ジェクシードで働く機会というのは、確実にプラスになると断言出来ます。
社内教育制度に関しては、新卒の場合には、外部教育を受けてからの配属となりますが、中途入社組に関しては、そういった導入研修のたぐいの教育制度はありません。
仕事に必要な知識・スキルは、実際に業務を遂行するなかで、自分自身の責任において、学んでいくことになります。(そういった意味では、学習能力が高い人でないと、この会社でやっていくのは難しいでしょう。)
ワークライフバランスについて
ジェクシードは、コアタイム無しの完全フレックス勤務制となっているので、出退社時間を含めて、スケジュール調整の自由度は高いです。事前に上長へ申請しておけば、半休も取れやすい職場です。
ただし、これは、コンサルティング会社としての常ではありますが、繁忙なプロジェクトにアサインされると、休みが全く取れない時もあります。また、クライアントの就業規則や、就労時間に合わせるなかで、拘束時間が長くなるというケースも多々あります。
ただし、こういった顧客都合以外の理由で、自分の時間を縛られることは一切ない会社なので、このあたりの風通しはいいです。(長時間働くことを良しとするような風潮もありません。)
なお、有給休暇の消化率は、月間平均45%となっていますが、ジェクシードの場合、有給取得に関して、他社にはない独特のルールが設定されています。
それは、残業が発生した時には、その時間分を、有給から差し引いて休むようになっているということです。要は、残業が発生したら、強制的に有給を取らされるということですが、こうすることで、拘束時間が長い社員でも、まとまった休息が確保されるようになっています。
なお、有給以外の休暇に関しては、年末年始休暇(12月29日~1月4日)、慶弔休暇などがある程度で、特筆出来るようなものは、あまりないのですが、リフレッシュ休暇制度(3年ごとに5日間)は用意されています。
女性の働きやすさについて
業務負荷としては、決してハードではないため、比較的、穏やかな人が多く、女性でも融通の利く働き方が可能です。
また、この業界の企業としては、女性社員の比率が高く、マネージャーなどの役職に就いて、活躍している女性もいるので、男女の待遇差については、一切気にしなくて済む環境です。(女性がキャリアップを目指すことも可能です。)
また、産休・育休も完備されており、取得実績も多い会社なので、結婚・出産を視野に入れている人でも問題なしです。
ジェクシードの転職先としての価値
コンサルティング会社・システムインテグレーターとしては、ジェクシードの給与額は、決して高くはなく、福利厚生についても、ごく標準的なので、待遇面を考えると、業界内においては、若干見劣りがします。
その反面、それほど業務負荷が高い会社ではないので、同業他社のように、毎日、夜遅くまで仕事に追われ、休日に出勤することも当たり前といったこともないので、ワークライフバランスを保ちながら働くことが出来ます。
(ただ、コンサルティング会社でよくあるような、プロジェクトの合間を縫って、数週間のまとまった休暇を取るといったことは、ジェクシードにおいては、期待出来ないです。)
また、ジェクシードは、人材・人事系、システム系のコンサルティング分野においては、かなり大きな案件を手掛けている会社なので、他社では経験出来ないような仕事に携わることになるというのも、魅力の一つです。
仕事を通じて、得られる経験というのは大きく、自分を成長させることが出来ますし、ここで待遇面の話と絡んできますが、ジェクシードの給与に不満があれば、ここで身につけた実力を活かして、より好条件を提示してくれる他社に転職するといったキャリアパスを描くことも出来ます。
そういった意味では、ジェクシードというのは、長期的なキャリアを考えた場合には、悪くない職場ですが、もちろん、今すぐ、高収入の会社に移りたいという人にとっては、ちょっと違うかもという話にも、なってくるかもしれません。
このあたりは、個人の考え方次第となるので、自分自身の価値観と照らしあわせながら、ジェクシードへの転職の判断を下すようにしてください。
ジェクシードの中途採用求人を扱っている転職会社
最後に、ジェクシードの中途採用求人を扱っている転職会社をリストアップしておきますが、彼らは社内事情に精通しているので、このあたりの判断に迷うことがあれば、一度相談してみてください。プロの視点で、アドバイスしてくれるので、参考になるはずです。
また、転職会社は、様々な企業の求人情報を扱っているので、他社の求人を紹介してもらうのもオススメです。ジェクシード以上に、魅力を感じる求人が出てきてもおかしくないので、関心があれば、ぜひ他社のことについても、話をしてみてください。
※JACに関する補足
- JACは海外移住、海外転職を支援するサービスではありません。海外勤務、海外駐在などの求人を紹介してもらえます。
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