在日シンガポール政府観光局は、人材を募集する際に積極的に転職エージェントを活用しており、求人が発生するとサイト上に情報が公開されます。
ただ、ご存じの方が多いと思いますが、転職サイトの求人情報は、誰でも閲覧することが出来る一般公開求人と、そのエージェントに登録している人間のみ閲覧することが出来るクローズド求人に分かれます。
基本的に、どこのエージェントでも案件情報というのは圧倒的に後者の割合が多く、シンガポール政府観光局で採用枠が発生した時にも、一般公開されない可能性があります。
元々、政府観光局の求人数は絶対的に少ないため、確実に情報を入手するには、転職エージェントに登録しておく必要があります。
ただし、登録するには、これまでの職務経歴を記載しなければいけないなど、手間がかかります。(10?15分ぐらいかかります。)
ですから、あちこちのエージェントに登録するのは大変です。政府観光局の採用情報を掲載する転職エージェントは限られるので、とりあえず下記の3サイトに登録しておきましょう。
リクルートエージェント
語学系の求人に強い転職エージェント。TOEIC700以上のスコアを持つ人であれば、条件の良い案件が豊富にあるので、政府観光局以外の案件をチェックしてみるのもオススメです。
※補足
リクルートエージェントは、元々、英語が得意な人の転職支援に力を入れていましたが、最近では、入社後、勉強して身につけることを条件に、今現在の英語力については不問とする採用方針を採る企業からの求人についても、取り扱うようになっています。
そのなかには、海外出張や海外勤務の機会が想定される求人も含まれるので、興味がある人は、リクルートに相談してみてください。
なお、20代・30代の人には、マイナビエージェントという転職会社もオススメです。リクルートとは、また違った系統の求人を確保しているので、両者をダブルで利用すると、多角的に情報を集められるので、よりチャンスが広がります。
特に、第二新卒者の場合、好条件の求人を紹介してもらえる可能性が大です。一方、30代後半以降の経験豊富な人の場合、マイナビはそれほど良い求人を扱っているわけではないので、それほど期待は出来ないです。(他社のほうがオススメです。)
マイナビネクスト
国際派就職という専用ページがあり、そのなかで政府関連の人材募集案件も掲載されています。観光局の掲載実績もあります。
Type
Typeも語学系の求人に強いエージェントです。登録しておいて損はありません。
シンガポール政府関連の公式サイトは?
シンガポール大使館、政府観光局は、それぞれ公式サイトを持っています。
http://www.mfa.gov.sg/content/mfa/overseasmission/tokyo/jp.html
ただし、これらのサイトに採用情報が掲載されることは無いので、情報収集源としては使えません。
ちなみに、政府機関絡みで一つ面白いサイトがあります。下記のサイトです。
http://www.singaaso.or.jp/
日本シンガポール協会という、二国間の交流促進を主な目的とする社団法人のサイトです。このサイト内で、イベントの案内ページがあります。
お茶会やゴルフコンペといった、本当に交流目的のイベントですが、こういったところに頻繁に顔を出せば、協会のスタッフとも顔見知りになれます。
彼らは、当然シンガポールの政府関係者ともつながりがあるので、観光局で働きたいといえば、紹介してくれる可能性もあります。
また、こういったイベントに参加する人は、当然シンガポールとのつながりが強い人達なので、仲良くなれば、それが何かのきっかけになるかもしれません。
政府観光局の採用というのは、人づてというのも多いので、こうやって地道に人脈を作るのも大切です。