カナダは現地に進出している日系企業が多い国であり、現地駐在員の募集案件が常時、一定数出ています。
業種としては、これまでは自動車・機械・医療といった一部の業界に絞られていましたが、最近では金融、ITといった業種の企業もカナダに進出するようになっており、少しずつ、幅が広がっています。
転職市場としては、それなりに活発な状況にあると言えますが、カナダ駐在員の募集案件を扱っている転職エージェントは少なく、数社に絞りこまれます。下記にカナダの案件に得意なエージェントをリストアップしていますので、参考にしてください。
ビズリーチ
ビズリーチは最後まで職務経歴書を記入しないと、求人案件を紹介してもらえません。登録作業は数分で済むので、最後までキチンと入力しておきましょう。僅か数分で有力な転職先がみつかるどうかが大きく違ってきます。特に現在の年収が750万円を超える人の場合、より好条件の求人を同時に複数紹介してもらえる可能性が大です。
年収800万円以上のハイクラス求人専門の転職エージェント。北米の転職案件に強く、カナダ駐在の求人を多数、保有しています。
現地法人の営業マネージャー、副社長、経営企画部長、管理部長、海外事業室ゼネラルマネージャー、工場長といった管理職の求人、オラクル導入コンサルティング、SAP導入コンサルティング、マーケティングコンサルティング、会計コンサルティングといったコンサルタントの求人が中心となっています。
また、ブリッジエンジニア、プロジェクトエンジニア、インフラエンジニアといった技術系の職種で高度な専門知識を持つ人材を募集する案件も出てきています。
リクルートエージェント
保有数求人案件数が日本で最も多い国内最大手の転職エージェント。勤務地が北米となる案件を積極的に扱っており、そのなかにはカナダ駐在の案件も多数含まれています。
機械メーカー、自動車メーカー、医療メーカーといった製造業企業、現地に展開する飲食店からの求人が多くなっています。
職種としては、前者の場合、販路開拓を行う海外営業や、品質管理、生産管理、組み込み・制御設計、技術開発、設備保全といった技術系の職種、後者だと店長やエリアマネージャーといった職種が中心となります。
海外拠点の責任者候補、部門長候補を募集する案件も出ています。
※補足
リクルートエージェントは、元々、英語が得意な人の転職支援に力を入れていましたが、最近では、入社後、勉強して身につけることを条件に、今現在の英語力については不問とする採用方針を採る企業からの求人についても、取り扱うようになっています。
そのなかには、海外出張や海外勤務の機会が想定される求人も含まれるので、興味がある人は、リクルートに相談してみてください。
なお、20代・30代の人には、マイナビエージェントという転職会社もオススメです。リクルートとは、また違った系統の求人を確保しているので、両者をダブルで利用すると、多角的に情報を集められるので、よりチャンスが広がります。
特に、第二新卒者の場合、好条件の求人を紹介してもらえる可能性が大です。一方、30代後半以降の経験豊富な人の場合、マイナビはそれほど良い求人を扱っているわけではないので、それほど期待は出来ないです。(他社のほうがオススメです。)
パソナグローバル
海外に進出している日系グローバル企業の転職案件を積極的に扱っているエージェント。現地駐在員の募集案件も扱っています。カナダ駐在となると数が少なくなりますが、製造メーカーからの海外営業マン、技術者、経理・財務担当者を募集する案件が常時出ています。
エン転職コンサルタント
30歳以降の中堅ビジネスマンの転職支援に力を入れているエージェント。アメリカ・カナダへの駐在員を募集する案件を豊富に扱っています。すぐに現地勤務となる案件、日本で数年業務経験を積んでから、駐在員になる案件の2パターンがあり、後者だと業務未経験者が採用される可能性が出てきます。
カナダ駐在の案件だと、機械メーカー、医療メーカー、IT企業からの求人が中心となっています。海外営業、機械エンジニア、ITエンジニア(システムエンジニア、データベースエンジニア)といった職種で求人数が増えています。
ブリッジ
海外求人情報を集めた専門サイト。サイトに『アジア専門』と記載されているように、アジア地域の求人がメインとなるサイトですが、北米、ヨーロッパの求人が掲載されることが多いので、こまめにチェックしてみてください。
カナダ駐在の案件だと、製造技術者や加工技術者、パーツインスペクターを募集する求人が多くなっています。