大使館・領事館の求人情報

大使館、領事館の求人情報レポート

 

現時点において、募集がかかっている在日大使館の求人情報を集めてみました。今回、見つかったのは4ヶ国の大使館となりますが、経済・貿易に関するものが多く、経済活動の推進業務が、大使館の主要な役割となってきているのだなと感じます。

 

また、タイ大使館の求人はPARTNERS、オーストラリア大使館の求人は日経ネットに、それぞれ掲載されているのですが、この2サイトは、これまで、あまり大使館がスタッフを募集する時には、使われてこなかったサイトなので、情報源が広がっているのだなとも感じます。

 

来年の1月から、勤務開始となる求人が多いので、年が変わるタイミングで、心機一転の転職を考えている人は、ぜひチェックしみてください。

 

オーストラリア大使館 商務部:ニューサウスウェールズ州担当商務官

https://career.nikkei.co.jp/company/7368/jobdetail44326/?adid=IS_JB_T

 

日本企業のニューサウスウェールズ州(NSW州)への直接投資の誘致、及び、NSW州の企業の日本進出をサポートすることで、NSW州の経済成長・雇用増大に貢献するといった内容の仕事となります。

 

国際貿易、投資に関する深い理解と経験があること、顧客開拓や事業構築の経験があること、日本語・英語の双方において、ビジネスレベルであることなどが、応募条件となっており、かなりハードルは高いです。

 

その分、給与は高額に設定されており、2年契約で、年俸970~1260万円となっています。雇用形態は契約社員ですが、社会保険・厚生年金が完備されています。また、契約更新のオプションも付けられているので、長期契約も可能です。

 

なお、インフラ、金融サービス、先進技術、食品・アグリといった分野における経験を持つ人材が歓迎されています。

 

タイ大使館 商務参事官事務所:トレードオフィサー

http://partner.jica.go.jp/recruitdetail?id=a0T5F00000QmBvbUAF&mode=DETAIL&retURL=/apex/RecruitSearchForPrsn

 

日本とタイの貿易を促進するための、様々な業務を担当することになる仕事です。契約期間は、2018年1月から12月の1年間となっており、勤務評価が高ければ、更新するチャンスも用意されています。

 

経済、経営、国際ビジネスといった分野における学士号を持つこと、日本語に加えて、英語、タイ語のいずれかにおいて、会話・読み書きが出来ることの二点が応募条件となっていますが、職歴等については、特に要求されていることはないので、その点では、間口は広くなっています。

 

ただし、50歳以下の人材を希望するという但し書きがあるので、リタイアした人が、次の働き先としてというのは、難しそうです。

 

フルタイム勤務で、月給が20~30万円、社会保険、年金は自分自身で別途加入となるので、条件的には少し厳しいかもしれませんが、仕事の内容的には面白いので、興味がある人は、ぜひチャレンジしてみてください。

 

フランス大使館 貿易投資部:貿易担当官

https://jp.ambafrance.org/article12498

 

フランス大使館が、貿易担当官を1名募集しています。募集要項はフランス語のみとなっており、管理人はフランス語が全く出来ないので、詳細は不明なのですが、上記のURLから募集要項をダウンロード出来ます。

 

応募期限は2018年1月8日までとなっているので、興味がある人は、今すぐ、アクセスして、内容を確認してみてください。

 

※補足
募集要項をグーグル翻訳で日本語に変換してみたのですが、日本市場の調査、フランス企業と日本企業とのネットワーク構築、イベントの企画・開催など、かなり本格的な仕事のようです。

 

スウェーデン大使館:政治経済・防衛担当補佐

http://www.swedenabroad.com/ja-JP/Embassies/Tokyo/4/2/-sys194/

 

政治経済・防衛担当補佐というタイトルを見ると、かなりハードルが高そうに思えますが、募集要項を読んでみると、打ち合わせや会議、イベントのセッティングをしたり、スウェーデンスタッフの通訳や翻訳を担当したりといった、秘書的な仕事のようです。

 

政治経済、防衛に関する簡単なリサーチを担当するというのが、この肩書きに沿った業務となりますが、それほど専門的な知識を必要とはしないようです。

 

ただし、日本語、英語については、ネイティブレベルのスキルが必須とされていますし、加えて、スウェーデン語のスキルや、スウェーデンという国に精通していることも、強く求められているので、語学スキルに関しては、かなり高度なレベルが必要と考えておいたほうがいいでしょう。

 

来年1月から、最長1年間の契約となります。2018年は、日本とスウェーデンが国交を樹立してから150年周年目に当たるということで、このタイミングで仕事をすることになれば、それは何かの縁かもしれないですね。