高い英語スキルを持つ人材に対する製薬企業の採用ニーズは年々高まっています。グローバルで事業を展開することが当たり前となっており、英語抜きで業務を進めることが難しくなっているからです。
臨床開発のような、数年前であれば国内で完結していた業務に関しても、海外企業と連携して行うことが普通となり、英語でのビジネスコミュニケーションが支障なく出来る人にとっては、転職のチャンスが広がっています。
下記に製薬会社からの求人で英語スキルが必須とされる転職案件を多数保有している転職エージェントをリストアップしていますので、詳細は直接確認するようにしてください。
リクルートエージェント
8万件以上の求人案件を保有する国内最大手転職エージェント。あらゆる業種・職種の転職案件を扱っています。そのなかでも、英語が得意な人材の転職支援に力を入れており、語学スキルが発揮出来る仕事の求人案件を多数保有しています。
製薬会社からの求人で、英語力が求められる案件としては、営業、薬事申請、研究開発、治験管理、データマネジメント、品質保証、医学関係文書・書類翻訳といった職種が中心となります。
また、これらの職種におけるマネジメントレベル(管理職)の転職案件も多数出ています。
※補足
リクルートエージェントは、元々、英語が得意な人の転職支援に力を入れていましたが、最近では、入社後、勉強して身につけることを条件に、今現在の英語力については不問とする採用方針を採る企業からの求人についても、取り扱うようになっています。
そのなかには、海外出張や海外勤務の機会が想定される求人も含まれるので、興味がある人は、リクルートに相談してみてください。
なお、20代・30代の人には、マイナビエージェントという転職会社もオススメです。リクルートとは、また違った系統の求人を確保しているので、両者をダブルで利用すると、多角的に情報を集められるので、よりチャンスが広がります。
特に、第二新卒者の場合、好条件の求人を紹介してもらえる可能性が大です。一方、30代後半以降の経験豊富な人の場合、マイナビはそれほど良い求人を扱っているわけではないので、それほど期待は出来ないです。(他社のほうがオススメです。)
パソナキャリア
製造業界の求人を得意としている人材紹介会社。日系、外資を問わず、製薬企業からの転職案件について多数扱っています。
英語力が求められるポジションとしては、開発薬事、CMC薬事、品質保証といった職種が中心となります。海外事業所への定期的な出張や赴任が予定されている案件も出ています。
マイナビ薬剤師
大手人材サービス会社、マイナビが運営する薬剤師向けの転職支援サービス。製薬会社、治験会社からの求人で、英語が得意な人材を募集する転職案件を扱っています。
CRA、CRO、DM(データマネジメント)、安全性情報管理といった業務内容の案件が中心となります。海外企業とのやりとりが必須となるため、ビジネス英語が出来ること、看護師や薬剤師、臨床検査技師のいずれかの資格を持っていることが採用条件となっています。
アージスジャパン
日系グローバル企業、外資系企業専門の転職エージェント。メディカル業界の案件を得意としており、製薬企業の求人案件についても、多数保有しています。
薬事申請、治験管理、法務、データマネジメント、医学文書翻訳、品質管理、安全性情報管理、CMC薬事といった職種において、高い英語力を持つ人材が積極的に募集されています。
開発プロジェクトのマネージャー、品質管理マネージャーといったマネジメントレベルの求人案件も常時、複数出ています。
WEB.com
化学業界、バイオ業界を中心に研究開発職の転職案件を専門的に扱っている人材紹介会社。製薬企業、治験会社からの求人で、英語スキルを身につけている人材を募集する転職案件を多数保有しています。
研究開発、測定評価、薬事申請、品質保証、医薬品情報問い合わせ対応といった職種において求人数が多くなっています。
ハローワーク
製薬会社からの求人で、英語が得意な人材を募集する転職案件を扱っています。特に地方の研究所・工場からの求人について、民間の転職エージェントが扱っていない案件を保有しているので、地方で職探しをしている人は要チェックです。
薬事関連業務、翻訳、開発、測定評価といった職種が中心となります。
ヘイズジャパン
30ヶ国以上に営業拠点を持つイギリスの人材紹介会社の日本支社。ライフサイエンス業界の求人を得意としており、製薬企業からの転職案件についても多数保有しています。
英語力が求められる求人としては、医務、臨床研究といった開発職、及び営業職(MR)の転職案件が中心となります。ビジネス英語が出来ることが必須条件となる案件が多くなっています。