鳥取県で英語力が活かせる仕事を探すのは、かなり大変です。絶対数が少ないためです。海外に進出している日系企業、鳥取に拠点を置く外資企業からの求人が出ていますが、絶対数は少なく、業種・職種も絞られてくるため、転職のチャンスは非常に狭くなっているというのが実情です。
一般企業からの求人以外では、塾講師、英会話教室の講師といった教育関連の仕事となりますが、こちらも数は少なめです。
岡山、兵庫、広島といった隣接県のほうが、英語力が求められる求人の数が多いので、対象エリアを広くして探すことも必要になってくると思います。ただし、これらの県でも、瀬戸内海に隣接しているエリアが中心となるので、鳥取からは遠いのですが・・・
鳥取から通うのは難しいので、そうなると転勤ということになりますが、それなら神戸や大阪、京都といった都市に出たほうがチャンスは広がります。
このあたりは転職エージェントに相談して判断することをオススメします。彼らはプロなので、各地域の転職事情に精通しています。ですから、相談すれば適切なアドバイスをもらえるはずです。
下記のエージェントであれば、鳥取県の求人案件の取り扱い実績が豊富にあり、県内の実情を把握しているので、ぜひ話を聞いてみてください。
JACリクルートメント
日系グローバル企業、外資企業の求人専門の転職エージェント。鳥取県の転職案件を保有していますが、数は少なめです。機械メーカーや医療機器メーカーからの営業、生産管理、設計開発といった職種が中心となります。
英語力に関しては、中級程度（TOEIC500程度）のスキルを求められるケースが多くなっています。
リクルートエージェント
保有求人数が日本で最も多い国内最大手の転職エージェント。全国規模で活動しており、地方の求人にも強いこと、英語力が活かせる仕事の取り扱いに力を入れていることから、鳥取県で英語スキルが求められる仕事を探すときには、最適なエージェントです。
実際、機械メーカーや医療メーカー、化学メーカーといった製造業の求人を中心に英語力が求められる転職案件を常時、複数扱っています。
営業、貿易事務、生産管理、機械設計、電気設計、品質保証、薬事申請、臨床開発といった職種の求人が中心となります。
※補足
リクルートエージェントは、元々、英語が得意な人の転職支援に力を入れていましたが、最近では、入社後、勉強して身につけることを条件に、今現在の英語力については不問とする採用方針を採る企業からの求人についても、取り扱うようになっています。
そのなかには、海外出張や海外勤務の機会が想定される求人も含まれるので、興味がある人は、リクルートに相談してみてください。
なお、20代・30代の人には、マイナビエージェントという転職会社もオススメです。リクルートとは、また違った系統の求人を確保しているので、両者をダブルで利用すると、多角的に情報を集められるので、よりチャンスが広がります。
特に、第二新卒者の場合、好条件の求人を紹介してもらえる可能性が大です。一方、30代後半以降の経験豊富な人の場合、マイナビはそれほど良い求人を扱っているわけではないので、それほど期待は出来ないです。（他社のほうがオススメです。）
ランスタッド
製造業の求人を得意としている人材紹介会社。地方にも拠点を構えて展開しています。数は少ないのですが、鳥取県内の案件を保有しています。
医療メーカーの生産管理、資材調達、物流管理、営業（MR）、薬事申請といった職種の求人となります。英語力に関しては、英語に抵抗がなければＯＫというものから、ビジネスレベルのコミュニケーションを問題無くこなせるレベルが求められるものまであり、案件によって大きく変わっています。
英語研修制度を社内で用意してあるので、入社後勉強して身につければいいとする企業もあります。
ハローワーク
地方で英語を活かせる仕事を探す時には、ハローワークが重要な情報源の一つになってきます。地域によっては民間の転職エージェント以上に求人案件を保有しています。
鳥取県もそういった地域の一つであり、営業、営業アシスタント、貿易事務といった職種の転職案件を扱っています。ただし、語学スキルについては、それほど高度なレベルを求められるケースは少なく、読み書きが出来れば十分という程度です。
そのため、英語を使ってバリバリ働くことを考えている人にとっては物足りない職場になってしまうかもしれません。また、全体的にハローワークに出てくる給与水準は平均月給20万前後となり、民間のエージェントが保有している案件よりも低めなので、その点は要注意です。
JREC-IN
独立法人の科学技術振興機構が運営する研究者の求人情報データベース。日本各地の大学、研究機関の転職案件が掲載されています。
鳥取県内の案件で、英語力が求められる業務内容の求人が出ています。大学教授、教員、研究員といった専門職だけでなく、研究アシスタント、事務員といった職種の転職案件もあるため、研究畑以外の人でも採用されるチャンスがあります。
