プラント・船舶・海洋設備の設計・建設・運転のためのエンジニアリング・ソフトウェア、セキュリティ・運輸・写真測量のための地理空間情報システムなど、極めて高度なエンタープライズソフトウェアの開発を手掛ける日本インターグラフ。
大企業や政府官公庁をクライアントに持ち、プラント、マッピング、通信といった分野における専門的なソリューション、システムインテグレーションの販売、保守、トレーニング、およびコンサルティングサービスを提供しています。
情報処理技術の世界最大手プロバイダ、ヘクサゴングループに所属する、いかにも外資といった社風を持つ会社です。
日本インターグラフは社員数50名強の小さな会社ですが、他社を寄せ付けない品質の高さから、安定した業績を挙げ続けています。組織が少しずつ拡大していますが、人材登用に関しては、新卒採用は行わず、全て中途で採用しています。
そのため、組織規模が小さなわりには、頻繁に求人が出てきており、転職のチャンスは思いのほか存在します。このページでは、日本インターグラフの中途採用求人の傾向、及び、社員の年収、就労環境などについてまとめていますので、参考にしてください。
日本インターグラフの中途採用求人の傾向
募集がかかる代表的な職種としては、営業、システムエンジニア、プロジェクトマネージャー、経理財務といったものが挙げられます。また、募集頻度は低くなりますが、経営企画、法務、人事といった職種においても、募集がかかることがあります。
日本インターグラフは、即戦力の人材を外部から登用するという人事戦略を採っているため、応募条件はかなり厳しく設定されています。
どの職種においても、該当業務における実務経験が必須ですし、経験年数については、少なくても3~5年、マネージャークラスになると、10年以上の経験が要求されることもあります。
また、エンジニアに関しては、求人ごとに、経験内容、保有するスキルの内容が、細部まで、かなり細かく指定されているので、より一層条件を満たすのが厳しい状況となっています。
ただし、それだけに、条件面では厚遇されています。同業他社よりも、基本給は数割増しで高いですし、パフォーマンス次第では、高額のインセンティブを貰うことが出来ます。
社内研修制度が充実しているなど、キャリアアップを目指しやすい会社でもあるので、バリバリ働いて、自分を成長させつつ、高収入も得たいというキャリア志向が強い人にとっては、かなりやり甲斐を感じられる会社だと思います。
求人情報の入手方法
日本インターグラフの求人情報を入手するための手段ですが、大きく分けて二つあります。一つはインターグラフのアジア・太平洋部門の採用情報ページにアクセスして、日本法人の求人をチェックすることです。
https://careersjp-intergraph.icims.com/jobs/search?hashed=-435744349
掲載されている求人数はそれほど多くはないので、簡単に日本インターグラフの求人を見つけることが出来ます。
もう一つは、日本国内の転職会社に問い合わせることです。日本インターグラフは転職会社経由でも募集をかけているので、こちらも有効な情報源となります。
タイミングによって、利用する転職会社が違うので、どの転職会社がインターグラフの求人を扱っているのかは断言出来ないのですが、外資企業の求人の取り扱いに力を入れている転職会社数社にコンタクトすれば、まず大丈夫です。
求人の内容によっては、自社サイト内では告知をせず、転職会社に一任するといったこともあるので、公式サイトをチェックして、希望する条件に合う求人がなかった時にも、そこで諦めることはせずに、転職会社に相談することをオススメします。
このページの最後に、代表的な転職会社をリストアップしておきますので、参考にしてください。
日本インターグラフにおける社員の年収について
繰り返しになりますが、日本インターグラフの給与水準は高いです。インセンティブの比率が高く、個人差が大きいため、一概にこれぐらいという数字を挙げるのは難しいのですが、職種にかかわらず、一般職で年収500~600万というのが最低ラインと考えてください。
高い業績を挙げれば、その結果に応じて、給与が上がることになり、年収900~1000万といった数字も普通に見えてきます。
マネージャークラスになると、基本給が大幅に上がるため、年収1000万円前後というのが、最低ラインとなってきます。
ただし、外資なので定期的な昇給というのは無いですし、日系企業のように勤続年数が長いからといって、評価されることもありません。典型的な実力主義の会社と考えてください。
人事評価について
日本インターグラフは外資のなかでも、結果重視の傾向が強く、人事評価に関しては、実績・業績のみが査定対象となります。
よく言えば、実力主義なのですが、プロセスで貢献している社員に対する評価が低くなりがちなので、担当している仕事の内容・ポジションによって、評価が分かれる傾向があり、その点は不平等感もある会社です。
それでも、給与水準が高いので、大きな不満を覚える社員は少ないようですが、かなりドライなので、人によっては、ついていけないということにもなるかもしれないです。
成長・キャリア開発環境について
日本インターグラフは社員のキャリア開発に力を入れており、真剣に自分のキャリアを伸ばそうとする人に対しては、積極的なサポートを行っています。
ビジネススキルを磨くための研修、専門技術を身につけるための研修から、自己啓発研修まで、様々なプログラムが用意されています。外部研修、eラーニングといった形で提供されている研修もあるので、自分の希望に合わせて、受講手段を選択することが出来ます。
海外本社・支社と協働して働く機会が多いので、欧米流のビジネスセンスを身につけることが出来ますし、語学力も自然に向上します。
結果として、グローバルで活躍出来るような人材に成長出来るということで、長期的なキャリア形成という観点でみても、日本インターグラフで働く価値は十分にあると言えます。
ワークライフバランスについて
仕事に対する個人の裁量が大きな会社なので、スケジュール調整に対する自由度はかなり高いですし、業務負荷もそれほど高いわけではないので、残業は少ないです。毎日、ほぼ定時に帰宅するという社員も多いです。
これはマネージャークラスでも同様なので、ワークライフバランスを重視する人にとっては、望ましい環境と言えます。
女性の働きやすさについて
実力主義の外資なので、男性・女性で差別が生じることはありません。技術職でも、活躍している女性がいます。キャリアアップの機会も公平ですし、産休・育休といった制度も完備しているので、女性だからといって、特に働きづらいと感じるようなことはないでしょう。
ワークライフバランスのところでも触れましたが、残業が少ない会社なので、家庭や子育てと仕事を両立することも可能です。
日本インターグラフの転職先としての価値
ここまで、日本インターグラフの就労環境について見てきましたが、給与が高いうえ、就労環境は良好ということで、転職を目指すには良い会社と判断して間違いありません。
もちろん、誰にでも合う完璧な会社というのは存在しないので、自分にとってどうなのかというのは、チェックしてもらう必要がありますが、十分に検討に値するだけの企業と言えるでしょう。
外資の求人に強い転職会社
下記に、日本インターグラフの中途採用求人を扱っている可能性が高い転職会社をリストアップしておきますので、今現在、有効な求人が存在するかどうか、一度問い合わせてみてください。
また、転職会社は、日本インターグラフの社内事情に精通しているので、転職の判断についてアドバイスを求めることも出来ますし、別の企業の求人を紹介してもらって、見比べてみるといったことも可能です。
もしかしたら、日本インターグラフ以上に、魅力を感じる会社が見つかるかもしれないので、ぜひ他社のことにも聞いてみてください。
※JACに関する補足
- JACは海外移住、海外転職を支援するサービスではありません。海外勤務、海外駐在などの求人を紹介してもらえます。
- 年収600万円~2,000万円の方にオススメのサービスです。