石川県内における国際交流関連の求人というのは決して多くありませんが、それなりの頻度で求人が発生しているのも事実です。ある程度、時間をかけて探していけば、何かしらの案件が見つかる可能性が高いので、諦めずに探し続けることが重要です。
下記に、国際交流関連の求人の情報源として役立つサイトを5つリストアップしていますので、参考にしてください。
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探し始めて、すぐに求人が見つかる可能性は少ないので、現在、仕事に就いている人は、今の仕事を続けながら、探すことをオススメします。すぐにみつかるだろうと安易に考えて辞めてしまうと、万が一、国際交流の仕事がみつからなかった時に元に戻れず、どうにもならなくなってしまうので要注意です。
リクルートエージェント
数多く存在する民間の転職エージェントのなかで、最もグローバルな仕事の取り扱いに力を入れているエージェントであり、大使館や政府観光局等、公的機関・国際機関やNPO団体からの求人もカバーしているので、国際交流関連の仕事を探す時にも、頼りになる存在です。
過去に県内のNPO団体や、下記でも取り上げる国際交流協会の求人を取り扱っていた実績もあるので、石川県内において職探しをする時には、是非一度は連絡をとっておきましょう。
石川県国際交流協会
国際交流員や交換留学生の派遣、国際交流イベント・国際理解教室の開催、草の根国際活動支援事業等、国際交流に関連する様々な事業を展開している公益財団法人。県内在住の外国人に対する生活支援も行っています。
不定期ではありますが、事務員を募集していることがあり、その場合にはトップページでも告知されるので要チェックです。ただし、募集サイクルは不定期であり、年間を通じた募集人数も非常に限られたものとなっているので、狭き門であると考えてください。
自治体国際化協会(クレア)
海外自治体とのネットワーク作り支援、訪日観光客誘致、地域産品の海外販路開拓、海外自治体職員の受け入れ支援等、民間レベルの国際交流だけではなく、経済・政治面での交流促進活動を展開している一般財団法人。
ニューヨーク、ロンドン、パリ、ソウル、シンガポール、北京、シドニーにも事務所があり、世界規模で活動を行っています。
クレアでは、毎年1回、職員を募集しています。本部勤務者だけでなく、海外事務所勤務者も同時に募集されています。福祉、税、農林水産、土木・建設、観光、商工等、これまでの職歴を活かして働くことになるため、社会人経験がない人間が応募するのは難しいと考えてください。
こむいん
公務員試験情報を提供しているサイトですが、各地方自治体の求人情報も掲載されています。臨時職員や期間契約の求人も出ており、これまでにも石川県内の市町村の国際交流課や人事育成課などから、国際交流スタッフの募集案件が掲載されていたことがあるので、要チェックの媒体と言えます。
JREC-IN
国立研究開発法人科学技術振興機構が運営する学術研究者向けの求人情報データベース。全国各地の研究機関、教育機関からの求人案件が掲載されており、石川県内の大学の国際交流センターからも、留学生指導員・相談員の募集案件が出ています。教授・准教授の求人もあれば、一般事務・アシスタント職員の募集案件もあるので、気になる人は要チェックです。
民間企業で働くという選択肢
ここまで、石川県内において、国際交流に関連する仕事の求人情報を入手するための方法について、お伝えしてきましたが、こんなふうに探してみても、求人が見つかるかどうかは、かなり微妙です。
絶対的な求人数が限られているからです。石川県の場合、恐らく、年間を通して発生する求人は、多くても10件前後。その反面、国際交流というのは人気があるので、競争倍率が高く、仮に求人が出てきたとしても、仕事に就けるかどうかは分かりません。
半年や1年間、仕事を探し続けたけど、結局ダメだったというケースが珍しくないので、機会を狙いつつも、代替となる選択肢についても、考えてみることをオススメします。それは、民間企業で働くという選択肢です。
今では、大企業・中小企業を問わず、日本の会社にとって、海外に進出するのは当たり前であり、石川県内にも、海外市場において、積極的に事業を展開している企業が存在します。
そのなかには、現地の人達と密接にかかわりあいながら、事業を進めている企業もあり、こういった企業で働くことで、自然に国際交流と言えるような機会を得ることが出来ます。
また、より直接的に、企業ボランティアとして、国際交流・協力活動を行っている企業もあり、社員がボランティアスタッフとして、活動を支えているので、本業のかたわら、ボランティアに取り組めます。
さらに、レアなケースとはなりますが、石川には、JICAの国際開発プロジェクトに参加して、現地における事業を請け負っているような会社も存在します。(農業、建築、エネルギーといった分野の企業が多いです。)
こういった求人も決して多いわけではありませんが、それでもNPO団体や財団法人からの求人と比較すれば、それなりの数になるので、よっぽど現実な選択肢となります。
民間企業で、海外業務に従事するようなポジションだと、年収も高めです。NPO団体などだと、かなりの薄給になり、生活をするのがギリギリという状況に陥ることも少なくないため、自分自身の実入りということを考えても、考慮するだけの価値があります。
グローバルに活躍している日系企業の求人の取り扱いを得意としている転職会社に相談すれば、こういった求人が存在するかどうか教えてくれますし、募集中の求人があれば、紹介してもらえます。
ぜひ、一度連絡を取ってみてください。上記で挙げたリクルートエージェントもそうですし、ビズリーチ、JACリクルートメント、クライス&カンパニー、ミドルの転職といった転職会社も、この手の求人に強いので、問い合わせをするには最適です。
※JACに関する補足
- JACは海外移住、海外転職を支援するサービスではありません。海外勤務、海外駐在などの求人を紹介してもらえます。
- 年収600万円~2,000万円の方にオススメのサービスです。