<転職・求人状況>
外資系企業の経理職の求人には2つの傾向があります。一つは会計事務所やコンサルティングファームの求人。この場合、会計士、会計・財務コンサルタントといった職種の求人が中心となります。
もう一つは一般企業のアナリストやファイナンスコントローラーといった専門職の求人です。いずれも高度な専門知識と豊富な業務経験を求められる職種となります。
業務経験がないという人が応募するのは、ほぼ不可能です。未経験者の場合、可能性があるとしたら、こういった職種のアシスタントですが、正社員(無期雇用)採用の場合、業務経験が必須条件となっているケースが多いため、なかなか厳しい状況です。
ただし、派遣社員であれば未経験者でも応募可能な案件があるので、まずは正社員(無期雇用)にはこだわらず、仕事を得ることに専念することです。そこで経験を積んで正社員(無期雇用)にステップアップするというのが、無理のないキャリアプランと言えます。
外資の財務・会計・経理の求人案件に強いエージェント
JACリクルートメント
外資系企業、日系グローバル企業の求人に特化している転職エージェント。資金管理や為替管理、取引先銀行との折衝といった財務管理系の仕事が含まれている案件が大半です。
※JACに関する補足
- JACは海外移住、海外転職を支援するサービスではありません。海外勤務、海外駐在などの求人を紹介してもらえます。
- 年収600万円~2,000万円の方にオススメのサービスです。
リクルートエージェント
外資企業、日本のグローバル企業の求人案件を豊富に抱えている転職エージェント。経理・財務関連の案件は外資だけではなく、国際会計基準を意識した日系企業の案件が増えています。
※補足
リクルートエージェントは、元々、英語が得意な人の転職支援に力を入れていましたが、最近では、入社後、勉強して身につけることを条件に、今現在の英語力については不問とする採用方針を採る企業からの求人についても、取り扱うようになっています。
そのなかには、海外出張や海外勤務の機会が想定される求人も含まれるので、興味がある人は、リクルートに相談してみてください。
なお、20代・30代の人には、マイナビエージェントという転職会社もオススメです。リクルートとは、また違った系統の求人を確保しているので、両者をダブルで利用すると、多角的に情報を集められるので、よりチャンスが広がります。
特に、第二新卒者の場合、好条件の求人を紹介してもらえる可能性が大です。一方、30代後半以降の経験豊富な人の場合、マイナビはそれほど良い求人を扱っているわけではないので、それほど期待は出来ないです。(他社のほうがオススメです。)
マイケルペイジ
外資系企業の求人を専門に扱っている転職エージェント。経理・財務の案件に関しては、ファイナンシャル・アナリスト、内部監査、コンサルタント、クレディット、財務、会計、税務といった幅広い職種で豊富に取り扱っています。
ファイナンスマネージャー、ディレクター、コントローラーといった管理職の求人も多くあります。
ビズリーチ
ビズリーチは最後まで職務経歴書を記入しないと、求人案件を紹介してもらえません。登録作業は数分で済むので、最後までキチンと入力しておきましょう。僅か数分で有力な転職先がみつかるどうかが大きく違ってきます。特に現在の年収が750万円を超える人の場合、より好条件の求人を同時に複数紹介してもらえる可能性が大です。
管理職、専門職といったハイクラスの案件のみを扱っている転職エージェント。財務経理管理職の求人が多数、募集されています。
MS-Japan
経理・人事・法務専門の転職エージェント。会計事務所・監査法人、コンサルファームの求人も多い。
ISSコンサルティング
外資系企業専門の転職エージェント。一般会計・財務会計・ファイナンシャルアナリストの案件が多数、公開されています。
ジャストネットキャリア
経理・会計専門の転職エージェント。英文経理の案件も数多くありますが、USCPAの資格を持っているというだけではダメで、外資系のファイナンス経験、USGAAP実務経験者が求められる案件が多くなっています。
未経験者にはハードルが高いのが実情です。
アージス
外資系転職の求人に特化したエージェント。財務・会計・経理関連の求人が多いので、色々な選択肢がみつかると思います。
ランスタッド
正社員(無期雇用)待遇の経理アシスタントの求人案件があるので、財務系の仕事は厳しいという人は要チェック。