1993年創業、日本で初めてCSO事業を手がけた企業であり、業界第二位の実力を持つ、アポプラスステーション。薬剤師の教育と職業紹介から事業をスタート、現在はCSO事業、医療・医薬専門職業紹介事業、医療・医薬専門人材派遣事業を3つの柱として、事業を展開しています。
一時期、ライバル企業との競争激化により、業績が低迷していましたが、2012年に、日本全国で調剤事業、BPO受託事業を展開するクオールグループに株式を売却する形で参画、以降、売上・利益が、ともにV字回復、その後も、安定的に成長を続けています。
そのため、今現在、アポプラスステーションは、人材登用を積極的に進めていますので、転職を目指すには、良いタイミングです。このページでは、アポプラスステーションの中途採用求人の傾向、及び、社員の年収、就労環境についてまとめていますので、参考にしてください。
アポプラスステーションの中途採用求人の傾向
アポプラスステーションは、新卒よりも中途採用に力を入れており、MR、営業コンサルタント、ジョブコーディネーター、営業アシスタントといった営業関連職を中心に、様々な職種において、募集をかけています。
公式サイト内には、中途採用希望者向けのページが用意されており、募集がかかっている求人の一覧・詳細について、確認することが出来ます。
http://www.apoplus.co.jp/work/recruit.html
基本的には、各職種における業務経験者が募集されていますが、募集のタイミングやポジションによっては、未経験者の応募が可能な求人が出てくることもあるので、こまめに求人情報をチェックすることをオススメします。
もしくは、アポプラスステーションは、転職エージェント経由でも募集をかけるケースが多いので、医療業界に強い転職エージェントに、問い合わせてみるのもアリです。
職種によっては、自社サイト内では告知をせず、転職エージェントに登録している人材のなかから、有望な人材をリクルートするということもあるので、そういった意味でも、エージェントにも、連絡を取っておいたほうが、賢明です。
特に、公式サイトを見て、良い求人がないと思った人は、一度エージェントに相談してみることをオススメします。
このページの最後に、アポプラスステーションの中途採用求人の取扱実績がある転職エージェントをリストアップしておきますので、参考にしてください。
アポプラスステーションの社員の年収・給与制度について
アポプラスステーションに勤務する社員の年収例ですが、代表的な事例を、下記にまとめてありますので、参考にしてください。(35~40歳のマネージャークラスで、年収 600~850万円程度というのが、一つの目安となります。)
- 営業 25歳 男性 年収 540万円
- MR 27歳 男性 年収 450万円
- 営業 28歳 男性 年収 500~550万円
- 経営企画部 30歳 男性 年収 400万円
- MR 31歳 男性 年収 500万円
- MR 32歳 男性 年収 500万円
- CSO事業部 34歳 男性 年収 600万円
- MR 34歳 男性 年収 650万円
- 営業 35歳 男性 年収 700万円
- 営業 38歳 男性 年収 500~550万円
給与は年俸制となっており、ボーナスはなく、年収に組み込まれている形です。また、退職金制度もないので、こういったことを含めると、医療業界のなかでは、低めと言える年収水準と言わざるを得ない状況となっています。
ただし、MRの場合、基本給のほかに、営業手当やMRの資格手当がもらえるので、他職種よりも、条件は良くなります。(営業日当は2500円~3000円となっており、他のCSO企業より、若干高めです。)
また、プロジェクトを終了して、他のプロジェクトへ異動する際には、異動手当が支給されるようになっています。
福利厚生に関しては、特筆することは、それほどないのですが、月15000円まで、旅行や趣味など、様々な用途に使用出来るカフェテリアプランが用意されています。
アポプラスステーションの評価制度について
アポプラスステーションでは、人事評価に関して、等級制が採用されています。等級と給与額が連動する形となりますが、等級ごとの年収がオープンになっているため、人事評価の透明性は高いと言えます。
加えて、クオールグループになってからは、実力主義の傾向が強くなり、努力が評価に反映されるようになっているので、やり甲斐を感じることが出来る環境です。ただし、稀ではありますが、評価次第では、降格となるケースもあるので、要注意です。
MRについては、半年に一度、派遣先企業と自社内の評価に基づいて、人事考課が行われることになります。自社内評価は、あくまで相対評価となるため、他のプロジェクトで良い結果を出している人が多いと、成績が良くても、昇給がゼロということもあります。
また、業務の特性として、仕方がないことではあるのですが、前任者の実績を引き継ぐ形になることが多いため、担当する企業とエリアによって、人事考課に、大きな差が生じるという状況も起こっています。(この点では、不公平感が強い評価体制と言わざるを得ません。)
成長環境について
MRの場合、MR認定試験に関する教育体制は非常にしっかりしており、メーカーなどを含めて、他社でMRになれなかったレベルの人でも、手厚くフォローをしてくれるため、他のCSO企業より、試験の合格率は高いです。
また、初期研修時に、プレゼントレーニングを、みっちり行ってくれるため、実際に医師の前で自社製品のプレゼンを行う際に、大いに役に立ちます。
MR認定試験合格後も、半期に一度は社内研修があり、担当領域ごとの学習が出来るほか、Eラーニングなどもあり、教育に関しては充実していると言えます。
ただし、社内研修は、あくまで、概要的な内容にとどまるため、出向先のメーカーの事業領域に関する専門知識を深めたい場合には、自分自身で学ぶ必要があります。
一方、キャリアパスに関しては、表向き、希望があれば、様々なキャリアを経験出来るとしていますが、現実にはMRの場合、SVへのキャリアパス程度しかありません。
そのため、MRの場合は、派遣先企業で実績を出して、そのまま転籍するというのが、一番のキャリアアップと言えるでしょう。
ワークライフバランスについて
アポプラスステーション自体には、休日出勤はないですし、残業も少なめです。有給の取得についても、会社側が積極的に推奨してくれるので、ワークライフバランスについては、良好な会社と言えます。
MRなどで、他社に派遣された場合には、派遣先の社内規定に準じることになりますが、新薬発売のタイミングなどを除き、それほど仕事に追われることはないので、プライベートとのバランスは取りやすいです。
女性の働きやすさについて
内勤業務には女性が多く、基本的には男女差別はありません。女性が社長である時期もあり、現在も役員に、女性が在籍しているなど、女性の地位が高い会社なので、女性であっても、活躍出来る機会が十分にあります。
また、家族の転勤などに合わせて、異動を申請することも出来ます。(その時期のプロジェクトの展開状況にもよるので、全て受理されるとは限りませんが、可能な限り、対応してくれます。)
一方、育児・出産に関する支援制度に関しては、それほどではなく、出産後に働き続けている社員はいるものの、数としては限られており、いまだに発展途上であるというのが現状です。
子供を育てながら働くのは、決して楽ではない環境なので、子育てと仕事の両立を視野に入れている人は、よくよく考えたほうがいいです。
アポプラスステーションの転職先としての価値
ここまで、アポプラスステーションの就労環境について、様々な角度から見てきましたが、長所もあれば、短所もある会社なので、自分が会社に何を求めるのかによって、アポプラスステーションの転職先としての価値は、大きく変わってくると思います。
そのため、自分の価値観・志向と照らし合わせながら、アポプラスステーションへ転職すべきかどうか、じっくり考えるようにしてください。
アポプラスステーションの中途採用求人の取り扱い実績がある転職会社
下記に、アポプラスステーションの中途採用求人の取り扱い実績がある転職エージェントをリストアップしてありますが、彼らは社内事情に精通しているので、このあたりの判断に迷うという人は、相談してみるのもアリです。(客観的な視点で、アドバイスしてくれます。)
また、彼らは、様々な企業の求人情報を押さえているので、他社のことについて、聞いてみるのもオススメです。アポプラスステーション以上に自分に合う会社が見つかるかもしれないので、興味がある人は、併せて確認してみてください。
※JACに関する補足
- JACは海外移住、海外転職を支援するサービスではありません。海外勤務、海外駐在などの求人を紹介してもらえます。
- 年収600万円~2,000万円の方にオススメのサービスです。
※
転職を目指す会社が決まった場合、年収などの条件交渉を代行してもらうことも出来ます。年収アップに成功するケースが少なくないので、ぜひこういったサポートも受けてみてください。