外資企業の総務スタッフの転職案件の傾向としては、人事や経理、アドミを兼任するといった業務内容の求人が多くなっています。総務業務専任となると、コンプライアンス管理、内部統制といったリスク管理に関わるものが中心となっています。
あるいは株主・投資家対応を行うIR担当を広報の一部門ではなく、独立した部署として管理する企業が増えており、総務グループの一部署として求人が増えています。
このように、一口に総務といっても守備範囲は大きく、企業によっても『総務』の定義が様々なので、案件ごとに業務内容が大きく変わってきます。
そのため、1件ずつ業務内容の詳細を転職エージェントに確認するようにしてください。下記のエージェントであれば、外資企業からの総務関連職の求人案件を得意としているので、実情について詳しくレクチャーしてくれるはずです。
JACリクルートメント
日系グローバル企業、外資系企業の求人専門の転職エージェント。総務部の統括マネージャー(取締役会事務局、株主総会等の運営、法務、人事業務全般)を募集する転職案件を扱っています。
リクルートエージェント
保有求人案件数が日本で最も多い国内最大手の転職エージェント。あらゆる職種の転職案件を保有しています。
内部統制、コンプライアンス、海外拠点を含んだリスク管理、株主総会・取締役会等の機関法務業務、契約書等の文書管理といった業務を担当する総務スタッフの募集案件を多数扱っています。
将来のマネージャー候補としての採用となる案件も少なくありません。また、人事、経理、受付、アドミ業務と兼任といった形の案件も多くなっています。
※補足
リクルートエージェントは、元々、英語が得意な人の転職支援に力を入れていましたが、最近では、入社後、勉強して身につけることを条件に、今現在の英語力については不問とする採用方針を採る企業からの求人についても、取り扱うようになっています。
そのなかには、海外出張や海外勤務の機会が想定される求人も含まれるので、興味がある人は、リクルートに相談してみてください。
なお、20代・30代の人には、マイナビエージェントという転職会社もオススメです。リクルートとは、また違った系統の求人を確保しているので、両者をダブルで利用すると、多角的に情報を集められるので、よりチャンスが広がります。
特に、第二新卒者の場合、好条件の求人を紹介してもらえる可能性が大です。一方、30代後半以降の経験豊富な人の場合、マイナビはそれほど良い求人を扱っているわけではないので、それほど期待は出来ないです。(他社のほうがオススメです。)
アージスジャパン
外資系企業、日系グローバル企業の求人専門の転職エージェント。機械・自動車・電機・消費財・ラグジュアリーといった業界からの総務スタッフの求人案件を多数、保有しています。人事を兼ねる形の業務内容の求人が多くなっています。
総務部のマネージャーといった管理職の転職案件も多くなっています。
ISS
外資系企業の求人専門の転職エージェント。製造業界、消費財業界からの総務スタッフの募集案件を保有していますが、数は少なめです。人事スタッフの転職案件は多くなっています。
マイケルペイジ
外資系企業専門の転職エージェント。常時、3000件以上の転職案件を保有しています。総務スタッフの求人も扱っています。受付やアドミとの兼任、人事との兼任、経理との兼任といった案件の割合が多くなっており、総務に特化した求人はそれほど多くありません。
また、外資金融機関からの求人だと、投資家向けのIRトリップのアレンジ、ミーティングのアレンジといった業務内容の案件が出ています。
アズール&カンパニー
高級消費財・一般消費財・スポーツ・エンターテイメント業界に強い転職エージェント。80%以上の案件が外資企業からの求人となっています。
総務スタッフの転職案件を多数扱っています。経理サポート、人事サポートを兼ねた案件が中心です。
ヘイズ
外資企業専門の転職エージェント。様々な業界の総務関連職の求人案件を扱っています。IR担当、リスク管理、内部統制といった業務内容の案件が多くなっています。
クリエイトインターナショナル
建設・土木、機械・化学・電機といった業界の求人を得意とする転職エージェント。外資系建設会社や化学メーカーからのアドミ職の転職案件を扱っています。法務や経理などを含めた総合的な管理を担当する業務内容の案件、海外建設マネージャーを兼任する案件が多くなっています。