このページでは、英語を使う仕事のなかで未経験者でも転職可能な職種をリストアップしています。同時に転職に成功するための条件・必要なスキルについてもまとめていますので、何らかの形で語学力を活かして仕事がしたいという人の参考になるのではと思います。
未経験者の転職というのは、全体的にハードルが高くなってはいますが、そのなかで成功した人もたくさんいるので、ぜひチャレンジしてください。
翻訳・通訳
翻訳、通訳というのは、完全に実力勝負の世界なので、未経験者でも仕事を得られる可能性は低くありません。ただし、単純に英語が出来るというだけではダメです。
たとえば、翻訳に関して言えば技術翻訳、医療翻訳、金融翻訳、法務翻訳等、何らかの専門分野に関する知識を持っている人でなければ、まず出来ない仕事ばかりです。
つまり、語学力+専門知識が翻訳家になるための必要条件となってくるということです。これは通訳も同様です。
そのため、英語で何が出来るのかという部分が非常に重要になってきます。これまでの職務経験を活かせる人(長年、製薬会社に務めていた、会計事務所の事務員だった等)は、そこを伸ばしていくのが転職に成功するコツとなります。
何も無いという人は、自分が勝負する分野を決めて、その分野に対する知識を深めることが必須条件となってきます。
また、未経験者が翻訳・通訳という仕事を得るには、エージェントが運営している学校に通うのが最も手っ取り早いです。ある程度の能力を身につければ、学校経由で仕事をもらうことが出来ます。
こうやって、地道に実績を積み上げていくことがキャリアアップにつながります。
英文事務
英文事務というのは、比較的未経験者でも採用される確率が高い職種です。出来れば、一般事務の経験があることが望ましいのですが、事務経験なしでも可能性はあります。
一般事務、海外営業事務(アシスタント)の求人が多くなっています。年齢的には20代であれば問題なし、30代前半だと少し苦戦するといった状況です。35歳以上で未経験となると、現実的には厳しいと考えてください。
紹介予定派遣も多くなっていますが、最初から正社員(無期雇用)として採用される案件よりも、スムーズに決まりやすいので、まずは派遣社員として働くというのは、賢い選択肢です。そのため、派遣求人サイトをチェックすることも忘れないでください。中国語が出来る人に対する需要も増えています。
海外営業
全体的に人材不足であるため、海外営業の求人案件については、未経験者でも応募可能な案件が増えてきています。
海外営業は法人相手なので、国内の飛び込み営業のようなストレスが多い仕事ではありません。未経験者でも十分対応出来るので、興味がある人はぜひトライしてみてください。
海外出張・駐在をいとわない人だと、さらに採用される確率がアップします。
貿易事務
実務知識があることが前提ですが、貿易事務の求人でも未経験者応募可能な案件があります。ただし、一般事務と比較すると少ないです。
海外バイヤー
商品開発や仕入れを行うバイヤー。仕入れ先が海外となる仕事だと、当然語学力が必要とされます。取引条件に関する交渉を行うケースが多いため、高度な英語力(TOEIC800以上)が必須となることが多いです。
バイヤーは未経験者でも応募可能な案件が少なくありません。バイヤーのサポートを行うバイヤーアシスタントといった職種もありますが、こちらであればさらに未経験者でも採用されやすくなります。
英文経理
基本的に英文経理は経験者が求められる傾向が強いのですが、まれに未経験者でも応募可能な求人が発生します。その場合、紹介予定派遣の形が多いです。資格としては簿記、USCPAのいずれか、もしくは両方を取得しておくと有利です。
ホテルフロントスタッフ
一流ホテルだと、外国人宿泊客の割合が増えているため、英語が出来るスタッフの存在は必須となっています。接客経験がある人であれば優遇されますが、未経験者でも採用されるケースが少なくありません。
テレホンオペレーター
外国人客の電話対応を行うものです。ホテルの宿泊予約、通販の注文取りといった業務が中心です。ある意味、語学力だけで勝負出来る仕事と言えるので、英語が流ちょうな人であれば、未経験者でも問題無く採用されます。
ただし、求められる語学力は、他の仕事と比較しても高くなります。ネイティブ並の会話力が無いと厳しいでしょう。