これから結婚や出産を予定している方には、貿易事務というのは薦められる仕事ではありません。時差がある外国とのやりとりがあるため、どうしても残業が多くなる仕事だからです。

 

貿易事務

 

もちろん、企業によって状況は違っており、残業が少ない会社もありますが、元々ハードな業務でもあるので、子育てと両立するには覚悟が必要です。

 

ちなみに、結婚や出産が今すぐではなく、数年後ということであれば、今のうちに正社員(無期雇用)として就職しておくべきです。

 

正社員(無期雇用)であれば、育児休暇を使ったり、業務負担が軽い部署に異動させてもらったりするなどして、子育てと両立する道筋を立てることが出来ます。

 

これが派遣社員となると、ハイ終了!となってしまいますし、次の仕事を探すのも大変です。

 

定時で帰れる仕事はある?

 

もし、取引先の企業がアジアに限定されているのであれば、時差が殆どないため、残業なしで勤務出来る可能性があります。現実にこういった企業だと、貿易事務の仕事をしているけど、毎日17時に帰宅しているといった人もいます。

 

もしくは、派遣社員として働くという選択肢もあります。派遣社員の場合、採用前に残業の有無や残業時間の目安を教えてくれます。これがあまりにも実情と違う場合には、派遣元のチェックも入りますし、派遣社員であれば、いざという時に辞めるのも難しくありません。

 

勤務時間の縛りということでいえば、正社員(無期雇用)よりも派遣社員のほうが、まだ緩やかです。

 

残業のない仕事を選んで、派遣社員として数年間経験を積んでから、正社員(無期雇用)で就職することを目指す。貿易事務は職務経験が重視される仕事なので、こういったキャリアアップの道筋もあります。

 

英語を活かすのであれば

 

もし、英語を活かす形で事務職として働きたいということであれば、経理・会計のほうが職種としてはオススメです。給料も高めですし、それほど激務というわけではありません。

 

日商簿記2級を持っていて、英語が出来る人材というのは、まだまだ少ないので、未経験でもうまく仕事を得られる可能性もあります。

 

ただし、未経験者の場合、30代になると転職は厳しくなるので、20代のうちに動いておく必要があります。

 

ほかにも秘書、社内翻訳、海外営業アシスタント等、英語を活かして働く仕事はたくさんあります。そもそも、海外取引が盛んな会社や外資系企業であれば、日常業務をこなすうえで英語が切り離せないものなので、あらゆる職種が対象となります。

 

英語を活かして働ける仕事は想像以上にたくさんあるので、色々と調べてみてください。転職エージェントに相談してみるのもお勧めです。どんな可能性があるのか、丁寧に教えてくれます。

 

特にこれといった希望職種が決まっていない場合には、一度話を聞いてみることをオススメします。