日本において、台湾の観光促進事業を展開している台湾観光協会は、各国の政府観光局に相当する存在です。東京と大阪に駐在事務所を設置して、観光局誘致活動や市場調査に取り組んでいます。
インターネットで『台湾 政府観光局 求人』と検索しても、台湾観光協会のサイトしか出てきません。『どうやったら、政府観光局のサイトが見つかるのだろう?』と思われるかもしれませんが、台湾観光協会=政府観光局などで、間違えないようにしてください。
東京事務所・大阪事務所の求人情報を入手するには?
台湾観光協会の事務所は、他国の政府観光局と比較しても、規模が大きいので、現地採用スタッフを募集する求人の発生頻度は多いです。(そうは言っても、絶対的な数は限られているので、実際に仕事を探そうとすると大変です。)
求人が発生した時には、台北駐日経済文化代表処の公式サイトにおいて、新着ニュースとして、募集要項が掲載されるケースが多いです。一方、台湾観光協会の公式サイトでは、求人情報はあまり出てこないので、注意してください。
※補足)台北駐日経済文化代表処とは?
台北駐日経済文化代表処というのは、大使館にあたる存在です。民間機構ではありますが、実質的に大使館・領事館の役割を果たしています。
台湾を一地方とみなし、独立国として認めていない中国の立場に配慮する形で、『代表処』という名称を取っています。また、そういった背景から『台湾』ではなく、『台北』という名称を使っています。
政府機関の求人を取り扱う民間の転職会社を利用する
もう一つ、台湾政府観光局(台湾観光協会)の求人を探す時に有効なのが、民間の転職会社を利用することです。転職会社というのは民間企業への転職支援を行うのが基本ですが、一部の大手エージェントは、世界各国の政府機関の求人も扱っています。
民間の転職会社には、一度求職者登録(会員登録)をしておけば、その後は、新規求人が発生するたびにメールで通知してもらえるというメリットがあります。自分で探す手間がなくなるので便利ですし、うっかり求人を見過ごして、気付かないうちに募集が終わっていたというミスを防ぐことも出来ます。
また、こういった転職会社は他国の政府観光局の求人も扱っているので、興味があれば、こういった求人情報についても、教えてもらえるのも大きいです。
政府観光局のように、数が少ない求人を狙う時には、ある程度は幅を広げるのが現実的です。他国の観光局の求人を候補に入れるというのもそうですし、旅行関連で、台湾と関われる仕事を探す(日系ツアー会社や台湾の現地旅行会社など)という考え方もあります。
転職会社は、様々な分野の求人を幅広く網羅しているので、『こういった仕事がしたい』という要望を伝えれば、その条件に合う仕事を提案してもらえるので、自分の理想に近い仕事に就ける可能性が確実にアップします。
こんな仕事をしたいという理想像が固まっているけど、見合う求人がなかなか無いという時には、転職会社というのは、とても頼りになる存在なので、そういった使い方をするのもアリです。(想像もしなかった仕事を紹介してもらえるかもしれません。)
下記の転職会社では、各国政府観光局の求人をカバーしているので、問い合わせ先としてオススメです。是非、会員登録をして連絡を取ってみてください。
<政府観光局の求人を押さえている転職会社>
<補足>
JACリクルートメントという転職会社が存在するのですが、こちらは各国の政府観光局をクライアントに持つ広告代理店やマーケティングコンサルティング会社からの求人を扱っています。
また、旅行代理店などからの求人も押さえているので、興味がある人は、こちらもチェックしてみてください。
※JACに関する補足
- JACは海外移住、海外転職を支援するサービスではありません。海外勤務、海外駐在などの求人を紹介してもらえます。
- 年収600万円~2,000万円の方にオススメのサービスです。
※補足
リクルートエージェントは、元々、英語が得意な人の転職支援に力を入れていましたが、最近では、入社後、勉強して身につけることを条件に、今現在の英語力については不問とする採用方針を採る企業からの求人についても、取り扱うようになっています。
そのなかには、海外出張や海外勤務の機会が想定される求人も含まれるので、興味がある人は、リクルートに相談してみてください。