英文経理未経験者の求人

未経験だけど、英文経理に興味がある。そんな人が希望通り、仕事を得るにはどうすればいいのでしょうか?

 

未経験者向け英文経理案件

 

英文経理未経験という場合、幾つかのケースが考えられます。

 

① 経理事務の経験があって、英語も出来る
② 経理事務の経験はあるけど、英語が出来ない
③ 経理事務の経験はないけど、英語は得意
④ 経理事務の経験がなく、英語も苦手

それぞれのケースごとに、キャリアアップのプランをまとめてみます。

 

経理事務の経験があって、英語も出来る

 

経理職として働いた実績があり、英語も出来るということであれば、今すぐにでも仕事が見つかる可能性が大なので、転職サイトをチェックするなどして、未経験者応募可の求人案件を探してみてください。

 

補足ですが、英文経理の求人で『未経験可』というのは、あくまでも英文の経理事務の経験がないという意味で、経理事務の経験がなくてもいいというわけではありません。経理職の経験がない人は、まず英文経理には応募出来ないと思ってください。

より確実を期すのであれば、USCPAの資格を取得することですが、時間もお金もかかるので、あまりこだわらないほうがいいです。特に20代、30代前半ぐらいの人は、年齢的にも、今がチャンスです。

 

35歳を超えると、未経験者が採用されるチャンスは、ぐっと減るので下手に資格取得のために時間を費やすよりも、今のうちに職に就いておくことです。

 

資格を取るのは、その後でも間に合いますので、仕事がみつかりそうであれば、迷わず応募してください。

 

経理事務の経験はあるけど、英語が出来ない

 

こういった人も英文経理の仕事に就ける可能性は高いです。英文経理といっても、それほど語学力が必要なわけではありません。

 

使う言葉はパターン化していますし、英語を使うのは事務作業をこなす時だけで、英語で話す機会はゼロという会社も多いので、中級レベルの英語が出来れば大丈夫です。

 

TOEICで言えば、600ぐらいでしょうか。そのレベルにもないという人は、さすがに英語の勉強をする必要がありますが、これぐらいだったら1年も勉強すれば何とかなります。

 

英文経理は語学力よりも、経理の実務スキルが求められる仕事なので、実務経験がある人であれば大丈夫です。

 

経理事務の経験はないけど、英語は得意

 

ここまでの話の裏返しになりますが、英文経理は英語が出来るだけではこなせない職種ですし、企業も相手にしてくれません

 

こういった人は、一にも二にも経理の実務スキルを伸ばすことです。もし、簿記の資格を持っていて、知識はあるという人は、日系企業の一般経理事務職として働くことを考えてください。

 

こうやって、実務経験を積むことが何よりも重要です。そうやって働いている間に、USCPAの取得を目指すのもアリです。

 

日系企業で働くことはせず、USCPAを取得して、いきなり英文経理の仕事に就くことを目指すという考え方もありますが、これはハードルが高いです。

 

仮に資格を持っていたとしても、経験ゼロだとなかなか採用されにくいからです。それよりは、どこでもいいので、経理事務職として働いたほうがいいです。派遣でもいいので、仕事をすることを優先すべきです。

 

簿記の勉強などをしたことがなく、経理に関する知識がゼロという人は、まずは簿記の資格取得を目指してください。それが出発点です。

 

経理事務の経験がなく、英語も苦手

 

英文経理の仕事をしたいという人で、こういった人はいないと思いますが、万が一、この状態から英文経理の仕事を目指すのであれば、まずは経理事務の経験を積むことを優先してください。

 

経理の知識がなければ、簿記の資格を取るのが先決です。そうやって経理の仕事に精通することが最重要課題です。

 

英語については、そのあとに考えるべきことですが、本当に英語が苦手で英検でいえば3級ぐらいという人は、相当時間がかかることは覚悟してください。

 

英文経理の仕事に就けるぐらいの英語力を身につけるまでには、1日1時間ぐらいの勉強ペースだと、数年はかかるかもしれません。それだけの時間をかけてまで、やりたい仕事なのかどうかということは、本気で考えてください。

 

もし、答えがYESであれば何も言うことはありません。頑張って目指すべきですが、その場合、英検2級、TOEIC500ぐらいの実力を身につけたら、USCPAの勉強にも取り組んでみてください。

 

そうすると、経理・会計の専門用語も英語で覚えられるので、英文経理の仕事をする時に役立ちます。仕事に直結する語学力を磨くことが出来るので、効率がいいです。

 

経理の知識も身につけることが出来て一石二鳥です。