創業以来、一貫して、滅菌用包装袋、医療用不織布製品など、ディスポーザブル(使用後破棄する)医療関連製品の製造販売事業を展開しているホギメディカル。顧客の細かいニーズを捉えて、素早く対応する即応力を武器に、順調に業績を拡大している会社です。
近年では、医療機関の業務効率化、在庫削減、原価管理を全面的にサポートするコンサルティングサービスにも注力、成功事例が医療学会において発表されるなど、注目を集め、クライアント数を増やしています。
今後は、ディスポーザブル製品の販売事業においては、商品ラインナップの拡充、コンサルティング事業においては、サービスメニューの拡充というように、既存事業のブラッシュアップを図ることで、売上高を伸ばすことを視野に入れて、積極的に事業を推進しています。
人材採用に関しては、現段階においては、新卒を中心に募集をかけているので、中途での転職を目指している人にとっては、チャンスに乏しい状況ですが、ゼロではないので、可能性を模索することをオススメします。
このページでは、ホギメディカルの中途採用求人の傾向、及び、社員の給与水準・年収、社内の就労環境についてまとめていますので、参考にしてください。
ホギメディカルの中途採用求人の傾向
上記で触れた通り、ホギメディカルは、現時点においては、新卒採用しか行っていません。そのため、ホギメディカルの公式サイトに設けられている、キャリア採用に関する案内ページを見ても、『募集停止のお知らせ』という案内が出ているのみとなっています。
http://www.hogy.co.jp/recruit/index.html
もし、今後、中途で募集がかかる時には、このページに求人要項が掲載されることになるので、こまめにチェックするようにしてください。
もしくは、ホギメディカルは、中途に関しては、転職会社を経由する形でも、告知するケースがあるので、転職会社に求職者登録(会員登録)するのも、アリです。
一度、登録しておけば、新規求人が発生するたびに、その都度、メールで通知してもらえるので、自分で探す手間が省けて便利です。
このページの最後に、過去にホギメディカルの中途採用求人を取り扱っていた実績がある転職会社をリストアップしておきますので、参考にしてください。
なお、こういった背景があることから、どういった職種で、募集がかかるのかは、その時にならないと一切分からないのですが、主なものとしては、営業、マーケティング(商品企画)、研究開発、生産管理、品質管理、経理財務、人事、法務、広報、経営企画といった職種などがあります。
また、コンサルティング事業に注力していることから、医療コンサルタントを募集するケースが増えています。社内に、コンサルタント業務に対応出来る人材が少ないことから、外部からコンサルティング経験者を採用することで、穴埋めするという人事戦略が、その背景にはあるようです。
ホギメディカルの社員の年収・給与制度について
ホギメディカルに勤務する社員の年収ですが、職種別に幾つか事例を挙げると、下記の通りとなります。
- 営業 27歳 年収400万円
- 営業 30歳 年収500万円
- 営業 37歳 年収580万円
- 財務 31歳 年収550万円
- 品質管理 28歳 年収500万円
ホギメディカルの給与体系は、月々の給与にプラスして、年2回(7月と12月)の賞与が支給されるという仕組みとなっています。
営業職の場合、賞与は完全成果主義となり、営業成績によって、支給額が変わります。人によっては基本給の10ヶ月分に相当する金額をもらっているケースもあります。そのため、上記の年収例は、文字通り、サンプルに過ぎないと捉えてください。
(30代で、1000万オーバーの年収を取っているような営業マンも存在します。)
昇給に関しては、職種を問わず、全員一律の昇給となり、一般社員で、年間平均3500円程度のアップ幅となります。役職が課長以上になると、伸び幅がかなり大きくなりますが、実績ベースになるので、個人差が生じることにもなります。
残業代に関しては、44時間分に相当するものが、みなし残業として、月収に含まれる形となっています。(職種によって、時間数が若干異なります。)
みなし分を超える労働を行った場合には、超過分を残業手当として支給されることになるので、サービス残業の心配はありません。ただし、ホギメディカルにおける残業時間は毎月平均35時間なので、みなし内におさまるのが一般的です。
基本給・賞与以外の待遇面については、ホギメディカルの特徴として、諸手当を細かく設定しています。主なものでも、住宅手当、家族手当、資格手当、営業手当、安全運転手当、皆勤手当、地区手当などがあります。
少額なものが多いのですが、トータルで考えると、月額数万円程度から、多い人だと、10万近くにもなるので、バカになりません。
また、福利厚生についても、各種社会保険が完備されているほか、借上げ社宅制度(月々の自己負担5000円~)、退職金制度(確定拠出年金制度)、従業員持株会、財形貯蓄制度、リロクラブ提供各種福利厚生制度、全国提携保養所など、かなり充実した内容となっています。
中途採用で入社する時の注意点
中途採用の場合、前職までの経歴や実績を加味して、基本給が決まることになりますが、交渉次第で数字が変わってくるので、ホギメディカルから提示された金額に納得がいかない時には、そこで妥協せず、会社側と交渉するようにしてください。
もし、お金のことで話をするのは気が引けるということであれば、前述した転職会社に交渉を代行してもらってください。彼らはプロなので、この手の交渉事に慣れており、うまく話を進めてくれます。何らかの上積みを勝ち取ってくれるケースが多いので、ぜひ一度相談してみてください。
ホギメディカルの評価制度について
営業職に関して言えば、人事評価は、数字が絶対です。特に、副所長までは数字が全てとなるので、若手社員や中途採用者にとっても、チャンスがある環境です。
具体的な評価指針としては、売上金額が、前年比でどれだけ伸ばせたかということになります。役職に就くためには、2年連続で上位の成績を残すことが必須です。ただし、担当する分野・地域によっても、伸ばせる余地が変わってくるので、ここは運次第という要素もあります。
ちなみに、個人の実績ありきなので、仮に、所属部署の実績が目覚ましいものであったとしても、自分の成績が悪ければ、容赦なく、マイナスの評価になりますし、仮に好成績であったとしても、同僚がそれ以上の実績を残せば、やはり評価は上がらないという結果になります。
また、営業以外の職種に関しては、結果を数字で図ることが難しいこともあり、評価基準は営業ほど明確ではありません。
マーケティング、生産管理など、何らかの形で、製品に関与する職種に関しては、自分の担当製品の売上高が評価に反映されることもありますが、自分自身のパフォーマンスとは関係がないものなので、それほど大きな要素ではありません。
結果的には、直属の上司の判断次第ということになるので、日頃から上司から期待されている役割を果たすことが重要です。
ホギメディカルの教育制度・成長環境について
ホギメディカルは、教育体制の整備に努めている会社であり、様々な教育プログラム・社内研修制度を用意していますが、同時に、『現場で学べ』という考えも持つ会社なので、年齢や実績を問わず、全ての社員に対して、どんどん仕事を任せて、多くの経験を積めるようにしています。
そのため、ある意味、多くの失敗を経験することにもなり、大変ですし、苦労も多いのですが、仕事における失敗には寛容な会社なので、失敗しても、それがマイナス評価になることはありません。
そういった環境なので、積極的に行動出来ますし、そうなると、自分で考え行動する力が自然と身に付くことになるので、数年もすれば、対応出来る仕事の幅の広がりは、非常に大きなものとなります。
特に、営業職に関しては、新入社員・中途を問わず、自分一人で行動させられ、営業から商談までを担当することになるので、他社の営業マンと比較しても、成長ペースは速いです。
行動力、提案力、プレゼン力、企画力、コミュニケーション能力といった汎用的なビジネススキルが磨かれるのは、もちろんのこと、自社製品を通して、医療業界全般の知識にも精通することが出来ます。
ホギメディカルは、こういった会社なので、成長意欲が高い人にとっては、申し分がない職場と言えるでしょう。
なお、ホギメディカルにおける社内教育体制としては、職種別研修、新製品研修、Eラーニングといったものが用意されており、Eラーニングに関しては、自分が希望するものを、無料で自由に受講出来るようになっています。
ワークライフバランスについて
ホギメディカルのワークライフバランスは、極めて良好です。以前は夜12時までの残業や休日出勤が当たり前という会社でしたが、労働基準監督署から、指摘を受けたこともあり、大幅な改善を行いました。
その結果、今では土日は完全に休みとなり、GWや年末年始も、暦通りに休めるようになっています。また、残業についても、平日は19時に会社施錠が義務付けられているので、無駄に残るという体質がなくなりました。
一方、有給については、社内全体での消化率が、22%と低いので、こちらは要改善と言えます。ただし、現状においても、本人次第という要素が強く、積極的に消化している人、そうでない人に分かれています。
ただ、消化するためには、休んでいても支障がないように、日頃から業務を管理しておく必要があるので、そこは高いハードルとなっているようです。
女性の働きやすさについて
ホギメディカルは基本的に成果主義を取っている会社ですし、医療現場に踏み込むだけあって、営業職も含めて、女性が、かなり多い環境です。そのため、男女関係なく、チャンスが与えられていますし、そこで結果を出せば、相応する評価を受けることになります。
現状、管理職に就いている女性は少数ですが、年々増えているので、キャリア志向が強い女性にとっても、申し分がない環境と言えます。
また、ホギメディカルは、育児支援体制の整備にも力を入れており、産休・育休はもちろんのこと、復帰後には、時短勤務を選択することも出来るようになっているので、子育てをしながら、働くことにも問題ありません。
ただし、時短勤務を選択した場合、給料がカットされることもあるので、注意してください。
ホギメディカルの転職先としての価値
ここまでホギメディカルの就労環境について、様々な角度から見てきましたが、いかがだったでしょうか。成果主義の会社なので、自分の実力で幾らでも、収入を伸ばすことが出来ますし、昇進も可能なので、やり甲斐がある職場と言えます。
かつ、就労環境が整備されており、休暇を含めて、オフの時間もたっぷり取れるので、ここも大きな魅力です。
そのなかで、敢えて、マイナス的なことを挙げるとすれば、元々の給与水準は、決して高くはないので、仕事で成果を出せなければ、低収入に甘んじることになります。
そうはいっても、日本のサラリーマンの平均給与水準以上のものは望めるので、他社と比較すれば、悪くはないのですが、絶対額として見れば、不満に感じる人もいるかもしれないので、ここは注意点として触れておきます。
あとは、その人の価値観次第とも言えるので、自分が会社に何を望むか、自分の価値観と照らし合わせながら、ホギメディカルへの転職を目指すのかどうか、考えてみてください。
ただし、そもそもの大前提として、ホギメディカルは、中途採用の求人が少ない会社なので、転職のチャンスを得られるのかということはあります。
そのあたりも含めて、最終的には、他社との比較ということにもなってくると思います。下記に、ホギメディカルの中途採用求人を扱っている代表的な転職会社をリストアップしておきますが、彼らは様々な企業の求人案件をカバーしているので、他社のことも含めて、話をしてみてください。
転職先に希望する条件を伝えれば、その条件を満たす求人を抽出して、紹介してもらうといったことも出来ます。
※JACに関する補足
- JACは海外移住、海外転職を支援するサービスではありません。海外勤務、海外駐在などの求人を紹介してもらえます。
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