どこの国の政府観光局でも、採用は不定期、求人枠も少なめです。募集1名という求人も珍しくありませんが、そこに何十人も応募することになります。
非常に競争倍率が高い仕事ですが、そこを勝ち抜かなければ働くことは出来ません。このページでは、政府観光局の面接を受かるために押さえておきたいポイントをご紹介します。
ポイント1:旅行、観光業界での勤務経験をPRする
観光局というのは即戦力の人材を求めているので、いかに自分が旅行業界、観光業界で経験を積んできたか、職務経歴をバッチリPRしてください。日本人の感覚では、ちょっと強引かも・・・と思えるぐらいがちょうどいいです。相手を感心させることが出来るようなエピソードを用意しておくのもいいです。
『これといった経験は無いかも・・・』、『観光業界で働いたことがないんだけど・・・』
こんな人が、面接をパスするのは相当厳しいです。まずはバイトでもいいので、実際に働いてみることです。そこが全ての出発点です。
未経験者が採用される可能性はかなり低いのですが、その国に長年住んでいて、知識が豊富といった人であれば、そこを評価されて、うまくいくかもしれません。
ポイント2:断言口調で話す
謙虚に話すつもりで『思います』といった言い方をするのは厳禁です。『です・ます』の断言口調で話さないと、アマチュアなんだなと思われてします。
ここは日本人にはわかりにくい感覚なので要注意です。
ポイント3:自信を持って話す
同じように自信なさげに話すこともNGです。
たとえば、『この仕事が出来ますか?』と言われた時に、『YES』と即答出来ないとダメです。本当は自信がなかったとしても、『大丈夫です!』と答えて、あとは精一杯頑張るというのがプロフェッショナルであり、これこそが国際的に通用する人材です。
ポイント4:明るく笑顔で話す
コミュニケーションの基本ですが、こういったことが出来ていない人間の評価が低くなるのは万国共通です。
これはその気になれば、今日からでも出来ることなので、意識しましょう。
ポイント5:その国のことがいかに好きか語る
政府観光局というのは、その国を売り込むのが仕事です。その国のことに関心がないという人が働けるような職場ではありません。
当然、その国と縁が深い人、愛着が強い人のほうが採用されることになります。自分がいかに、その国のことが好きなのか語れるようにしておきましょう。チャンスがあったら、どんどんアピールすべきです。
ポイント6:その国の観光業を日本に売り込むプランを考えておく
観光局のスタッフというのは、いわば国を売り込む営業マンです。どうすれば、日本人旅行者を増やすことが出来るのか、アイデアを練って、面接の時に、ぜひ伝えてください。
日本人の気持ちは日本人のほうが分かります。『こんなふうにすれば日本人は興味を持ってくれる』と言えば、これは貴重な意見になりますし、自ら企画を生み出せる人は貴重な人材です。ここまで用意している人は少ないので、かなり効果的です。
以上となりますが、一言でまとめると、すでに観光局の一員となったつもりで行動するということですね。それぐらい積極的に仕事に取り掛かる準備をしておけば万端です。