フォルクスワーゲン・ファイナンシャル・サービス・ジャパン(VFJ)は、ドイツ・フォルクスワーゲン ファイナンシャルサービスAGの日本法人です。
日本におけるフォルクスワーゲングループのファイナンス会社として、アウディ・ベントレー・ドゥカティ・ランボルギーニ・フォルクスワーゲンを購入する顧客、及び、これらのブランド車を扱う正規販売店に対して、様々なファイナンスプログラムを提供する役割を担っています。
フォルクスワーゲン・ファイナンシャル・サービス・ジャパンの中途採用事情
フォルクスワーゲン・ファイナンシャル・サービス・ジャパンでは、積極的に中途採用募集を実施しています。
応募方法には二種類あり、一つはVFJの公式サイトに記載されているメールアドレスに直接連絡をして、必要書類を送ってもらう方法、もう一つは転職エージェント経由でエントリーする方法です。
求人の傾向としては、IT・マーケティング・営業といった職種での募集が多くなっています。(会社としては、IT・マーケティングに強みがあると考えているため、この2職種に関しては、特に力を入れています。)
想定年収は、スタッフクラスの求人では450~700万程度、マネージャークラスの求人では600~1000万程度となります。どのポジションにおいても、即戦力となる人材を求めているので、希望職種に関する経験を最低3~4年程度は持っていないと厳しいでしょう。
さらに、一定以上のスキルを有していることも求められます。具体例を挙げると、ITに関してはシステムアーキテクト試験合格レベルのスキルを有していることが目安になります。
フォルクスワーゲン・ファイナンシャル・サービス・ジャパンの社員年収について
VJFの社員年収については、上記でも触れましたが、具体例を挙げると、下記のようになっています。
- 27歳 営業 600万円
- 31歳 営業 750万円
- 29歳 システムエンジニア 550万円
- 40歳 経理マネージャー 700万円
- 38歳 営業マネージャー 900万円
年功序列を基本とする、外資ながらも日系企業的な色が強い給与体系を持つ会社ですが、業績によるインセンティブ制度もあります。また、年俸のおおよそ10%が賞与にあたり、年一回支給されています。
加えて、スタッフクラスの社員だと、残業代が全額支給されることになります。また、外資系企業には珍しく、退職金制度が用意されています。
就業環境、ワークライフバランスについて
VFJは総じてワークライフバランスに優れた企業であると言えます。残業時間は少なく、休日出勤を強いられることも、殆どありません。有給取得の申請に関しても融通が効くので、長期休暇を取って、リフレッシュするといったことも可能です。
また、VFJは育児支援への取り組みに積極的な企業であり、育児休暇制度や時短勤務制度など、支援制度が充実しています。実際に休暇を取得している社員、復職して、現在は子育てをしながら働いているような社員も、数多く在籍します。
自分のプライベート・家族を大切にする人でも、満足感を持って勤務することが出来る会社と考えて間違いなしです。
成長環境について
VFJは自分を成長させる機会に恵まれている会社です。全社員で91名(2015年12月時点)のコンパクトな組織であるため、一人ひとりの裁量権が大きいうえ、担当業務の範囲が広く、色々な仕事に取り組むチャンスがあります。
かつ、自分から手を挙げれば、担当以外の業務も任せてもらえる環境があり、積極的な人であれば、自由にチャレンジ出来ます。こういった会社なので、仕事から学べるものが非常に多いという感想を持つ社員が非常に多くなっています。
研修制度も充実しており、興味がある研修を自分の好きなように受けることも可能です。費用は会社負担となるので、成長意欲が高い人にとっては、これ以上はないという環境と言えるでしょう。
VFJへの中途入社を考えている人が知っておくべきこと
フォルクスワーゲン・ファイナンシャル・サービス・ジャパンは、フラットな社内文化や社員の大きな裁量権といった外資系企業的な側面と、雇用や給与の安定感と和やかな人間関係といった日系企業的な側面の双方を併せ持つ企業です。
さらに、日本法人のプレゼンスが大きく、意思決定出来る範囲が広いため、外資系にありがちな”本社の承認を取るのに時間がかかって業務が進まない”といった問題も起きにくいです。
少人数の組織でやりがいも大きく働きやすい環境ですが、計画的なジョブローテーションなどはなく、企業から与えられる明確なキャリアパスといったものは存在しないため、キャリア開発は自主的に行う必要があります。
そういった意味では、自主性を持って働ける人に向いている企業と言えるでしょう。逆に、会社からの指示を待って業務に取り組むようなスタイルを好む人にとっては、居心地の悪さを感じてしまうかもしれないので、VFJへの転職は、あまりオススメ出来ません。
なお、外資ということで、語学スキルの必要性が気になる人もいるかもしれませんが、英語を使う頻度はポジションによって異なります。なかには、英語力は殆ど必要なしとするポジションもあるので、詳細については直接確認するようにしてください。
ただし、マネージャークラスに関しては、ドイツ本社とのコミュニケーションの機会も比較的多く、日常的に英語を使うことになるので、ビジネスレベルは必須と考えてください。
VFJに確実に転職するためのコツ
VJFは社員規模が小さな会社なので、採用に積極的に取り組んでいるといっても、その数は限られたものとなってきます。そのため、自分が希望する職種において、すぐに求人が見つかるとは限らず、本気で転職を目指す場合、長期戦を覚悟する必要があります。
もしくは、フォルクスワーゲン・ファイナンシャル・サービス・ジャパンにこだわらず、他社への転職も考慮するのもアリです。いずれにしても、的確に求人情報を入手することが重要であり、これを自分で全て行うのは大変です。
そこで、外資企業に強い転職エージェントに登録して、求人情報を紹介してもらうことをオススメします。これであれば、一度登録するだけで、自分では何もする必要がないので、手間がかからず楽ですし、魅力的な求人を見逃すといったミスを防ぐことも出来ます。
エージェントは企業に対して、有能な人材を紹介することで、初めてコミッションを手にすることが出来るビジネスなので、登録者が転職に成功するように、色々とサポートをしてくれますし、年収などの条件交渉も代行してくれます。
転職を目指すうえでは、何かと便利な存在なので、是非積極的にサポートを受けてみてください。下記のエージェントであれば、外資企業への転職支援実績が豊富なので、相談先として最適です。
※JACに関する補足
- JACは海外移住、海外転職を支援するサービスではありません。海外勤務、海外駐在などの求人を紹介してもらえます。
- 年収600万円~2,000万円の方にオススメのサービスです。
※補足
リクルートエージェントは、元々、英語が得意な人の転職支援に力を入れていましたが、最近では、入社後、勉強して身につけることを条件に、今現在の英語力については不問とする採用方針を採る企業からの求人についても、取り扱うようになっています。
そのなかには、海外出張や海外勤務の機会が想定される求人も含まれるので、興味がある人は、リクルートに相談してみてください。
なお、20代・30代の人には、マイナビエージェントという転職会社もオススメです。リクルートとは、また違った系統の求人を確保しているので、両者をダブルで利用すると、多角的に情報を集められるので、よりチャンスが広がります。
特に、第二新卒者の場合、好条件の求人を紹介してもらえる可能性が大です。一方、30代後半以降の経験豊富な人の場合、マイナビはそれほど良い求人を扱っているわけではないので、それほど期待は出来ないです。(他社のほうがオススメです。)