月間649億PVのアクセスを誇るインターネットのポータルサイト『Yahoo! JAPAN』を運営するヤフー株式会社。
圧倒的な媒体力や技術力を武器に、様々な広告手法を生み出しながら拡大を続ける『広告事業』、世の中のニーズを捉えたサービスとともに進化する『eコマース事業』や『金融・決済事業』などを展開しています。
日本のあらゆる課題をインターネットの力で解決し続けていくために、『All Yahoo! JAPAN』、『個のチカラ』、『発見・提案・改善』、『圧倒的当事者意識』、『やりぬく』の 5つの指標を、ヤフーバリューとして掲げて、業務を推進している会社です。
本業が好調に推移する一方で、文芸界を牽引する雑誌『新潮』とタイアップして、雑誌とWEBで、小説を同時に連載するなど、これまでにない、新しい試みにも積極的に取り組んでいます。
転職先候補として見た場合、ヤフーは、人材採用の動きが活発な会社であり、中途に関しても、様々な職種において、募集がかかっています。ヤフーへの転職のチャンスは豊富に存在するので、関心がある人は、このタイミングで真剣に検討することをオススメします。
このページでは、ヤフーの中途採用求人の傾向、及び、社員の年収・給与水準、社内の労働環境についてまとめていますので、参考にしてください。
ヤフーの中途採用求人の傾向
中途採用での募集対象となる職種ですが、エンジニア、データ分析、マーケティング、サービス企画、ビジネス開発、営業・営業企画、編集、カスタマーサポート、経理財務、人事、法務、経営企画など、多岐に渡ります。
どの職種においても、頻繁に募集がかかっていますが、そのなかでも、特に、エンジニアに対する求人需要が高く、ネットワーク、セキュリティ、アプリケーション、システム開発など、様々な領域において、求人が出ています。
応募条件に関しては、いずれの職種においても、実務経験が必須となりますが、注意点として、エンジニアの場合、職種によっては、勤務地が限定されることがあるので、気をつけてください。また、マーケティング系の職種だと、入社時は契約社員としての採用となるケースがあります。
このように、求人によって、細かい条件が変わってくることがあるので、この点については、個々に確認するようにしてください。
求人情報の入手方法
ヤフーの公式サイト内に開設されている、キャリア採用ページにおいて、募集要項が公開されているので、そちらから、求人情報を入手することが可能です。
https://about.yahoo.co.jp/hr/job-info/career/
もしくは、ヤフーは、民間の転職会社を通す形でも、募集をかけているので、そちらから、求人情報を入手することも可能です。
公式サイト、転職会社、どちらにおいても、入手出来る情報に変わりはありませんが、転職会社の場合、様々な企業の求人情報を扱っているので、ヤフーの求人を他社のものと比較してみたいといった時には、まとめて紹介してもらえるので、自分で探す手間が省けて便利です。
ちなみに、転職会社に求職者登録(会員登録)をしておけば、自分が希望する条件に合致する求人が発生するたびに、メールなどで通知してもらえるので、一度登録しておけば、その後は、転職会社を情報源として利用出来るようになります。(自分で探す手間が省けて便利です。)
このページの最後に、ヤフーの中途採用求人を扱っている代表的な転職会社をリストアップしておきますので、うまく活用してください。
ヤフーの社員の年収・給与制度について
ヤフーに勤務する社員の給与水準ですが、職種別に幾つか年収事例を挙げると、下記の通りとなります。
- 経営企画 27歳 年収500万円
- 経営企画 30歳 年収650万円
- サービス企画 33歳 年収650万円
- サービス企画 38歳 年収560万円
- サービス企画 40歳 年収600万円
- エンジニア 26歳 年収450万円
- エンジニア 30歳 年収620万円
- 営業プロジェクトリーダー 30歳 年収700万円
- 営業 35歳 年収600万円
- 営業 36歳 年収650万円
- 開発管理 35歳 年収600万円
- 開発マネージャー 30歳 年収680万円
- 開発マネージャー 34歳 年収750万円
- ビジネス開発部長 38歳 年収950万円
- 事業開発リーダー 43歳 年収750万円
- マーケティングリーダー 37歳 年収750万円
- マーケティングリーダー 48歳 年収850万円
- 技術 27歳 年収460万円
- 技術 34歳 年収650万円
- デザイナー 24歳 年収400万円
- デザイナー 26歳 年収500万円
- 広告 40歳 年収600万円
- 広告 46歳 年収840万円
- 経理財務 33歳 年収750万円
ヤフーの給与体系は、基本給に、25時間相当分の固定時間外手当を含む各種手当、及び、年2回の賞与が支給されるといったものとなります。
なお、1ヶ月あたりの残業時間が、25時間を超過した場合は、別途超過時間分の手当が支給されるので、サービス残業が発生する心配はなしです。(ただ、ヤフーの場合、月の残業時間が25時間前後でおさまっているので、追加で残業代が発生するケースは少ないです。)
賞与に関しては、会社業績と個人の評価査定に連動した比率で、支給額が算出されるようになっています。
手当については、ヤフーの場合、時間外手当以外では、通勤手当が支給される程度ですが、この通勤手当は、月15万円が支給上限額となっており、かなり手厚いです。(この制度を利用して、新幹線通勤をしている人もいるようです。)
また、ヤフーでは、報奨金制度が充実しており、挑戦的、独創的な成果を挙げた社員を、四半期ごとに表彰するスーパースター制度、実績を上げている優秀な技術者を、高度技術者として認定する黒帯制度などが用意されており、対象者には、一時金が支給されています。
福利厚生に関しては、社会保険が完備されているほか、確定拠出年金制度、総合福祉団体定期保険、長期所得補償制度、財形貯蓄制度、株式累積投資制度、脳ドック・心臓ドック・乳がん検診費用補助制度、Yahoo! BB利用補助制度などが、用意されています。
ちなみに、ヤフーの退職金制度は、確定拠出年金しかありませんが、前年度に著しい業績を達成した場合には、自社株累積投資制度によって、投資額に25%の補助金が付くため、自己責任において、資産を増やすことが可能です。(業績未達成の場合は15%に減額されます。)
中途採用で入社する時の注意点
中途採用の場合、前職までの経歴・実績を加味して、基本給が決まることになりますが、実質的には、交渉次第となっており、同じような実力を持つ人でも、会社側と、どんな話をするかによって、金額が変わってきます。
そのため、会社側からの提示額に納得がいかない時には、そこで妥協せず、自分の希望を伝えて、キチンと交渉することをオススメします。ここで、会社の意向を、そのまま受け入れてしまうと、入社後、同僚との給与差が大きいことに気づき、後悔することになりかねないので、要注意です。
条件交渉が苦手という人は、前述した転職会社に、代行を依頼してみてください。彼らはこの手の交渉経験を豊富に有しており、交渉術に長けているので、うまく話を進めてくれます。
交渉ベタな人が、自分で強引に進めるよりも、よほどうまくいく可能性が高いので、最初から任せてしまったほうが賢明です。
ヤフーの評価制度について
ヤフーでは、パフォーマンス評価とバリュー評価の二面評価で、人事考課を行う人事考課制度が導入されています。2つの評価で、それぞれ『B+』以上を得ることで、昇給・昇格の候補者となります。(最終決定は、直属の上長が下すことになります。)
また、人事評価の結果は、ボーナスの支給額にも影響してきますが、こちらに関しては、バリュー評価よりも、パフォーマンス評価のほうが、影響度が高くなってきます。(バリュー評価が高い人よりも、パフォーマンス評価の高い人のほうが、ボーナスが高くなる傾向があります。)
ヤフーの場合、昇給・昇進に関しては、年齢、経験などは一切関係なく、全てが、評価に基づくランクで決められることになるので、完全な実力の世界と考えてください。
ちなみに、マネージャー以上の役職付きになると、ランクが上がった際の昇給幅は、かなり大きくなり、大幅に年収がアップするケースも出てきます。その反面、D評価、もしくは、二回連続でC評価となった場合には、降格、減給の対象になるので、注意してください。
ヤフーの教育制度・成長環境について
ヤフーでは、全社員に対して、自ら課題を抽出して、その課題を解決するための対処策を立案すること、そして、その対処策を上層部にもプレゼンして、実行していくことの二点を、強く要求しています。
そのため、問題解決力、計画立案能力、交渉力・プレゼンスキル、コミュニケーションスキル、リーダーシップなどが、必然的に必要となってきますが、逆に言えば、ヤフーで働くということは、嫌でもこういったスキルが磨かれるということになります。
もし、それが出来なければ、この会社についていけなくなって、辞めざるを得なくなるような状況に陥るので、ビジネスマンとして、自分を大きく成長させたいと考えている人にとっては、プレッシャーはありつつも、大きなチャンスを得られる、理想的な環境と言えます。
ちなみに、こういった職場なので、ヤフーでは、年齢や経験に関係なく、重要度の高い仕事を担当させるので、入社直後から、大規模案件に携わることになりますし、社内のあらゆる情報・データへのアクセスも許可されるので、その気になれば、幾らでも経験を積むことが出来る会社です。
ヤフーは、高い技術力を持つ会社ですし、展開する事業の規模も大きいので、他社では、なかなか経験出来ないような仕事に従事することになるというのも、大きいです。
中途・新卒を問わず、声を上げれば、上層部が汲み取ってくれる会社でもあり、風通しは良いので、自由に働くことが出来ます。
また、ヤフーでは、3年を目処に、ポジションをローテーションする制度があるため、様々な職種を経験することが出来ますし、社内採用制度(異動申請制度)もあるため、働いてみたい職種やサービスがあれば、自分から志望することも可能です。
年に1度チャンスがあり、一度異動が決まったら、次回は2年後となりますが、こういった制度を利用することで、自分のキャリアパスを柔軟に設定することが出来ます。
社内教育の体制については、ヤフーでは、様々な社内セミナーが定期的に開催されており、自由に参加することが出来ますし、語学を含む特定のスキル・技術を学ぶための援助金が支給される制度もあります。
また、特定の役職以上を対象とした、マネジメントに関する専門研修も用意されているので、管理職に初めて就く人でも、安心して業務を遂行することが出来ます。
このように、ヤフーは様々な観点から見て、自己成長につながる環境が整っている職場と言えます。大企業でありながら、ベンチャースピリットを持っている会社なので、仕事のスピードは速く、鍛えられます。
仕事をこなすうえでは、解決が難しい問題にも多々直面することになるので、決して、簡単な職場ではありませんが、それだけに、ヤフーで仕事をやり遂げることが出来れば、実力も精神力も磨かれます。
努力すればするほど、それに見合う結果が出てくるので、やり甲斐がある環境と言えるでしょう。
ワークライフバランスについて
ワークライフバランスという観点から、ヤフーを見た場合、最大の特徴と言えるのは、働き方の自由度が高い職場であるということです。
仕事の進め方については、細かいことは言わず、社員の自主性に任せる会社なので、全て自分で決められますし、フレックス制度や、月に決まった回数だけ、会社に出社すれば、あとは、どこで働いても構わないという『どこでもオフィス制度』も用意されています。
有給についても、年末年始にまとまった会社指定の連続休暇がある以外は、社員が、自分の希望に合わせて、自由に取得出来るようになっており、基本的に、申請がそのまま通ります。
残業に関しては、残業自体を悪と捉える風土があり、あまりにも残業が多いと、逆に注意されるぐらいです。効率良く仕事を回していけば、毎日、定時で帰宅するといったことが、普通に出来る会社なので、プライベートを重視する人にとっても、まず納得がいく環境と言えるでしょう。
ちなみに、ヤフーでは、副業が解禁されており、本業に影響のない範囲であれば認められているので、多様な生き方が出来る会社でもあります。
女性の働きやすさについて
ここまで見てきても分かるように、ヤフーは典型的な実力主義の会社なので、男性・女性といった区別は全くなく、男女、同じ立場で仕事に取り組むことになりますし、当然、昇進・昇給のチャンスも、男女で同一です。
また、ヤフーは育児支援体制も充実しており、産休、育休は本人の希望通りに取得出来ますし、復帰後には、以前働いていた部署に、そのまま復職することになります。(その際には、時短勤務を選択することも可能です。)
時短勤務の場合、こなせる業務量は、当然減ることになるので、そこに合わせて、任される仕事の範囲は変わってきますが、仕事の内容そのものについては、全く変わりません。
他社であるような、ルーティン的な事務作業や、サポート的な仕事のみ任されるといったことはないので、安心してください。(出産後、子育てをしながらでも、自分のキャリアを追求していくことが出来る環境でもあります。)
元々、自由な働き方が出来る会社なので、仕事と子育てを両立させやすく、かつ、周囲の理解もあるので、変な気遣いをすることなく、働くことが出来ます。
ヤフー株式会社の転職先としての価値
ここまで、ヤフーの就労環境について、様々な角度から見てきましたが、待遇面、就労環境、ともに良好ですし、実力主義の会社なので、自分の努力次第で、収入アップも、キャリアアップも実現出来るので、やり甲斐という点でも十分です。
こういった会社なので、人格的にも優れている優秀な人ばかりが集まっているので、人間関係のストレスで悩むことがないのも、長所と言えます。
強いて、欠点を挙げるとすれば、実力主義とは言っても、外資ほどではないので、収入の伸びについても、一定の範囲内におさまるということはあります。ヤフーで活躍出来るぐらいの人であれば、他社でも通用するはずなので、そうなると、ここがどうかなというところはあります。
ただ、外資と比較した場合、人間関係も含めて、働く環境としては、断然上なので、そのバランスを考えると、ヤフーのほうがいいという判断にもなってくるかもしれません。
このあたりは、当人の価値観次第ということになるので、自分がどんな働き方を選択するのか、自分自身の価値観と比べながら、ヤフーへの転職を目指すのかどうか、考えてみてください。
ヤフー株式会社の中途採用求人を扱う転職会社
下記に、ヤフーの中途採用求人を扱っている転職会社をリストアップしておきますが、彼らは、社内事情に精通しているので、もし、判断に迷う部分があれば、相談してみるのもアリです。プロの視点でアドバイスしてくれるので、参考になるはずです。
また、転職会社は、様々な企業の求人案件を保有しているので、他社の求人を紹介してもらうのもアリです。もしかしたら、ヤフー以上に自分にピッタリの企業が出てくるかもしれないので、ぜひ、他社のことについても、話をしてみてください。
※JACに関する補足
- JACは海外移住、海外転職を支援するサービスではありません。海外勤務、海外駐在などの求人を紹介してもらえます。
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