QVCジャパンの中途採用事情~年収、評価制度、就業環境など~

1986年にアメリカで創業された、ビデオコマース・Eコマース分野における世界有数のリーディングカンパニー、 QVC。その日本法人がQVCジャパンです。日本ではショップチャンネルと並ぶテレビショッピング会社として、高い知名度を誇るとともに、順調に業績を伸ばしています。

 

QVCジャパンの中途採用事情~年収、評価制度、就業環境など~

 

ウェブサイトやモバイルと連動したショッピング体験を提供するなど、時代に合わせた新しい試みを次から次へと展開するスピード感がある企業でもあり、今後も業界をリードする存在として、成長が期待されています。

 

QVCジャパンは業績拡大を目指して、組織の拡充に力をいれており、人材採用にも積極的です。中途に関しても、常時募集をかけているので要チェックです。

 

QVCジャパンの中途採用事情

QVCジャパンが、中途採用で募集をかけている代表的な職種は下記の通りとなります。(これらの職種で常に求人が発生しているということではありません。状況に応じて、募集がかかることになります。タイミングによっては中途採用求人が全く存在しないということもあり得ます。)

  • バイヤー
  • 生産管理・製造管理
  • 商品企画・開発
  • ウェブディレクター
  • ウェブデザイナー
  • プログラマー(社内SE)
  • マーケター
  • コピーライター
  • 人事
  • 経理・財務
  • 総務
  • 広報
  • 経営企画

 

バイヤーやマーケター、商品企画といった職種に関しては、商品群単位の担当制となっており、たとえば、キッチン用品担当バイヤー、健康用品専門マーケターといふうに細かく分かれています。

 

そのため、中途採用者に対しては、該当職種に関する実務経験があるのはもちろんのこと、その商品群に携わった経験も求められることになります。応募資格は、かなり細かく指定されているので、注意してください。

 

また、実務経験・スキル以外では、英語力が要求されるケースが多くなっています。ポジションにもよりますが、全体的な傾向として、メールでの読み書き等、一定レベルのコミュニケーションが出来る程度のスキルは求められると考えてください。

 

なお、QVCジャパンの公式サイトには、採用情報ページが用意されているので、そちらから、詳細を確認出来ますが、中途採用の求人情報については、アメリカ本社が管轄するサイト上において公開されています。

 

QVCジャパンの公式サイト内からアクセスすると、いきなり英語表示に切り替わるので、少しビックリするかもしれませんが、具体的な募集要項は全て日本語で表記されているので、大丈夫です。

 

QVCジャパンの社員年収について

QVCジャパンの社員年収ですが、幾つか具体例を挙げると、下記のようになります。

  • 33歳 商品企画 年収600万円
  • 34歳 コピーライター 年収550万円
  • 23歳 ウェブデザイナー 年収 240万円
  • 31歳 マーケティング企画 年収500万円
  • 28歳 バイヤー 年収600万円
  • 37歳 人事 年収580万円
  • 24歳 広報 年収340万円
  • 31歳 経営企画 年収600万円

 

給与体系の特徴としては、ジョブグレードが少なく、一つの職域における幅が非常に広くなっています。そのため、同じ役職に就いていても、給与に100万円以上の差が見られるケースもあります。なお、福利厚生は日系企業並みに充実しており、社員割引制度もあります。

 

就業環境、ワークライフバランスについて

QVCジャパンは、総じてワークライフバランスに優れた企業であると言えます。事業上24時間稼働している企業のため、緊急対応が発生した際など、必要に応じて残業や休日出勤が発生することはありますが、その場合には、必ず代休が取得出来るようになっています。

 

フレックスタイム制度を導入しているため、勤務時間に融通が利き、また有給休暇の申請タイミングについても自由度が高いため、長期の休暇を取る社員も多いです。

 

成長環境について

QVCジャパンは自分を成長させる機会に恵まれている会社です。全社員で100名程度のコンパクトな組織であるため、一人ひとりの裁量権が大きいうえ、担当業務の範囲が広く、色々な仕事に取り組むチャンスがあります。

 

かつ、自分から手を挙げれば、担当以外の業務も任せてもらえる環境があり、積極的な人であれば、自由にチャレンジ出来ます。こういった会社なので、仕事から学べるものが多いという感想を持つ社員が大多数を占めています。

 

キャリアパスに関しても豊富で、社内公募により、別の職種に応募出来る機会が設けられているので、様々な経験を積んで、自分の幅を広げることが出来ます。

 

また、QVCジャパンは、外資系企業には珍しく、人を育てる意識が強い会社であり、社員教育に熱心です。

 

そのため、研修制度が充実しており、興味がある研修を自分の好きなように受けることが可能です。費用は全額会社負担となるので、自己研鑽の機会を求めている人にとっては、これ以上はないと言える理想的な環境と言えます。

 

なお、語学に関しても、社員からの評価が高いトレーニングプログラムが提供されていますし、海外とのコミュニケーションの機会も多いため、業務を通じて、英語に接することなるため、結果的に、流ちょうな英語を使えるようになる社員が多いです。

 

QVCジャパンへの中途入社を考えている人が知っておくべきこと

QVCジャパンは、日系企業的な人を育てたり、チームワークを大切にするといった風土を持ちながら、社員一人ひとりの裁量権も大きく、やりがいの大きさと働きやすさが共存している企業であり、転職先としてみた場合、非常に良い会社と言えるでしょう。

 

海外企業(海外本社・支社も含む)との仕事の機会も多く、将来的にグローバルに活躍したいと考えている人にとっても、恵まれた環境です。

 

若者のテレビ離れ、スマートフォンの台頭など、変化が激しい業界であり、その変化に適応出来るだけの柔軟性・スピード感が、社員には求められるので、そういった点では大変です。(毎日、同じことを、ノンビリ続けられるといった雰囲気ではありません。)

 

常に、自分で考えて行動することが求められますが、それだけにビジネスマンとしての地力を高めるには最良の環境です。成長意欲が高い人にとっては、高い満足度を得られる会社と言えます。

 

その反面、落ち着いたペースで仕事がしたいという人、同じ仕事を続けることが好きな人、プレッシャーがない環境で働きたいという人にとっては、QVCジャパンは居心地の悪さを感じてしまう可能性があります。

 

そのため、自分が会社に求めるものが、QVCジャパンと合うのかどうか、慎重に検討することをオススメします。もし、このあたりの判断に迷うようでしたら、QVCジャパンの社内事情に精通している転職エージェントに相談することをオススメします。

 

外資系企業に強いエージェントであれば、まず確実にQVCジャパンの実情も把握しているので、あなたに合う会社なのかどうか、客観的な視点で分析してくれます。また、他社の情報も押さえているので、QVCジャパンよりも転職先候補として最適な会社があれば、その会社の求人も紹介してもらうのもアリです。

 

QVCジャパンへの転職を目指すとなった時には、面接を通過するためのサポートを受けたり、給与などの条件交渉を代行してもらうことも可能です。何かと頼りになる存在なので、積極的に活用してみてください。

 

下記のエージェントであれば、外資に強いので、相談先としてオススメです。

 

※補足
リクルートエージェントは、元々、英語が得意な人の転職支援に力を入れていましたが、最近では、入社後、勉強して身につけることを条件に、今現在の英語力については不問とする採用方針を採る企業からの求人についても、取り扱うようになっています。

 

そのなかには、海外出張や海外勤務の機会が想定される求人も含まれるので、興味がある人は、リクルートに相談してみてください。

 

なお、20代・30代の人には、マイナビエージェントという転職会社もオススメです。リクルートとは、また違った系統の求人を確保しているので、両者をダブルで利用すると、多角的に情報を集められるので、よりチャンスが広がります。

 

特に、第二新卒者の場合、好条件の求人を紹介してもらえる可能性が大です。一方、30代後半以降の経験豊富な人の場合、マイナビはそれほど良い求人を扱っているわけではないので、それほど期待は出来ないです。(他社のほうがオススメです。)