アメリカ経済にとっては、日本は最重要市場の一つです。近年では、中国との取引額が、日本を上回るようになってきましたが、それでも、日本の重要性は変わりません。こういった背景があるため、日本にはアメリカの政府観光局が多数存在します。
アメリカ合衆国の政府観光局もあれば、カリフォルニア、ワシントン、ミシシッピ等、各州の観光局も存在します。また、サンフランシスコ、ラスベガス、ニューヨーク、ロサンゼルス等、独自の観光局を設置している市も複数存在しています。
これらを全て合わせると、アメリカ関連の政府観光局が30以上、設置されていることになります。現地スタッフを募集する求人の発生頻度も、それなりに高いので、地道にウォッチしていれば、仕事に就くチャンスは十分にあります。
アメリカ政府観光局の求人情報を得る方法
ただし、求人情報の入手の仕方については、注意が必要です。普通だと、公式サイトに採用ページが用意され、そこで募集がかかるというのが一般的ですが、アメリカ政府観光局の場合、独自に募集をかけるというよりも、民間の転職会社を利用するケースが多いです。
特に、下記の会社で取り扱われることが多いので、こういった会社に登録しておくことをオススメします。また、これらの会社はアメリカ大使館・領事館の求人もカバーしています。
商務部からの求人で、政府観光局と同様の業務内容(市場分析・マーケティング、一般消費者向け広報活動、日本人旅行者向け情報発信、アメリカ企業の日本市場進出支援)での求人が出ていることもあるので、興味があれば、こういったことも伝えておいたほうがいいです。
<アメリカ政府観光局の求人を扱う転職会社>
※この4社のどこから新規求人が出てくるか分からないので、全てに登録するのが最も確実なのですが、手間がかかるので面倒という人は、最低限リクルートエージェントに登録しておいてください。このなかでも、最も取り扱い頻度が高い会社です。
※補足
リクルートエージェントは、元々、英語が得意な人の転職支援に力を入れていましたが、最近では、入社後、勉強して身につけることを条件に、今現在の英語力については不問とする採用方針を採る企業からの求人についても、取り扱うようになっています。
そのなかには、海外出張や海外勤務の機会が想定される求人も含まれるので、興味がある人は、リクルートに相談してみてください。
転職会社に教えてもらえる求人情報の種類
転職会社というのは、一度登録すれば、自分が希望する条件に合う求人が新規で発生した時に、メールなどで連絡をしてもらうことが出来ます。従って、自分で求人を探す手間が省けることになります。
その点は便利なのですが、政府観光局というのは、そうはいっても求人数が限られているので、少しでも速く仕事をしたいということであれば、少し間口を広くしておいたほうがいいです。たとえば、下記のような求人についても、転職会社から教えてもらうことが出来ます。
- アメリカ以外の政府観光局
- 各国大使館、領事館
- 日本政府観光局(海外勤務が前提となります)
- 日系旅行会社(海外勤務案件を含む)
どうしても、アメリカの政府観光局で働きたいといったような、強いこだわりがあるので無ければ、このあたりの求人についても、教えてもらえるように依頼しておくことをオススメします。
また、こういった仕事をしてみたいという、業務内容に関する希望があれば、その内容を転職会社に伝えてみてください。もしかしたら、その条件に合う転職先候補を教えてもらえるかもしれません。
たとえば、市場分析の仕事に興味があるので、マーケティング系のコンサルティング会社を紹介してもらうといったことです。自分が全く想像もしなかった業界で、満足出来る仕事が存在する可能性も十分に考えられるので、こういった活用法もあるということを覚えておいてください。